この数ヶ月、猛烈なスランプだったのだがようやく気分が上向いてきた。
と言う事で、脈絡もなく唐突に東京都知事選2024の行方を予想してみる。
その中でも今注目の元安芸高田市長の石丸伸二氏に関してワテなりの分析をしてみた。
では本題に入ろう。
2024年東京都知事選の主な立候補者
東京都知事選挙2024は過去最多の56人が立候補しているが、大方の予想通り以下の四名の争いになるだろう。
立候補者氏名 | ふりがな | 党派 | 立候補者のウェブサイト等のアドレス |
小池ゆりこ | こいけゆりこ | 無所属 | https://www.yuriko.or.jp/ |
石丸伸二 | いしまるしんじ | 無所属 | https://ishimaru-shinji.com |
田母神としお | たもがみとしお | 無所属 | https://www.tamogami-toshio.jp/ |
蓮舫 | れんほう | 無所属 | https://renho.jp |
表 東京都知事選挙2024の主な立候補者(届け出順)
東京都の有権者数は東京都選挙管理委員会によると、告示日前日の2024年6月19日時点の有権者数は1153万3132人との事だ。
小池百合子氏は自民、公明両党を中心に200万票の組織票と言うのがあるらしい。
そうするともし投票率が50%なら全投票数576万票のうち200万票が小池百合子に行くとして、残り376万票を奪い合う事になる。
投票率 | 全投票数 | 小池百合子200万票を差し引く |
50% | 576万票 | 376万票 |
60% | 691万票 | 491万票 |
70% | 807万票 | 607万票 |
80% | 922万票 | 722万票 |
そうなると、小池氏が有利で有ることは間違いない。
もし投票率が70%くらい行けば全投票数807万票のうち石丸氏が250万票くらい取れば、小池氏も250万票くらい取るとすれば五分五分の戦いになりそうな予感もする。
蓮舫氏は150万票、田母神先生は150万票あたりか。
石丸伸二氏は頭が良い
さて、石丸伸二氏の動画はYouTubeに多数ある。
ワテはこの動画を数本見て、石丸氏は頭が良いなあと関心した。
喋る時に「えー」とか「そのー」とか「あー、うー」とか、普通の人なら無意識に言う無駄な言葉が一切出ない。
安芸高田市の市長時代に中国新聞の胡子(エビス)記者やその上司の武河(タケカワ)次長との熱い議論の様子がYouTubeに公開されているが、この動画を見た人は多いだろう。
議論する場において、ここまで冷静に表情も変えずに理路整然と聞き手に分かりやすく自分の意見を言える人は滅多にいない。
何を聞かれても正面から答えるし、少し喋っただけで頭の良さが分かる。
ワテとは対極にあるのが石丸氏だ。
石丸伸二はかなりの策士だ
さて、石丸伸二氏が都知事選に勝つためには今まで選挙に無関心だった無党派層からの得票が必須だ。
小池百合子氏や蓮舫氏は政党からの支持や各種の団体からの支持も多い。
一方、石丸伸二氏の場合、政党には属さないと宣言している。
彼はYouTubeで絶大な人気があるので、選挙権を持つ満18歳以上の若年層からはかなりの支持を集めることが予想される。
しかしながら、今までなんとなく現職に投票していた世代、おそらく40代以上くらいから高齢者の世代が石丸伸二氏に注目しなければ現職を破ることは難しいだろう。
そんな石丸伸二氏は街頭演説で都知事に当選したら東京都公立高校186校の生徒会長全員に100万円をバラ撒くと宣言していた。
総額で186校 x 100万円 = 1億8600万円だ。
有権者にお金をバラ撒いて投票を依頼すれば当然ながら公職選挙法違反になる。
しかしながら将来の有権者である都立高校の生徒に金をばら撒いても公職選挙法違反にはならない。
このばら撒き宣言によって都立高校の生徒が石丸氏に関心を持ち、その結果、その親世代、祖父祖母世代に石丸氏への投票を勧める場合もあるだろう。
ちなみに東京都の公立高校の全生徒数は東京都教育委員会のサイトによると186校135,741人だ(平成30年2018年5月1日現在)。
さらに、石丸伸二氏は街頭演説において「投票できるのは大人の特権です。子供たちにはその権利はまだ有りません。東京の未来、日本の未来は皆さんに掛かっています。」などのフレーズを良く使う。
このフレーズも実は大人だけでなく子供にもこの選挙の重要性を伝えるメッセージになっているのだ。
つまりYouTube動画では主に若年層世代に訴えて、街頭演説では聴衆だけでなく高校へのバラ撒き宣言によって約13万人もの高校生にも訴えることで、間接的にその親世代、祖父母世代にも訴えているのだろう。
これらの事例を見ても石丸伸二氏は頭が良いなあと感心する。なかなかの策士である事は間違いない。
恐らく今後の日本各地の自治体の選挙で高校へのこのバラ撒き作戦を採用する候補者が多数現れるとワテは予想する。
まとめ
毎年のように5月病、6月病になってスランプに陥るワテであるが7月には回復してやる気が出てくるのだ。多少は免疫が出来たようだ。
当記事では2024年東京都知事選やその中でも今注目の石丸伸二氏を取り上げた。
年間予算約10兆円規模の東京都であるが、東京都知事なんて誰がやっても出来ると思う。
なぜなら優秀な都庁職員が4万人もいれば、トップがまともに指示しなくても優秀な職員がやってくれるからだ。
ただし、大まかな方針を示す必要はあるだろう。
石丸伸二氏が都知事に当選すれば、経済の専門家として恐らく都の財政収支を徹底的に精査して無駄な出費は1円でも削ると思う。
10兆円の予算があれば無駄な事業も沢山あると思うので、徹底的に節約すれば数千億くらいの財源を作り出すことは可能だろう。
そう言うお金を正しく使って欲しいものだ。
プロジェクションマッピングで無から有を生んだと言って浮かれていた小池百合子氏の隣で、石丸伸二氏はプロジェクションマッピングは即刻中止します。今何万人が集まっていても、やめたら何も残らない。つまり投資になっていないからだと説明していた。
確かにその通りだ。
そもそもあの程度のプロジェクションマッピングに2年で50億円使ったそうだが、5億円もあればハードもソフトも準備出来ると思うのだが。自称3Dグラフィックス専門家のワテの直感だが。
投票日直前に都内のどこか大勢が集まれる場所で石丸氏が最後の演説会を開くと数万人規模の聴衆が参加するのでは無いかと思う。築地市場の跡地が良いのではないか?
さて都知事選挙はどうなるか?
(続く)
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