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【ワレコの自動車整備】ランダムサンダーとコンパウンドでボディ塗装を研磨する【リョービRSE-1250ポリッシャ】

この記事は約10分で読めます。
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ワレコ

最近何故か自動車のメンテナンスに熱中している。

その理由は多分、リョービのランダムアクションサンダーRSE-1250を購入したからだろう。

前回記事ではそのリョービのサンダーを使ってフロントガラスを研磨して水垢汚れを除去した過程を紹介した。

俗にウロコ取りと言うやつだ。一時間くらいの作業でフロントガラスがピッカピカになったのだ。

それに気を良くしたワテは、ボディの塗装の研磨にも挑戦したのだ。

では本題に入ろう。

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ボディをポリッシャーで研磨する前の準備

自動車ボディの塗装を電動ポリッシャで磨いた経験の無いワテは、まずはネット検索してやり方を調査した。

その結果、標準的な車磨きの手順としては以下ようになるようだ。

  1. カーシャンプーで洗車
  2. 鉄粉取り粘土で鉄粉取り
  3. マスキングテープで養生
  4. ポリッシャーにウールバフを付けて粗いコンパウンドで研磨(キズ落とし、下地処理)
  5. ポリッシャーにスポンジバフを付けて細かいコンパウンドで研磨(仕上げ磨き)
  6. ワックスで仕上げ磨き

鉄粉除去粘土とは何か?

この中で、鉄粉取り粘土と言うのはワテは初耳だった。

鉄粉取りとは、具体的には下写真のような専用の粘土を使ってボディ表面を擦って塗装面に付着している鉄粉を吸着して除去する作業らしい。

まあ、鉄粉取りをスキップして行き成りポリッシャで磨いても良いのかもしれないが、正統派の手順では鉄粉取りをやるようなのでワテもやってみる事にした。

ただし、鉄粉取り粘土が高いのだ。100グラムで約700円だ。高級和牛肉A5ランクくらいの値段だ。

鉄粉除去粘土の成分は、ネット検索すると

炭酸カルシウム、ポリブデン樹脂

との事だ。

で、色々調べてみると、エアコン用のシールパテもポリブデン樹脂で出来ている。

上写真の因幡電工さんのAP-200-Wの場合なら、因幡電工さんの以下のサイトに成分表がある。

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上サイトを開くと「材質証明書」と言うPDFがダウンロードできるがそれを見ると成分は「ポリブデン樹脂」と記載されている。

エアコンパテと鉄粉除去粘土が完全に同じものかどうかは未確認だ。でもまあ似たようなもんだろうと勝手に解釈した。

と言う事で、200gで78円のこのエアコンパテを買ってみた。100gで39円だ。大安売りの鶏肉よりも安い。

写真 エアコンパテで鉄粉取りをやってみる

鉄粉除去作業を行う

まずはケルヒャー高圧洗浄機を使ってボディの汚れを水洗いした。

次に、カーシャンプーを使ってボディを洗い、十分に水で濯いだ。

鉄粉除去のやり方としては、ネット情報を見る限りは、ボディを水で濡らしながら粘土でボディを擦るようだ。

写真 エアコンパテを鉄粉除去粘土代わりに使う

で、兎に角、フロントのボンネット部分を水で濡らしながら粘土で擦ってみた。

粘土で擦る前にボディ表面を手で撫ぜてみたが、指先にざらざらした感覚があった。これが鉄粉なのかな?

粘土で擦った後で再び指で撫ぜてみたが、相変わらず指先にはざらざらした感覚があったので、鉄粉はあまり取れていなかったのかも知れない。

多分、粘土で擦ったけれど、恐る恐る弱い力でやったので、鉄粉除去効果が無かったのかもしれない。

まあ、いい。次に進もう。

下写真のように再びカーシャンプーでボンネットを洗って、塗装面の所々に薄く付着している粘土を綺麗に除去した。

写真 エアコンパテで鉄粉除去したあとカーシャンプーして水洗いした直後

下写真のように使い古した雑巾を使ってボディの水滴を拭き取る。

写真 水拭き取りに使っているダイソーで三枚100円の雑巾

なお、車洗いに使う綿100%の雑巾やタオルは、新品だと水の吸い取り能力が悪いが、使い古すといい感じで水を吸ってくれる。

ワテの場合は、下写真のように雑巾はバケツに水を入れてその中に漬け置きしている。

写真 雑巾をエージングするためにバケツに水と少量の石鹸を入れて漬け置きする

夏場にこんな風にバケツに雑巾を漬けていると、アオミドロが発生する。上に登場した緑っぽい色合いの雑巾はアオミドロの緑で染色されているのだ。

それくらい使い込んで破れる(やれる)と雑巾は水の拭き取りに最適ないい感じにエージングされるのだ。

斎藤商会の斎藤さんもヤレヤレの温泉タオルが好きとの事だ。

動画 【業界40年の体験】高級洗車グッズは現場で使えるか検証の巻

斎藤さんが使っている「名もなき 撥水シャンプー」をワテも使ってみたい。

今使っている安いカーシャンプーを使い切ったら、買ってみるかな。

電動ポリッシャとコンパウンドでボディを磨く

鉄粉除去が出来たのかどうか良く分からんけれど、次に進もう。

いよいよ電動ポリッシング作業だ。

ボディ全部を磨くのは疲れるので、今回はボンネットのみを磨く。

写真 ハイゼットカーゴのボンネット

ワテのハイゼットカーゴのボンネットには1cmくらいの軽い引っ掻き傷が何カ所かある(下写真)。

写真 ハイゼットカーゴのボンネットにある1cmくらいの浅い引っ掻き傷

ポリッシュ作業によってこう言う引っ掻き傷を無くせれば良いのだが。

まあ兎に角やってみる。

スポンジバフにコンパウンドを付ける

今回のポリッシュ作業の為に、下写真の二種類のコンパウンドを買ってみた。

本来の手順としては、先ずは目消し用のコンパウンド(1番)を使ってポリッシュ。その次に仕上げ用のコンパウンド(2番)を使ってポリッシュするべきだろう。

でも、ワテの場合はポリッシャー初挑戦なので、粒子の粗い1番のコンパウンドを使うと予想外に塗装面を削ってしまう恐れがある。

なので、今回は1番はやらずに2番仕上げ用のみを使ってポリッシュしてみた。

写真 リョービRSE-1250ポリッシャ、スポンジバフ、3M仕上げ用コンパウンド、延長コード

下写真のように3Mの仕上用コンパウンドウルトラフィーナ コンパウンドHGNをスポンジに垂らした。

写真 3M仕上用コンパウンド ウルトラフィーナ コンパウンドHGN をスポンジに付ける

そして下写真のようにコンパウンドが付いたスポンジをボンネットにちょんちょんと当てて分散させておく。

写真 研摩する前にコンパウンドをボディに分散させる

そして、電動ポリッシャーの電源をONしてボンネットを研磨してみた。

なお、マスキングテープを使った養生はしていない。理由はそんなに際まで磨く予定は無いので。

写真 ボンネットの引っ掻き傷は少しは薄くなったかな?

今回使った仕上げ用コンパウンドは、説明書きによるとポリッシャの最適な回転数は1500~2000rpmとの事だ。これは単純に回転するシングルアクションポリッシャを使う場合だ。

ワテが使っているリョービRSE-1250はランダムアクションタイプで回転数は6000~12000rpm(1~6までの6段階)なのだが、その場合の最適な回転数は未確認だ。なのでまあ中間の目盛3で磨いた。

上写真のように引っ掻き傷は薄くなったように見えるが、でも実はこれはコンパウンドの薄い膜があるので傷が目立たないのだ。

この後、洗車したら傷は元のままだったw

あかんがな。

いや、目消し用コンパウンドを使わずに行き成り仕上げ用コンパウンドを使ったから、そんなもんだろう。

洗車して液体ワックスで仕上げる

で、ボンネット部分のポリッシュ作業はこれくらいにして、ボンネット部分をカーシャンプーで再び洗った。

水の拭き取りには雑巾やキッチンペーパーを使う

下写真はゴミでは無くて、ワテが溜めている使用済みキッチンペーパーだ。

例えば窓ガラスをエタノールで清掃する時にキッチンペーパーで拭くのだが、その時に使ったキッチンペーパーなどを下写真のように溜めている。

写真 油汚れの清掃に使う為に貯めている使用済みキッチンペーパー

車を洗車したあとの水を拭き取る作業では、上写真で紹介したヨレヨレに使い古した雑巾を使っている。

でも、ボディの下回り、ドアヒンジ金具、スライドドアレール、給油口付近など油汚れが付いている箇所をその雑巾で拭いてしまうと黒いオイル汚れなどがべったりと雑巾に付いてしまう。

それを避けたいので、ワテの場合は、汚れそうな場所は使用済みキッチンペーパーで拭くのだ。

写真 ガソリン給油口付近の汚れは消毒用エタノールとキッチンペーパーで拭く

写真 スライドドアレール、ドアヒンジ金具の汚れもエタノールとキッチンペーパーで拭く

 

写真 ドアの下回りの汚れもキッチンペーパーで拭き取る

このように、汚れが付着すると思われる箇所は雑巾ではなくて使用済みキッチンペーパーで拭き取る。そして汚れたキッチンペーパーは廃棄。

その結果、雑巾は油汚れはそんなには付かないのだ。

で、ボディの水拭き取りに使った雑巾は下写真のように再び石鹸を少し混ぜた水に漬け置き洗いしておく。

写真 石鹸水に漬け置き洗いする雑巾

この状態で放置すると緑色の藻が発生していい感じに破れる(やれる)。太陽光と生物(バイオ)の力で汚れを分解するのだ。ほんまかいなw

液体ワックスで仕上げる

ボディの仕上にワテが使っているのは下写真の液体ワックスだ。

写真 SOFT99 レインドロップはガラスとボディの両方に使える(濡れた状態で使える)

このSOFT99 レインドロップはお勧めだ。

何と言っても便利なのが、この製品はボディやガラスが水で濡れていても良くて、スプレーで噴射したら拭き取るだけで良いのだ。

かつ、ガラスとボディの両方に使えて撥水コートが出来るのだ。

まあ、本当なら下写真のような固形ワックスを使う方が艶や光沢が出ると思う。

でも、この手の固形ワックスは一般にはボディの水を十分拭き取ってから使う必要がある。かつ、ワックスを塗ったあとも、十分に拭き取る必要があるのでワテみたいなズボラで面倒臭がり屋にはあまり向いていない。

と言う訳で、兎に角、濡れたガラスやボディにSOFT99 レインドロップをスプレーしてダイソー100円のクロスで拭き取った(下写真)。

写真 液体ワックスを拭き取ったボンネットやヘッドライト表面の艶

 

写真 液体ワックスを拭き取ったボディ側面、ツヤツヤでいい感じ

と言う訳で、まあまあ綺麗になった。

まとめ

ワレコ

電動ポリッシャは木工DIYにも使えるし、車メンテナンスにも使えるので、一台持っていると便利だ。

当記事では、ワテがリョービの電動ランダムアクションサンダー兼ポリッシャーRSE-1250を使ってハイゼットカーゴのボンネットをコンパウンドで磨いた作業過程を紹介した。

鉄粉除去粘土の代わりに安価なエアコンパテを使うと言う斬新なアイデア。貧乏臭いアイデアとも言うw

目消し用の粒子の粗いコンパウンドは怖くて使えなかったので取り敢えず仕上げ用コンパウンドで研磨。

そして液体ワックスで仕上げた。

その結果、まあまあ綺麗になった。

今後の予定としては、目消し用の粒子の粗いコンパウンドで磨いてみるかな。

そして、シュアラスターのカルナバ蝋配合の高級ワックスで磨き上げてみるかな。

そうするとピッカピカになるぞ。

(続く)

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