写真 DSKUさん作成のビニールチューブ式工具収納ツールスタンド
ワテが以下の二つの記事で紹介した「ワレコ式ビニールチューブ式工具収納ツールスタンド」は世界発と言っても良いアイデアだと確信していたのだが、世間の反響は今一つであった。
まあ余りにも革新的過ぎるアイデアなので世間の理解が得られないのかも知れないのか?などと落ち込んでいたのだが、当ブログの読者のDSKUさんが、ワテの記事を参考に製作されたのが冒頭の写真のビニールチューブ式工具収納ツールスタンドだ。
当記事では、DSKUさん作成のビニールチューブ式工具収納ツールスタンドを紹介したい。
では、本題に入ろう。
DSKUさん作のビニールチューブを使わないバージョン
DSKUさんから最初に頂いた写真を以下に示す。
写真 DSKUさん作成のワレコ式風ハンドツール収納スタンド(ビニルチューブ未使用版)
DSKUさんによると、図面を描いたあとでケント紙でモックアップを作成してから実機を製作されたとの事だ。
ただし出来上がった物は当初案とは別物になったとの事。
まあ、確かにこの手の工作は、現物合わせと言うか、目分量と言うか、兎に角、作りながら工夫して最適化を図ると完成度も上がって行くのだ。
このツールスタンドにハンドツールを収納した様子を以下の写真に示す(DSKUさん提供)。
写真 DSKUさん作成のワレコ式風ハンドツール収納スタンド使用例(ビニルチューブ未使用版)
上記写真のハンドツール収納スタンドに関してDSKUさんのコメントを要約すると以下の通り。
- 仕切り板の角度は水平面に対して約45度の傾斜になっている
- 黒い縦の線は針金ハンガーを利用
- ニッパーなど取手が開くツールが安定しないことが判明したため、wareko式ビニルチューブ治具を挿入する改善策を施す予定
針金ハンガーをこのように使って小部屋に仕切るアイディアは、自称DIY達人のワテですら到底思い付かない独創的なアイディアだ。
DSKUさんはかなりのレベルのDIY達人だと思われる。
この作品に関するワテの印象としては、コンパクトに仕上がっていて、安定性も良さそうな感じだ。
白塗装もされていて、手際よくて仕事が速い感じがする。ちなみにワテの場合、取り敢えず使えれば良いので色を塗るなんて作業すら面倒なのでやらないw
あかんがなw
なお、上の赤文字で示すように、ニッパーなどのハンドツールは取っ手が開いて安定性が悪いとの事だ。
確かに、その通りなのだ。
ワテの場合、その難問を解決する為にビニルチューブを利用したのだ!
DSKUさん作のビニールチューブ式ハンドツール収納スタンド
取っ手が開く問題の対策として、DSKUさんが採用されたのがビニールホースだ(下写真)。
写真 DSKUさん作成のワレコ式風ビニルチューブ式ハンドツール収納スタンド
上写真のように、ブルーの水道ホースが白い本体と黒いハンガー針金に調和して綺麗な仕上がりだ。
やっぱり工具を挿し込む小部屋は上写真のように規則的に配置するほうが使い易いなあ。
ちなみにワテが自作したビニルチューブ式ハンドツール収納スタンドVer2は以下の通り。
写真 ワテ自作の「ワレコ式ビニルチューブ式ハンドツール収納スタンドVer2」
う~ん、作った当初は画期的だと思ったのだが、まあ実際に使ってみて確かにハンドツールの収納はし易いのだが、挿し込む場所が決まっていないので、使うたびに工具の位置が変わる問題がある。
そう言う点では、DSKUさんの製作例のように規則的に小部屋を配置する案のほうが良いだろう。
下写真に、DSKUさんが実際に「ワレコ式風ビニルチューブ式ハンドツール収納スタンド」を使用されている様子を紹介する。
写真 DSKUさん作成のワレコ式風ビニルチューブ式ハンドツール収納スタンド使用例
上写真のように、先端が尖っているピンセット類はビニルチューブに収納されている。
最上段には精密ドライバー、筆記用具が挿し込んである。これらは写真のようにビニルチューブを使わないほうが挿し込みやすいだろう。
と言うのは、ワテの場合は何も考えずに全てをビニルチューブにしたのだが、ドライバーなどの長いものを細めのビニルチューブに差し込むと、ビニルチューブが微妙に湾曲しているので、挿し込む時に摩擦で引っ掛かって差し込み辛いのだ。
ニッパーは間口の広い3段目に差し込んであるが、DSKUさんによると若干安定性が悪いので短いビニールチューブを縦に2分割して小部屋の内側上下に貼ってみる予定との事だ。
もし2分割したビニルチューブを張り付ける場合には強力両面テープなどが良さそうだ。あるいは、ワテがやったように直径の太い透明ビニルチューブをホームセンターで買って来て長穴に差し込むのも良いだろう。
なお、ワレコ式のハンドツール収納スタンドは大量のハンドツールを高密度に収納出来るメリットはあるのだが、注意事項としては荷重が片側に集中するので、それを考慮してスタンドの形状を設計する必要がある。
DSKUさんによると、収納後の重心がやや手前に来てしまったけれど、ぎりぎり許容範囲との事だ。
なので、もし皆さんが類似のハンドツール収納スタンドを自作する場合には、重心の安定性を考慮してスタンドの台座形状を設計すると良いだろう。
大変有難い事に「Wareko ™」と言う赤文字の銘板まで入れて頂いている。
大変光栄である。
まとめ
当記事では、ワテ考案の「ワレコ式ビニルチューブ式ハンドツール収納スタンド」製作記事を参考にされた読者のDSKUさんからお寄せ頂きましたハンドツール収納スタンドの製作例を紹介させて頂いた。
はっきり言ってワテ自作のオールビニルチューブ版よりもDSKUさんの製作例の方が使い勝手は良さそうだ。
やっぱりツール収納の小部屋は規則的に配置するのが良いだろう。
ワテも、ワテ自作のオールビニルチューブ式のツールスタンドを、時間が有れば以下のように作り換えたいを思っている。
写真 ビニルチューブを規則的に配置する案
かつ、全ての小部屋をビニルチューブにすると、ドライバーなどの軸の長いものが引っ掛かって差し込み辛いので、その辺りはDSKUさんの製作例を参考にしたいと思っている。
あるいは軟質ビニルチューブではなくて、硬質の樹脂パイプなどを使えばスムーズに抜き差し出来ると思うので、試してみても良い。
読者の皆さんで、「ワレコ式ビニルチューブ式ハンドツール収納スタンド」を自作された場合には、もしよろしければ写真をお送り下さい。
wareko77@gmail.com
当ブログページで紹介させて頂きたいです。
DSKUさんの作品からインスピレーションを受けてワテが作成したツールスタンドVer.3がこれだ!
コメント
この度は私の作品を全力でご紹介いただき、恐縮至極です。ビニールチューブの形状と特性に着目したワレコ式収納は、まだ多くの可能性を秘めていると思います。これからも人類の歴史に残るユニークな記事を楽しみにしております。
DSKU様
やはりDSKUさんの作品と私の作品を比べると、DSKUさんの作品のほうが遥かに使い易そうですね。
つまり小部屋を規則的に配置して、このツールはこの部屋に入れると決めておく方が実用性が高いと思います。
と言う事で、私も近々改造する予定です。
その時には、何か新しいアイディア(人類史上初となる)を追加したいと思っています。
では、またDSKUさんが何か良い作品を自作された場合には、写真など拝見させて頂ければ嬉しいです。