「銀シャリ屋ゲコ亭」には一度行ってみたい。
大阪の堺にある「銀シャリ屋ゲコ亭」の村嶋孟(つとむ 83)さんが中国政府に公式に招待されて、中国で炊飯器開発に協力するというニュースが報道されている。
「ゲコ亭」は、今までもテレビなどマスコミで何度も取り上げられているので知っている人も多いと思うが、ワテももう10年以上前から名前は知っていた。
当記事では、その話題の「銀シャリ屋ゲコ亭」について調査した。
では、本題に入ろう。
銀シャリ屋ゲコ亭
銀シャリ屋ゲコ亭は村嶋孟(つとむ 83)さんが1963年、33歳のときに開業した。
それ以来、村嶋さんは米を美味しく炊く事だけを追及してきた人だ。
まさに米炊き一筋50年。
銀シャリ屋ゲコ亭の店舗写真
写真 銀シャリ屋ゲコ亭の店舗写真(Googleマップから引用)
いつしか村嶋さんは、「飯炊き仙人」あるいは「米炊き名人」と呼ばれるようになったのだ。
水のこだわり
確か、ワテが昔見たテレビ放送では、ゲコ亭では長年に渡って井戸水を使って米を炊いていた。
ところが井戸水の水質が悪くなって来たので、現在では(と言ってもワテがテレビで見た10年以上前からだと思う)水道水を使っている。
その水道水をそのまま使うのではなくて、大きな甕に水道水を貯めておいて、その中に牡蠣殻を入れて水質を改善していると、村嶋さんが説明されていたのを覚えている。
そのテレビを見た時には、正直、そんな方法で水質を改善出来るのかと思ったが、その後もお店の人気は衰える事がなく、客足は伸びる一方だから、村嶋流の牡蠣殻方式は効果があるようだ。
象印との共同開発
さらに凄いのは、象印マホービン株式会社が村嶋さんの米炊き技術を科学的に分析して、その米炊きテクニックを炊飯器に組み込んだ事だ。
ボタン一つで誰でも簡単にゲコ亭と同じような御飯が炊けるらしい。
それが、
象印史上最高峰のおいしさを求めて 極め羽釜
だ。
結構、いい値段するな。
まあ、50年の研究成果をマイコン制御で手軽に自宅で再現出来るなら安いかもしれないが。
で、余談だが、アマゾンを見ていたらこの炊飯器を買う人は、一緒にこれ(下図)も買う人が多いらしい。
今日の時点ではベストセラー1位になっているぞ。
そんなにいいのか⁉
それよりも、何やこれは?
ワテの第一印象は、衛星放送のアンテナか?
違った。
米を洗う専用の機械らしい。
何でも売っているなあ。
ハンドルを回すと三つの羽の部分(撹拌棒)が回転してむらなくお米を研げるようだ。
なお、撹拌棒の回転の具合が、村嶋さんの手の動きを再現しているのかどうかは、未確認だ。
いずれにしても、熱々御飯に納豆掛けて食うのが大好きなワテとしては、大変興味ある炊飯器だ。欲しい。
Googleマップで見る銀シャリ屋ゲコ亭の地図
ゲコ亭の住所
〒590-0969 大阪府堺市堺区新在家町西1−1−30
072-238-0934
ゲコ亭の最寄りの駅
寺地町停留場(てらぢちょう)
阪堺電気軌道 阪堺線 駅番号 HN24
場所的には、堺市の西側の海に近い場所だ。
堺市には名所旧跡が多く、仁徳天皇陵古墳までは2キロメートルくらいか。
千利休
ゲコ亭から約200メートルくらいの所には大茶人 千利休の住居跡が保存されている。
上の地図で一つ前の宿院駅の辺り。
その千利休が、茶道用に掘った有名な椿井戸(ツバキイド)も残っているらしい。
その井戸とゲコ亭の井戸は恐らく同じ水脈で繋がっていると思うので、そういう由緒ある井戸水を使って炊かれた米なら、気分的にも美味しく感じるなあ。
でも、上記の通り、残念ながら現状では水質が悪くなり水道水と牡蠣殻で炊いているらしい。
椿井戸
しかし、逆に考えれば、水道水と牡蠣殻(他にも何らかのテクニックが有るのかもしれないが未確認)だけで、由緒ある千利休の井戸水と同じ水質に匹敵する水質を造りだしているなら、それは物凄い技術だ。
飯炊き名人の称号は村嶋さんにこそ相応しい。
ストリートビューで見るゲコ亭
2015年4月に撮影されたストリートビュー画像を以下に引用する。
引用元 Googleストリートビュー画像
皆さん、美味い昼飯を食って会社に帰る途中かもしれない。
黒いスーツの人は、爪楊枝を使っているのかな?
腹いっぱい食ったに違いない。
やっぱり美味いんだろうなあ。
たぶん泉州名物の水茄子の浅漬けやぬか漬けもメニューにあるだろうなあ。
これが美味いよなあ。
美味しく米を炊く秘訣
この章では、美味しく米を炊く秘訣を調査した。
ワテも村嶋さんのように美味い御飯を炊きたいのだ。
はじめチョロチョロ中パッパ
ちなみに、昔からの伝承で、
はじめチョロチョロ中パッパ、
ジュウジュウ吹いたら火を引いて、
赤子泣くとも蓋とるな、
最後にワラを一握りパッと燃え立ちゃ出来上がり。
という表現があるが、これは美味しいお米を炊く場合の火加減のコツだと俗に信じられている。
つまり、最初は弱火でチョロチョロと加熱して、
その後、強火で沸騰させる。
ジュウジュウ吹いたら中火にして、
最後にもう一回加熱して水分を飛ばす意味だとワテは解釈している。
でも、これは間違いでは無いのだが、あくまで昔の話らしい。
つまり、かまどと薪を使って米を炊く場合、薪が燃えて炎が上がり、釜が過熱されて行く様子をそのまま表現しているのだ。
ところが、最近の研究によると、お米を美味しく炊く場合には、この昔からの炊き方よりも、一気に過熱して沸騰させる方が良いらしい。
詳しい事は良く知らないのだが、高温で早く炊き上げると、お米の中の空気を逃がさないのので、ふっくらした食感になるらしい。
でもまあ、昔ながらのはじめチョロチョロ中パッパ方式で炊いても、それは昔ながらの味わいのある御飯になる訳なので、それも良いだろう。
まとめ
その後、中国に渡った村嶋さんの消息はニュースでは見ないなあ。
消息をご存知の方、この下のコメント欄から教えて下さい。
当記事では今話題の「銀シャリ屋ゲコ亭」について調査した。
ワテも一度は行ってみたいと思っている。
と言う事で、村嶋さんの飯炊き技術が中国に流出すると何が起こるか予想してみた。
➜ 中国で空前のお米ブームが起きる。
➜ 美味しいお米を求めて日本のお米の爆買いが始まる。
➜ 日本の農業が活性化する。
➜ 多くの若者が農業に目覚めて地方に移住する。
➜ 地方が活性化する。
➜ 有名な国内最高評価「特A」認定の魚沼産こしひかりの人気が上昇する。
➜ 新潟の地価が上がる。特に魚沼地域の。
以上、あまり根拠の無いワテ予想です。
特A米をアマゾンで見る。
普段近所のスーパーで手に入らないお米を試してみるのも気分が変わって良いかも。
ワテなら無農薬 無化学肥料 のササニシキがいいな。
粘りが強いコシヒカリも美味いが、粘り気が少ないササニシキも好きだ。
ああ、そうそう、ワテはゲコ亭ではまだ食事をした事が無いのだ。
いつか行きたいと思っているのだが。
今年あたり行くかな。
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