ぶらり途中下車の旅は楽しい
写真 ローカル線の無人駅の写真
国鉄が分割民営化したのが1987年(昭和62年)4月1日なので、もう37年前の事だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/国鉄分割民営化#承継法人
によると以下の7社に分割された。
- 北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)
- 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) – 2002年6月、完全民営化。
- 東海旅客鉄道株式会社(JR東海) – 2006年4月、完全民営化。
- 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本) – 2004年3月、完全民営化。
- 四国旅客鉄道株式会社(JR四国)
- 九州旅客鉄道株式会社(JR九州) – 2016年10月、完全民営化。
- 日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)
まあ、JR東日本、JR東海、JR西日本は新幹線があるので経営的には安定感はある。
JR九州は鉄道以外の不動産や流通・外食産業などの多角化経営で高い収益を上げていると言うニュースを昔見た。
しかしまあ、JR北海道とかJR四国はワテみたいな鉄道の素人が考えても経営的には厳しいだろう。
JR四国は新幹線も無いし、JR北海道は北海道新幹線があるが距離も短い。
なので、北海道や四国の田舎をディーゼル機関車が走っている典型的なローカル線の姿しか思いつかない。
その結果、赤字ローカル線は毎年のように廃止のニュースが報道される。
仕方ないのかな。
でも、最近の訪日外国人観光客が年々増加しているニュースを見ると、この赤字ローカル線を上手く活用すれば黒字化すると同時に町興しにもなるのでは無いかとワテは思う。
当記事では、ワテが考える赤字ローカル線を使った町興しのアイディアを紹介したい。
訪日外国人観光客が求める日本の姿
まあ、外国人観光客に人気の観光地と言えば、
- 北海道のスキー
- 東京
- 京都の寺社仏閣
- 富士山
- 飛騨高山白川郷
- お城(大阪城、姫路城、名古屋城、あき竹城、違うかw)
- 温泉、旅館
などか。
そして、食べる料理は、
- すき焼き
- 天婦羅
- 神戸牛ステーキ
- 寿司
- お好み焼き、たこ焼き
などか。
まあ、初めて日本に来る外国人観光客にはこんな感じの定番観光地と定番料理が人気だと思う。
でも、二回、三回と訪日を重ねている外国人観光客の場合、そう言う定番コースとは異なる昔ながらの日本の原風景を見たいと思うに違いない。
そこでローカル線が活用出来るチャンスがあるとワテは思う。
赤字ローカル線沿線の古民家を民宿に改築する
まあ、観光客にとって必要な物は、宿泊施設だ。食事に関しては、どんな地方に行っても定食屋とか居酒屋くらいはあるだろうから、取り敢えず宿泊できるホテルとか旅館、民宿が有ればよいだろう。
だったら、例えばJR四国やその沿線自治体が赤字ローカル線沿線の古民家を買い取って旅館に改築すれば良いと思う。
外国人観光客向けに洋風建築にする必要などは無くて、普通に日本人客向けの旅館で良いだろう。
出来れば、近所に温泉とか銭湯などが有れば尚良いと思う。
そうやって宿泊できる旅館を整備しておけば、後は、外国人観光客向けにそう言う旅館に泊まって四国の田舎をローカル線でのんびりと旅をするプランを大々的に広告すれば良いだろう。
人気が出ればSNSなどで爆発的に拡散するので、一気に外国人観光客が押し寄せる人気の観光コースになる可能性がある。
人が増えれば街も活気づくので、飲食店も自然に増えるだろう。
その結果、赤字ローカル線は黒字化するし、観光客が増えて地元にもお金が落ちるので、町おこしにもなるだろう。
写真 ローカル線の写真
日本の原風景を守る事が重要
JR四国とかJR北海道、あるいは北陸とか山陰のローカル線において、JRさんがもしこれらの案を実施するならワテも何かしらの協力をさせて頂いても良い。
英語、中国語、韓国語の案内板は無くても良い
その際、一つアドバイスするなら、外国人観光客をターゲットにするとは言っても、外国人向けに英語や中国語、韓国語などの看板を多数配置するなどの必要性は全く無い。
都市部の標識、駅の案内板などは、日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語などが併記されていて、日本の風景を台無しにしている。
日本語だけで十分だろう。
もし外国人向けに外国語を併記するとしても、英語が有れば十分だ。
中国語、韓国語などは無くても良い。
ワテが提唱するようなローカル線沿線に外国人観光客を呼び込むアイデアなら、日本語・英語で十分だ。
間違っても中国語、韓国語などの看板や標識は付けるべきではない。
そんな物を付けたら日本の長閑な風景を台無しにしてしまうだろう。
外国人観光客は日本の原風景を求めているのだから。
観光客向けのヘンテコな施設を作らない
まあ、箱物が好きな日本人の場合、町おこしと言えば何か〇〇観光センターとか、〇〇美術館・博物館みたいなものを作りたがる。
特に、地方自治体が良くやるのが箱物行政とか箱物に依存した町おこしだ。
で、ヘンテコな施設に何十億円もの税金を投入しても、いざ開館しても年間来客数1000人とかの超不人気施設になってしまい、赤字を垂れ流す。そんなニュースを何度も見て来た。
そんな物を作る必要は無いし、作っては行けない。
古き良き昭和の日本を再現すれば良いのだ。
外国人観光客を呼び込むには、それで十分なのだ。
まとめ
皆さん、旅に出掛けていますか?
鉄オタでは無いワテが、全国の赤字ローカル線の活用方法のアイデアを紹介した。
赤字ローカル線沿線に外国人観光客を呼び込む作戦だ。
やる事は簡単で、廃屋とか空き家をJRや地元自治体が買い取って旅館に改築すれば良い。
あとは、レンタル自転車とかバーベキュー施設くらいを用意すると良いかも知れない。
食材などは、地元のスーパーに観光客が自ら買いに行けば良い。
こう言うスタイルの日本旅行が今後、外国人観光客に対して絶対に人気が出ると思うのだが。
JRさん並びに、赤字ローカル線の廃止問題を抱えている地方自治体の皆さん、是非検討下さい。
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