写真 おやつの葡萄を食べ終わったらリョービ集塵機で掃除する予定の双子か?
ワテの場合、今年の正月以来、自宅の工作部屋を着々と整備して使い易くしている。
そんなワテが念願の業務用掃除機を買った。
リョービの集塵機VC-1250だ。
当記事では、リョービの集塵機VC-1250を紹介すると同時に、掃除機の長いホースを手軽に収納する機構を開発して作成したのでその製作過程も紹介したい。
では、本題に入ろう。
ワテの工作部屋
ワテの工作部屋はこんなに狭い。
この部屋に作業台1と作業台2を今年の正月休みを利用して作成した。この記事で紹介している。壁際には先日、壁面収納棚を製作したので別の記事で紹介している。
作業台の設計はAutoDesk社の高性能三次元CADであるFusion360無料版を使った。
この完璧な設計図に基づいて製作したのが、下写真に示す作業台2(手前)、作業台1(奥)だ。
製作費用は作業台二つで約一万円。ホームセンターで売っている2x4木材と12ミリラワンベニア合板を使っている。
どのメーカーの集塵機を買うか?
ワテの場合、超慎重派だ。
何かの買い物をする場合には、入念に市場調査を行い、
- 売れ筋製品の調査
- 多数の口コミ、レビューを読破
- 最終候補に選んだ製品の機能を詳細に調査
- 最安価格サイトで購入
と言う道筋で行く。
集塵機を買う前には、家電用の紙パック式掃除機を使って木工作業後のおが屑など掃除していた。
こんな普通のやつだ。
アマゾンで
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まあワテが使っている紙パック式掃除機は良く吸うので便利なのだが、大量のおが屑を吸い込むと紙パックが直ぐに満杯になってしまう問題がある。ちなみにワテが使っている掃除機の吸込仕事率は170W、消費電力は1000Wだ。
吸込仕事率はJIS規格に定められている吸込力の目安らしいが、ワテの掃除機の170Wでも十分吸い込むので、新規に掃除機を買うとしてもまあ200W前後の値で良さそう。
業務用集塵機・掃除機の購入候補
さて、入念なネット調査の結果、以下の五製品が購入候補に上がった。
どれも乾湿両用なので普通ゴミだけでなく液体も掃除出来るようだ。でもワテの場合には、主に木工作業の掃除に使うので普通ゴミ専用でも良い。
予算的には出来れば1万円以下、高くても1万5千円くらいには抑えたい。
リョービ(RYOBI) 集じん機 VC-1100 乾湿両用 | BOSCH 集じん機 乾湿両⽤ GAS10 | KARCHER 乾湿両用バキュームクリーナー | HAIGE 充電式掃除機 乾湿両用 | マキタ集じん機 乾湿両用 | |
乾湿両用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
吸引仕事率 |
160W | 未確認(カタログなどに記載なし) | 未確認(カタログなどに記載なし) | 200W | 350W |
ワテの印象 | ネットを見る限り、評判の良さそうなリョービ集塵機。実売価格も一万円弱なので良さそう。 | 電動工具で有名なボッシュだが、掃除機はどうなん?ワテは良く知らない。実売価格は一万五千円程度。 | 高圧洗浄機で有名なケルヒャーのクリーナーだ。洗浄機は有名だが、掃除機はどうなのかな? | 知らないメーカーだが、似た様な見た目の集塵機は多数ある。値段も一万円前後。値段的には手頃だ。 | 世界的電動工具メーカーのマキタ製なので、良さそう。実売価格は三万円台なのが難点。 |
表 主な業務用掃除機・集塵機の機能比較(引用元 ワテがネットを見て引用した情報に基づく)
まあ、ここは無難にリョービ集塵機VC-1100にするかなあ~と決めかけていたのだが、念のためにリョービ集塵機の他のモデルも調査してみた。
リョービ集塵機のモデルを比較する
リョービ集塵機の型番はVC-XXXXの形式だ。
下表はXXXXの数字の昇順に並べてみた。一般には、製品型番の数字が大きくなるほうが高性能・高級品と言う事になるはずだ。
VC-51 | VC-1100 | VC-1150 | VC-1200 | VC-1250 決定! | |
リョービ(RYOBI) 集じん機 VC-51 | リョービ(RYOBI) 集じん機 VC-1100 乾湿両用 | 京セラ(Kyocera) 旧リョービ 集じん機 VC-1150 683402A | 京セラ(Kyocera) 旧リョービ 集じん機 VC-1200 683412A 【木くずやホコリ、床にこぼれた水もスッキリと吸引する乾湿両用仕様】 吸込仕事率160W 集じん容量 (乾燥)21L・(液体)18L 排水ドレン付 | 京セラ(Kyocera) 旧リョービ 集じん機 VC-1250 683403A | |
乾湿両用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
吸引仕事率 | 80W | 160W | 280W | 160W | 280W |
ワテの印象 | 仕事率80Wは小さすぎ。実売価格一万円弱なのでこれを買うよりVC-1100が良さそう。 | 当初の購入第一候補だった。実売価格一万円弱。 | 仕事率280Wとパワフル。実売価格一万三千円程度。 | 左のVC-1150より型番が大きいが、性能は劣っている。これを買うよりもVC-1150か1250が良い。 | 仕事率280WなのでVC-1150と同じ。両者の違いはこちらのほうが容量が大きい。一万五千円程度。 |
表 リョービ集塵機の一覧(主な商品を掲載した。引用元 ネットショッピングサイトなど)
さて、この表を見る限りリョービ集塵機の場合には、VC-1100やVC-1200よりもVC-1150かVC-1250のほうが性能が良い事が分かる。前者の場合には吸引仕事率が160Wだが後者のXX50型番シリーズは280Wもあるのだ!
う~ん、当初は上表左から二番目のVC-1100(実売価格1万円弱)が購入候補だったのだが、もう数千円出せば仕事率の高いVC-1150やVC-1250に手が届く。
迷う。
二週間くらい迷って決めたのがVC-1250だ!
予算上限の1万五千円くらいの価格だが、まあ掃除機なんて何年も使えるので思い切って大き目のやつを買ったのだ。
リョービ(RYOBI) 集じん機 VC-1150とVC-1250 の主な仕様を以下に引用させて頂く。
両者の性能は殆ど同じだ。大きさと重量が異なるくらい。
VC-1250 | VC-1150 | |
最大風量 | 3.0m3/min | 3.0m3/min |
最大真空度 | 25kPa | 25kPa |
吸込仕事率 | 280W | 280W |
集じん容量 | 乾燥 21ℓ、液体 18ℓ | 乾燥 15ℓ、液体 12ℓ |
電源 | 単相100V | 単相100V |
電流 | 12A | 12A |
消費電力 | 1,150W | 1,150W |
電源コード | 5m | 5m |
質量 | 7.0kg | 6.5kg |
サイズ | 長さ345×幅350×高さ505mm | 長さ345×幅350×高さ435mm |
付属品 | ・ホース(内径φ38×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルタ(本体取付) ・フィルタロック(本体取付) ・湿式用スポンジフィルタ ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル・キャスタ |
・ホース(φ38×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルタ(本体取付) ・フィルタロック(本体取付) ・湿式用スポンジフィルタ ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル・キャスタ |
表 リョービ(RYOBI) 集じん機 VC-1250とVC-1150 の仕様比較(引用元 リョービ公式サイト)
まあ、どちらの製品も乾湿両用で吸引仕事率280Wとパワフルで、実売価格一万五千円くらいなので、5万円前後の価格の物もある家庭用高級掃除機に比べたら安いかな。ダイソンサイクロン掃除機なんて10万円くらいするものもあるし。
ちなみにワテの場合には、ダイソン掃除機のデザインが嫌いだ。
どれくらい嫌いかと言うと、こんな物を自宅に置きたくないと言うくらいに嫌いだ。
見ただけでイライラして気持ち悪い、そんな印象なのだ。
ワテが好きなのはこんな黄色っぽい土色の靴下的なデザインだ。
黄土ソックス
ちがうか。
オーソドックス。
まさに黄土ソックス!
なんのこっちゃ⁉
リョービ(RYOBI) 集じん機 VC-1250を買った
さて、迷いに迷って二週間くらい検討して購入したリョービVC-1250集じん機だ。VC-1250集じん機はリョービさんの公式サイトでは、DIY用・プロ用に分類されているので業務に使っている人も多い。
さっそくダンボールを開封して作業台の下に設置した(下写真)。
付属のホースは十分に長いので、普段はVC-1250本体は上写真のように作業台の下に置いたまま使っている。
使う場合には、ホースを手で持って部屋の床に散らばっているゴミを吸えば良い。部屋が狭いので、ホースを伸ばすだけで隅々まで届くのだ。
部屋の外の廊下まで掃除したい場合には、電源ケーブルも5メートルと十分に長いので本体をキャスターでゴロゴロ転がして行けば良い。
ちなみに上写真のOAタップ横にある赤いランプはOAタップが通電している事を分かり易くする為に取り付けたパイロットランプだ。100Vで点灯するやつを安く入手したので使ってみた。
このOAタップは丸ノコ作業にも使うので、赤く光っていると通電している事が分かり易いから安心だ。ただし、もしランプが故障で切れた場合には、逆にウッカリミスの原因になるので、赤ランプを100パーセント信用するのは危険だが。まあその辺りの安全確認は日頃から十分心掛けるようにしている。
つまり、「赤ランプが光っているなら通電している」、「赤ランプが消えていても通電している可能性はある」の二つを注意しておく事。
リョービVC-1250集じん機の吸い込み能力は抜群に強力
さて、集塵機や掃除機を使う場合の最大の関心事であるゴミ吸い込み能力であるが、リョービVC-1250は良く吸う。
本体上部にある大きな赤い電源スイッチは押し易い設計だ。スイッチオンすると、かなり大き目の音を立てながらモーターが回転している。まあ掃除機なので音はするからあまり気にならない。
試しに部屋の床に散らばっているおが屑、木片などのゴミを吸い込んでみたが、吸引ノズルを数センチくらいの距離まで近づけただけで、ゴミが吸い寄せられていくぞ!
かなり強力な吸い込み能力だと思われる。
VC-1150やVC-1250の吸引仕事率は、VC-1100やVC-1200の吸込仕事率160Wよりも100Wも大きい280Wなので、強力な吸引力はその効果だろうと思う。
何万円もする家庭用掃除機を買うくらいなら、このリョービ集塵機VC-1250(あるいはVC-1150)を買う方が値段的にもお得だし、大量のゴミを吸い込めるし、吸引力も抜群なので、家庭用掃除機の代わりに使っても良いだろう。
掃除機の長いパイプの収納機構を作成した
さて、掃除機の欠点は長いホースの収納に困るのだ。
掃除機を専用の収納部屋とか収納場所に毎回収納して、使うたびに取り出している人も多いと思う。
まあそれは見た目はスッキリするけれど、毎回押し入れの中から掃除機を取り出すなんてのは面倒だし。
出来れば使いたい時にスイッチオンするだけでゴミ掃除が出来るのが理想的だ。
現状では、長いホースが床の上にだらしなく置いてある状況だ。
写真 リョービ掃除機VC-1250の長いホースの収納されていない写真
これではだらしがないので、スッキリと収納する方法を考えた。
それがこれだ(下写真)!
テーブルの下に2本の受け棒を取り付けて、その棒の上にホースのパイプを載せる構造にしたのだ。
使う時には簡単に取り出せるし、使い終わったら再びこの受け棒の上に掃除機のパイプを載せれば良いのだ。
完璧や!
ちなみにモザイクを掛けているが深い理由は無い。掃除機の背景に他の物が写り込むと掃除機が目立たないので背景を消しただけだ。
テーブルの下の写真を以下に示す。
掃除機パイプ受けの製作に必要な部品
当初は材木などを利用して掃除機パイプ受け機構を製作する案も検討した。
まあそれでも可能だとは思うが、ホームセンターをブラブラしていたら建築金具売り場で長さ400ミリ幅25ミリの鉄の板の部材を見付けた。
ワテが買ったのは恐らく上の商品と同じ物だと思う。実売価格も一枚100円程度だった。
直径3ミリくらいの穴が数箇所に開いているので、付属クギで固定することが出来る。
ワテの場合には手持ちの木ネジを使って作業台の裏に固定した。
ただし、金属剥き出しだと掃除機パイプに傷が付くので金具には水道ホースを330ミリくらいにカットして挿し込んだ。内径22ミリのごく普通の耐圧水道ホースをカット販売で買って来たのだ。
まあ、水道ホースでは無くて、梱包材のエアークッションを巻いても良いだろう。あるいは、使い古したタオルなどのボロ布などでも良いだろう。
このような保護部材を金属平板に被せたあとで、金属平板を適当に湾曲させたのだ。
そしてテーブルの下に潜り込んでテーブルの裏側に金属平板を鍋頭木ネジで固定した。当初は電動ドライバーを使ってネジを回そうとしたのだが、重力に逆らう方向なのでネジが落下してしまう。
十分ほど悪戦苦闘したが上手く行かない。
で、普通のドライバーでネジを回したら簡単にネジ止め出来た。まあ、何事も電動に頼ると失敗の元だな。
完成したパイプ受けは、ワテが選定した平板金具のお陰で適度な弾力があり、掃除機パイプを優しく受け止めてくれるのだ。完璧な設計だ。
建築金具は胸騒ぎの腰つき!
ワテの場合、ホームセンターの建築金具をよく見る。
色んな種類の金具があるので、本来の用途以外に色んな使い方が出来そうなイメージが湧くのだ。
それに建築金具は安いし。
一個数十円とか、高くても数百円くらい。
今回ワテが買った金属板は、専門用語では、
短ざく金物、帯金物
などと呼ばれるようだ。
建築金具の画像検索をした例を以下に示す。
写真 建築金物の画像検索結果の例
こういう建築金物を見ているとワクワクする。
まさに胸騒ぎの建築金具だ!
今何時、ちょっと待って~
その金具、何に使う~
ついでに小物類も整理整頓した
今回のホース受けを作ったついでに、多数のクランプやドリル刃も整理した。
F型クランプは多数の木片を数ミリ間隔で接着して、その隙間に差し込んで固定する方式にした。
木工ドリル刃(特に10ミリ以上の太い刃)はそんなに頻繁には使わないので、購入時のパッケージのまま壁掛け収納にした。ホームセンター陳列式収納と同じのワテ考案の技だ。収納ケースを残しておけば、どこのメーカーの製品だったかも分るのでお勧めの収納方法だ。
一方、良く使うサイズの木工ドリル刃(3ミリ~6ミリくらい)や鉄工ドリル刃は、別の棚に置いて直ぐに使える状態にしている。
今後の予定
リョービ掃除機VC-1250の長い5メートル電源コードを綺麗に収納する方法を考えたい。
現状では上写真のように5メートルもある長い電源ケーブルはだらしなくとぐろを巻いている。
これを綺麗に整理したいのだ。
家庭用掃除機なら、自動でコードの巻き取り収納が付いているものが多いが、このリョービ場合には、その手の機構が無い。
まあ工事現場などでは掃除機は日常的に使うので電源ケーブルが巻き取り収納出来なくても不便では無いのだろう。
まとめ
当記事では、ワテが数週間に渡って慎重に検討して業務用集塵機を購入した過程を紹介した。
また、集塵機のパイプをスッキリと収納する機構を開発して製作したので、その手法を紹介した。
ワテ推薦の集塵機はリョービVC-1250だ。吸引仕事率が業界最高レベルの280Wもあるので、DIYには十分な吸引力だろう。あるいは業務に使っている人も多い。
パイプ受け機構に使った部材はホームセンターの建築金具売り場で見付けた鉄製の平板(400x25x厚さ2.3)を二本使ってパイプを受けると言う簡単な方式だ。
金具には保護の目的で水道ホース(内径22ミリ)を被せている。
このアイデアは家庭用掃除機のパイプ収納などにも応用できるだろう。
スッキリ!
ワテお勧めのオプションパーツ(リョービ集塵機用)
標準で付いているフィルターは乾式用だ。なので、水洗いする事は出来ない。ネットの噂では、乾式フィルターを水洗いすると、紙のような素材なのでバラバラになるなどの情報があるが、真偽の程は未確認だ。
いずれにしてもフィルターを水洗いしたいなら水洗い可能なウオッシャブルタイプのフィルターがお勧めだ。
値段が少々高いのが難点だが。
競馬に当たったら買いたい。
その後、サイクロン集塵機を取り付けた↴
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