写真 中谷美紀さんのインド旅行記は面白い
さて、ワテもかなり昔にインドへ行った事がある。
その後のインドはIT先進国になったが、人々の生活は今も昔も変わっていないんだろうなあ。特に農村部では。
また行ってみたいなあ~インドへ。タージマハルとか。
さて、そんなワテが2020年12月31日(木)大つごもりに木工作業部屋を少し改造した。
作業台の上で使う電子丸ノコ(HiKOKI C6MEY)の集塵ポートとワテ自作のサイクロン集塵システムとの間をホースで接続する為の配管作業を行ったのだ。
当記事はその作業過程を備忘録としてまとめたものだ。
類似の集塵システムを自作する人の参考にしていただければ幸いである。
では本題に入ろう。
ワテの木工作業部屋のサイクロン集塵システム紹介
ワテの場合、今年の六月頃から下図に示す作業台3の製作に取り掛かった。
図 ワテの木工作業部屋(2020年12月31日現在)
ワテが木工DIYを本格的に開始したのが2019年1月2日だ。
近所のホームセンターの初売りでマキタの電動丸ノコM565を買って来て、作業台1と作業台2を作ったのが始まりだ。
明日は2021年1月1日なので、早い物でもう二年前の事だ。
作業台3の製作記事はこちら↴
自作のサイクロン集塵システム(三連ブラストゲート付き)と壁配管
木工作業では大量の大鋸屑が出るのでサイクロン集塵機は必須だ。
ネット検索するとサイクロン集塵機を自作している人も多いがワテの場合は既製品を購入した。
そのサイクロン集塵機を使って、ワテ自作の三連ブラストゲート付きのサイクロン集塵システムを製作した記事はこちら↴
その後、上図に示すようにサイクロン集塵システムからホースを使って壁に配管をしている。
その製作過程を少し紹介しよう。
写真 三連ブラストゲート付きのワテ自作のサイクロン集塵システム
上写真に於いて、左端はΦ100のブラストゲート、中央と右はΦ65のブラストゲートだ。
これらのパーツはDIY商品で有名なオフの店さんで買った。
Φ100ブラストゲートはクラレマルチナ透明ホースを使って壁に配管したΦ100ボイド管と接続している(上写真)。
写真 壁配管はΦ100ボイド管を使った
上写真に示すようにサイクロン集塵用の壁配管はΦ100ボイド管を採用した。
ただしボイド管をそのまま使うと見た目が建築現場っぽい雰囲気になるので、100均で買って来た白の壁紙を貼っている。
サイクロン集塵システムを木工部屋に作成しているネット記事など見ると、配管には塩ビパイプ、空調用のスパイラルダクト(亜鉛鋼板)などを採用している例が多い。
ワテの場合は、ボイド管を採用した。
その理由は、以下の通り。
- ボイド管は紙製なので簡単に切断出来る
- Φ100ボイド管2メートルで数百円くらいと安い
- 金属製だと作業中に怪我し易いが紙なので安全
などか。
まあボイド管は紙なので燃える危険性はあるが、高温の空気が通る空調ダクトや排気ダクトとして使う訳では無くて、大鋸屑の集塵用に使うだけなのでボイド管で問題無いだろう。
それと、ボイド管の内壁は紙なので多少はざらついている。それが空気の流れを乱すので集塵効率が悪くなる可能性はあるが、まあワテの木工作業部屋は狭いのでそんなに長々と配管を引き回す訳では無いから、それくらいの吸引効率低下は気にならないと思う。
ボイド管は厚紙で出来ているのでスライド丸ノコで切断出来る。
もちろん手鋸で切っても良い。
写真 Φ100ボイド管はスライド丸ノコで切断する
もし金属製のパイプなら高速切断機などが必要になるが、ボイド管を採用したおかげで手軽に加工できるのでお勧めだ。
下写真にΦ100ボイド管を切断する様子を示す。
写真 Φ100ボイド管はスライド丸ノコで簡単に切断出来る
上写真で、丸ノコの刃のカバーが、円筒形のボイド管に引っ掛からないので刃が出ない。
なので、カバーは緑色の養生テープで引き上げて固定しておく。
でも刃が丸出しなので危険には十分注意する必要がある。
Φ100ボイド管とΦ100アルミフレキダクトとの接続には、Φ100のニップルを使った(下写真)。
写真 Φ100のダクト用ニップル(樹脂製)とΦ100ボイド管の接続が甘いのでブチルテープを巻いた
ニップルは亜鉛鋼板製の物が主流だが、ワテが良く利用するホームセンターには樹脂製のやつが有ったのでそれを採用した。
と言うのは、金属製のこの手の部品はウッカリしていると、金属のエッジでスパッと手を斬る事故を起こすので、なるべく使いたくないのだ。
Φ100樹脂製ニップルとΦ100ボイド管との接続は隙間を埋める為にテープを巻いた。
ホームセンターでブチルテープと言うのを買ってみた。ガムテープや養生テープだと薄いので、少し厚めのテープを探していて偶々見付けたのがブチルテープだ。
ダクトの接続などの用途に適しているのかどうかは未確認だが、まあ隙間が埋まれば何でも良い。
下写真に示すように、作業台の天井付近まで引っ張って来たΦ100配管だ。
写真 丸ノコ作業台の天井付近まで配管したΦ100ダクト
このアルミフレキダクトとHiKOKIの165ミリ電子丸ノコC6MEYの集塵ポートを接続したいのだ。
丸ノコ置台を自作した
さて、丸ノコを使い始めると気になるのが、丸ノコの置き場所だ。
丸ノコは金属製のベースプレートの下側に鋸刃が数センチくらい出っ張っている。その鋸刃には樹脂製の半月形のカバーが付いている。
それらが邪魔になるので、丸ノコを平坦なテーブルの上に置いても安定性が悪い。
と言う事で、ワテの場合はこのHiKOKI電子丸ノコC6MEYは基本的にはこの作業台の上でしか使わないので、下写真に示す丸ノコ置台を自作した。
写真 丸ノコを置く台を自作して作業台正面壁に固定した
上写真に示すように丸ノコ置台は45度の傾斜があり、その上に丸ノコを置ける構造だ。
この構造を採用した事により、丸ノコを置台に置く場合も、置台から丸ノコを持ち上げる場合も、無駄なアクションが一切必要なく、とっても使い易い置台が完成したと自負している。
写真 丸ノコ置台は45度傾斜しているので置く場合も持ち上げる場合もやり易い
上写真にその丸ノコ置台にHiKOKI電子丸ノコC6MEY(ストロングブラック)を載せている状態を示す。
完璧だ!
自称DIYの達人のワテの緻密な設計によるのだw
このHiKOKI電子丸ノコC6MEYは本当にお勧めだ。AC100Vで165mm丸ノコのプロ用最上位機種なのだ。それにもかかわらず実売価格で2万5千円前後。DIY用の最安165mm丸ノコが1万円程度の実売価格で有る事を考えれば、C6MEYは物凄くコストパフォーマンスが良い。
C6MEYは電子ブレーキ付で、静音で、始動時のブレも殆ど無く、実際に使ってみると買って良かったとしみじみと思うのだ。
丸ノコの集塵ポートと壁の集塵ホースを接続
さて、作業台天井付近に来ているΦ100アルミフレキダクトと、このHiKOKI電子丸ノコC6MEYの集塵ポートとを接続する。
この場合、単に接続するのではなくてΦ65ブラストゲートを付ける事にした(下写真上側)。
かつ、Φ65ブラストゲートを予備でもう一つ付ける事にした(下写真下側)。
写真 Φ100定着カラー(左)とΦ65ブラストゲートを二個付けた集塵接続ボックス
上側のΦ65ブラストゲートは、HiKOKI電子丸ノコC6MEYの集塵ポートに接続する。
ブラストゲートは上向きに出ているが、これは集塵ホースも上から吊るす形で配管する為だ。
そのほうが、丸ノコ作業中にホースが作業の邪魔にならないと思うのでそのような配置にした。
一方、下側にあるΦ65ブラストゲートは、作業台の上に溜まった大鋸屑などを清掃する用途に使う予定だ。
以下では、上写真で示したΦ100定着カラーやΦ65ブラストゲートが二機取り付けられている集塵接続ボックスの製作過程を紹介している。
写真 プチブルゴムの両面テープで貼り付ける
上写真で、ブラストゲートはプチブルゴム両面テープで塗装コンパネ12mmに貼り付けた。このプチブルゴム両面テープは物凄く良くくっ付くのでこの手の用途にはお勧めだ。
ただしプチブルゴムは手に付くと指紋の溝に入り込んでしまい中々取れない。
石鹸で洗っても全く効果なし。
なので、出来るだけ手に付かないように作業すると良い。
もしプチブルゴムが手に付いてしまった場合には、ガムテープの粘着面を使ってペタペタしてプチブルゴムを剥がす作戦が効果的だ。
下写真に示すように、プチブルゴム両面テープをブラストゲートの形状に貼り付けた。
写真 両面テーププチブルゴムをブラストゲートのサイズに切って貼り付けた
その上にΦ65ブラストゲートを貼り付けた(下写真)。
写真 Φ65ブラストゲートを貼り付けた
同じく下写真に示すように、Φ100定着カラーのフランジ形状に合うようにプチブルゴム両面テープを貼る。
この場合、先ほどΦ65ブラストゲートの穴の部分をくり抜いたので、その余りのプチブルゴム両面テープの断片を再利用したのだ(下写真)。
写真 Φ100定着カラーの固定にも両面テーププチブルゴムを使った
上写真に示すように、プチブルゴム両面テープの断片を無駄なく再利用出来たので気分爽快だ。
プチブルゴム両面テープの断片を無駄なく組み合わせる技術は、まるでワテがステンドグラス職人かバラバラに破損した土器を復元する考古学者のような完璧な作業と言っても過言では無いだろうw
写真 Φ100定着カラーの固定にも両面テーププチブルゴムを使った
上写真のプチブルゴム両面テープの上にΦ100定着カラーを貼り付けたのだが、それだけだと剥がれる可能性がある。
そこで、タッピングトラスネジ(4x10)を四個使って固定する事にした。
写真 念のためにタッピングネジを四個使って固定した
トラスネジとは、ネジ頭の傘の部分が広いタイプのネジだ。なので、今回のように何らかの部品を押さえ込む用途には最適のネジだ。
もし普通の鍋頭ネジを使う場合なら、ワッシャをかまして接触面の面積を大きくする必要があるが、トラスネジはワッシャ無しでも接触面積が大きいのだ。
一方、タッピングネジとは、上写真のように先端が尖っていて捻じ込むと自分で部材に喰い込んで行くネジだ。
なので上写真のネジは「トラス頭タッピングネジ」、「トラスタッピングネジ」などと呼ばれる。
なお、タッピングネジにも色んな種類が有って、上写真のように先端が尖っているやつはAタッピング(1種)と呼ばれる。詳細はネジ製造大手の株式会社ツルガさんのサイトに詳しい。
定着カラー(下写真)は樹脂製の物が無さそうなので、金属製の普通のやつを買った。
写真 タッピングネジとプチブルゴム両面テープで固定したΦ100定着カラー
そのフランジ部分にΦ5の穴を四つ開けて、4x10トラスネジで塗装コンパネ12mmに固定した。
完成した集塵ホース接続ボックスの写真を以下に示す。
写真 完成した集塵ホース接続ボックス
ちなみにここで使った木材は、全て何かの端材だ。
ワテの場合、数センチ角くらいの端材でも勿体ないので捨てられないw
究極の貧乏性だ。
ときめかない持ち物は捨て捲る近藤麻理恵さんとは対極にあると言っても良いだろう。
集塵ホース接続ボックスを壁に固定する
先ほど作成した集塵ホース接続ボックスを壁に仮固定してみたのだが、ブラストゲートに手が届かないので壁から10センチメートルほど浮かせる事にした。
浮かせるために壁に取り付ける台座を作成する。
写真 ワテの木工は木工用ボンドを良く使う。ネジは余り使わない。
2x4材の端材を使って台座を作成した(下写真)。
写真 丸ノコ置台の右隣りに台座を固定した
その台座の上に先ほど完成した集塵ホース接続ボックスを固定するのだ。
無事に壁に取り付けた集塵ホース接続ボックスの写真を下に示す。
写真 台座の上に集塵ホース接続ボックスを固定した
上写真の集塵ホース接続ボックスは、壁に付けた台座に固定している。
なので、黒いブラストゲートの引手の部分は壁から25センチメートルくらい離れている。
なお、ワテの場合、最近はスリムなコーススレッドを良く使う(下写真)。
スリムスレッドならネジ部の軸の太さは3.3ミリで頭の直径も6.5ミリ弱だ。
一方、下写真のような普通のコーススレッドは頭の直径が9ミリ弱、ネジ部太さが3.8や4.2ミリだ。
スリムスレッドは、捻じ込む時に摩擦も少なくてトルクの弱い電動ドライバーでも捻じ込みやすいし、材も割れにくいのでお勧めだ。
最後に、完成した集塵ホース接続ボックスと、丸ノコ置台の写真を示す。
写真 集塵ホース接続ボックスにサイクロン集塵機から来たΦ100アルミダクトを接続
どう!
いい感じでしょ!!
あとは、Φ65ブラストゲートとHiKOKI電子丸ノコC6MEYの集塵ポートまでをホースで接続すれば完成だ。
ちなみに上写真に写っているスピーカーはONKYOのミニコン用のやつで、リサイクルショップで1500円くらいで買って来た。
エッジが破れているので修理して使う予定なのだ。
まとめ
ワレコ
🎍令和3年2021年、明けましておめでとうございます🐄
当記事では、ワテの木工作業部屋の改造作業に於いて、作業台の上で使う丸ノコ置台の製作過程、丸ノコ集塵ポートとサイクロン集塵システムとの接続の為のブラストゲート付きの集塵ボックスの製作過程を紹介した。
大晦日にNHK紅白歌合戦も見ずに、木工作業部屋の改造作業を行っていた。
あとは2メートルくらいの洗濯機用の排水ホースを使って丸ノコ集塵ポートと壁に取り付けた集塵ボックス(Φ65ブラストゲート付き)とを接続すれば完成だ。
それらの接続にはFusion360で異径継手を設計して3Dプリンタで印刷して作成するなど検討している。
その結果、ワテの木工作業部屋の作業性が大幅に向上する事が期待できる。
何と言っても、丸ノコ作業で発生する大量の大鋸屑の80~90パーセントくらいをこのサイクロン集塵システムで回収できると期待しているので、2021年の木工DIYは楽しくなるぞ!
2021年は、この丸ノコ集塵システムを使って自称DIY達人のワテが、斬新な作品を多数発表する予定だ。
さらに、その製作過程を動画で撮影してDIY系YouTuberとして全世界にデビューする予定だ。
目標はフォロアー数が百億人を超える物凄いDIY系YouTuberを目指している。地球上の人類の人口(約80億)よりも多いフォロアーだ。
乞うご期待
続編記事が完成した↴
コメント