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【ワレコのDIY】屋外水道塩ビパイプが凍結破裂したので交換修理した

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ワレコ
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先日の浴室シャワー付き混合水栓の交換作業に続いて、今回も水道工事だ。

先月は最低気温がマイナスになる日が何日かあったが、屋外水栓の塩ビパイプが凍結で破裂してしまったのだ。

当記事はその修理の備忘録。

では本題に入ろう。

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凍結で破裂した水道塩ビパイプ

下写真はワテが約四年前に自作した立水栓だ。

写真 自作の立水栓の塩ビパイプが破裂して水漏れ

この立水栓は庭の散水栓を改造して自作したものだ。その製作過程は下記事で紹介している。

塩ビパイプが凍結で破裂するのは初めての経験だ。

下写真のように水が漏れている。

写真 凍結破裂した塩ビパイプから水が漏れている様子

あちゃー

塩ビパイプが破裂した原因

この立水栓は1メートル程離れた場所にある地面に埋め込んだ散水栓からフレキシブルステンレスホースで延長して自作したものだ。

上写真のように塩ビパイプは冬場は凍結の危険性があるので保温チューブを巻いている。

しかし、保温チューブを巻きにくい場所もあるので塩ビパイプが露出している箇所もある。

なので冬場はこれらの水道蛇口は開栓状態にしておいて、庭の散水栓側の水栓を閉じる運用をしていた。

ところがウッカリしてそれを忘れていて、全部の水栓を閉じていた。

その日の夜は運悪く物凄く冷え込んで気温がマイナスになり塩ビパイプが凍結。その結果、塩ビパイプが裂けたのだ。

下写真でノコギリで切っているパイプに横一直線に亀裂が入っている。かつ、左側のTS継手(13)エルボも亀裂が入っている。

写真 凍結破裂した塩ビパイプを取り外す為にノコギリで切断

翌朝、車のフロントガラスの汚れを洗おうと思ってケルヒャー高圧洗浄機を使うために水栓を開いたら、亀裂箇所から水がダダ漏れ。さらにその90度エルボと塩ビパイプの接着箇所が抜けていた。

かなり広範囲に渡って破裂しているのだが、当初は塩ビパイプ接着剤をタップリと塗布すれば直せるのでは無いか?と期待して試してみたが、失敗した。

接着剤をタップリ塗って乾くと確かに水漏れ箇所はかなり狭くなったのだが、その後、徐々に水漏れ箇所が広がり、結局は最初と同じくダダ漏れ状態に戻ってしまった。

あかん。

急がば回れと言う諺は正しい事を再認識したワテである。

と言う訳で、この数週間は水道を使う度に水漏れしていたが、ようやく3月になって暖かくなって来たので修理する事にしたのだ。

凍結破裂した水道塩ビパイプを修理する

下写真のようにノコギリで切断した。

写真 ノコギリを使うと簡単に塩ビパイプは切断出来る

ここで使ったノコギリは、有名なピラニア鋸だ。

一見するとごく普通の小型ノコギリだが、DIYで活躍する。

薄刃だけど丈夫で斬れ味が良く、何でも切れるので一丁持っておけばDIYで役立つ。

 

このあとの作業は自宅の工作部屋で行った。

下写真のように塩ビパイプVP13を必要な長さにノコギリでカットして延長用の継手(TSS13に接着する。

写真 ピラニア鋸を使って塩ビパイプVP13を切断

塩ビパイプの接合では、接着剤を両方の部材に満遍なく塗布して、直ちに一気に差し込むのが良い。

差し込んだあとでグリグリ回すのは良くないと多くの水道屋さんのホームページなどで解説されているので、ワテもその手順に従った。

接着剤を沢山塗りすぎると塩ビパイプを差し込んだあとで反動でニュルッと抜けて来るので、差し込んだら数十秒くらいは手でしっかりと押さえておいた。

VP13用のTS継手は差し込み深さはワテの実測で25mmくらいだった。

正確な仕様が気になったので、調べてみた。

呼び径 差し込み寸法
13 26.0 mm
16 30.0 mm
20 35.0 mm
25 40.0 mm

表 呼び径と挿入長さの関係

引用元 積水化学工業株式会社(https://www.sekisui-qa.com/product1_7.html)

なので、その26mmの差し込み寸法を考慮して塩ビパイプを切断する必要がある。

慎重に作業をするなら塩ビパイプの26mmの位置にマジックで線を引いておけば、挿入時に正確に26mm差し込めているかどうか分かるが、ワテは手抜きしてマジック線は引いていない。

下写真のようにパイプカッターで塩ビパイプVP13の切断を試みたが、出来なくはないがノコギリのほうが手軽で早く切断できた。

写真 パイプカッターで塩ビパイプVP13を切断すると時間が掛かる

なお、ノコギリで塩ビパイプVP13を切断すると切断面が荒いので、そのままでは継手と上手く接合出来ない事がある。

なので、卓上ベルトサンダーで研磨して荒れた切断面を整えておいた。

本当ならパイプリーマーを使いたいが、DIYなのでそんな専用工具は持っていないし。

あるいはノコギリで切るのではなくてラチェット式の塩ビパイプカッターを使えばスパッと綺麗に切れるようだが、そんな工具も持っていない。

 

さて、必要な部材が完成したので再び屋外に戻ってきて取付作業だ。

まずは2×4材にネジ固定している二つの水栓を外す。

写真 マキタイ10.4Vンパクトドライバーに取り付けたフレキシブルシャフトが便利

下写真のようにフレキシブルシャフトを使ってトラスタッピングネジを外した。

フレキシブルシャフトはこう言う時に役立つので一つ持っておくと良い。

写真 フレキシブルシャフトが活躍

さて、今回の塩ビパイプ修理交換作業では、どの部分まで交換すれば作業が最もやり易くて確実なのかを事前に検討した。

その結果、二つの蛇口を連結している水道用 TS継手 チーズ(T) 13×13[TST13]の部分を含めて交換するのがやり易いと判断した。

下写真のように取り外した蛇口を連結しているVP13パイプを切断した。

切断面は荒れているので、ハンドサンダーで研磨しておいた。

写真 二つの蛇口を切り離す

切り離したそれぞれの蛇口には延長用の継手(TSS13)を取り付けて、新しいT型継手(TST13)に接合した。

下写真は右側蛇口の配管作業が完了した状態だ。

写真 右側蛇口の配管作業が完了

同様にして左側蛇口も取り付けた(下写真)。

写真 二個の蛇口の配管が完了した

上写真のように二つの延長用の継手とT型の分岐継手を密着させて接合したので、もし今後、同様の修理が必要になった場合にはこの部分は修理が困難になる。

まあその時にはその時に考えよう。

次は後側の配管作業だが、作業中の写真を撮り忘れたが下写真のように無事に修理が完了した。

写真 T型継手と90度エルボを接合して配管作業は完了

今回の作業で使った工具などを下写真に示す。

写真 今回の作業で使った工具など

下写真が今回の作業で取り外した破裂塩ビパイプ(VP13)やTS継手などだ。

写真 今回の作業で取り外した破裂塩ビパイプ(VP13)やTS継手

と言う事で、下写真のように無事に塩ビパイプ交換修理が完了した。

写真 無事に塩ビパイプ交換修理が完了した

 

まとめ

ワレコ
ワレコ

やっぱりDIYでは「急がば回れ」だ。

当記事はワテのウッカリミスで凍結破裂してしまった塩ビパイプを修理交換したと言う単なるワテの備忘録だ。

掛かった費用は500円くらいかな。TS継手は一個50円前後だし、塩ビパイプも1メートルで300円くらいと安い。

二個の蛇口を連結しているT型継手は破損していないので、当初はそれ以外の部分を交換する事を検討した。

そうすれば、二個の蛇口を2×4材から取り外す必要も無いので。

でもその場合にはT型継手に接合している塩ビパイプVP13を抜き取る必要がある。

しかしながら、塩ビ用接着剤で接合している箇所は破壊しない限り抜き取るのは難しい。

塩ビ用接着剤は接着剤と言う名称だが、実際は塩ビを溶かす溶剤なので継手とパイプが溶け合って強固に接合されているからだ。

と言う事で、T型継手の部分も含めて交換する事で、作業は順調に進んで無事に成功したのだ。

やっぱり、急がば回れだな。

(完)

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