マイナンバーシステムで、原因不明の障害が1カ月連続発生しているらしい。
それも、原因が特定出来ていないらしい。
これはあかんのんちゃあう?
さらに困ったことに、一日一回のペースで障害が発生しているらしい。
原因は分からないし、発生する頻度も一日一回なんて突き止めるのは大変だ。
当記事では、自称システム開発の世界的達人いや変人のワテが、マイナンバーシステムの問題点と対策を紹介したい。
では、本題に入ろう。
マイナンバーシステムの現状
まあ、兎に角、原因がハードウェアなのかソフトウェアなのかの切り分けから始めるんだろうなあ。
システムを再起動すれば治るようなので、毎日夜中に全国一斉にサーバーの再起動をすると言うのが現実的な解決策かもしれない。
で、一体全体、マイナンバーシステムの全体の構成はどないなってんねん?
気になる。
ググッたら見つかった。
首相官邸のWEBサイトにあった。
そんなサイトが有る事自体知らなんだ。
図 マイナンバー制度関連システム全体概要図
引用元 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai57/siryou3.pdf
マイナンバーシステムはサーバーが多過ぎる
この図見ると、サーバーが多過ぎるぞ。
一つのシステム毎にサーバーを置いている感じ。
まあ、そうすれば何らかのシステムにトラブルが有っても、そのシステムが動いているサーバーのみを再起動するなどで対処すれば、トラブルの影響を最小限に抑えられると言う意図でそうしているのかと思う。
それにしてもサーバーやシステムが多すぎるんちゃうか?
マイナンバーシステムのサーバー
コミュニケーションサーバー
ハローワークシステム中間サーバー
既存システム中間サーバー
労災システム中間サーバー
照会サーバー
中間サーバー
都道府県サーバー
マイナンバーシステムで稼働しているシステム
税務システム
住基システム
法人番号システム
介護保険システム
記録開示システム
健康管理システム
国民年金システム
児童福祉システム
生活保護システム
障害者福祉システム
情報を提供するためのシステム
情報提供ネットワークシステム
特定個人情報保護委員会システム
既存システムA
既存システムB (集約化)
既存システムC
なぜこんなにサーバーやシステムが多いのか?
なぜこんなにサーバーやシステムが多いのか気になる。
ワテの根拠のない推測では、マイナンバーシステムを受注したシステムインテグレーター(所謂SIer)が、個々のシステム開発を他社に別々に発注したのかもしれない。
つまり、例えば、健康管理システムはA社に発注、年金システムはB社に発注、、、、そんな感じ。
まあ、システムなんて正しく動けばどんな設計でも良いとは思うが、果たして上記の多数のシステムは、全く別々に設計して作成されているのか、それとも、全体を統括して設計されているのか気になる。
と言うのは、上記のシステムは運用上は独立して動くとは思うが、互いに連携する部分もあるだろう。
例えばワテのマイナンバーの番号を指定して、全システムを検索する。
そうするとワテのマイナンバーに関して、
ワテの税務状況
ワテの住民基本台帳情報
ワテの法人番号
ワテの健康管理状況
ワテの国民年金状況
ワテの児童福祉状況
・・・
と言ったワテに関する一連の情報を取り出せれば便利だ。
果たして現状のマイナンバーシステムではそんな機能があるのだろうか?
恐らくそんな風には設計されていないと思う。
つまり、ワテのマイナンバーを使ってワテの税務状況を検索するには、税務システムにマイナンバーを入力して検索する。ワテの年金情報を検索するには、国民年金システムに同じくワテのマイナンバーを入力して検索する。
みたいに、冗長で無駄な操作性のいかにも役所に置いてあるシステムになっているんだろうなあ。
ワレコ設計のマイナンバーシステム案
今の時代、クラウドサービスを利用したサーバーが主流だ。
コンピューターを使ったシステムは、平常時は問題無く可動するするのは当然だが、何らかのタイミングでアクセスが殺到した時にも、平常通り安定稼働する事が必須だ。
コロナウイルス騒動で全国民に一律10万円支給が決定されたが、多くの国民が役所に殺到してマイナンバーシステムにアクセス、その結果システムがダウンなんて自体になるのは最悪。
そう言う突発的なアクセス集中時にも安定稼働出来るシステムを構築するには、巨大な最新鋭コンピューターを使えば良いが、でも、平常時はそのコンピューターの数パーセントくらいの能力しか使っていないとなると費用が無駄になる。
そんな問題を解決するのが巨大クラウドサーバーだ。
急にアクセスが増えても、クラウドサーバー全体では物凄い処理能力を持っているので、サーバーがダウンするなどはほぼあり得ない。
と言う事で、マイナンバーシステムはクラウドサーバーで運用すべきだろう。
ワテ流のマイナンバーシステム設計案
ワテがマイナンバーシステムを再設計するなら、
サーバー1個(クラウドサーバー)
システム1個
これで充分だろうと思う。
あとは、バックアップ用に
サーバー2台(メインサーバーと合わせて合計3台)
が有ればいい。
多数のシステムを一個のシステムにするメリットとしては、多数のシステム間のデータ構造を所謂リレーショナルデータベースで管理できるので、ワテのマイナンバーを使って全システムに対してワテの個人情報を検索するなども可能だ。
それに、将来、どれかのシステムのデータ構造が変更された場合にも、大本(おおもと)のデータベースのテーブル構造を見直せば良いので作業性が良いだろう。
そのシステムの開発は、優秀なインド人に任せる。
インド人は何で数学やコンピューターが得意なんだろう。
謎だ。
こういうので勉強しているのか?
一方、日本人は、こう言うのでSEの勉強をするのか?
何で勉強しても技術を習得出来るんなら悪くは無いが、かなりチャライぞ。
まとめ
自称システム開発の世界的変人のワテが、既存のマイナンバーシステムについて調査した。
2019年中国武漢で発生したコロナウイルスは2020年に全世界に広まって行った。
日本でも不要不急の外出は自粛と言う事で、ほぼ全ての飲食店、床屋、美容院、学校、その他のお店が全て休業した。
そして日本国民に一律10万円支給が政府から発表されて、大勢の国民が役所に殺到。
でも10万円支給の手続きには、マイナンバーと暗証番号が必要との事。
ワテの場合、マイナンバーの通知書類は持っているが、暗証番号なんて登録した記憶がないぞ。
一体全体ワテのマイナンバー暗証番号って何なの?
それに今の時代、英数字からなる暗証番号って言う時代遅れで安全性の低い仕組みをマイナンバーシステムに組み込んでいる事自体、全くダメだと思う。
網膜とか手のひらの静脈認証などの生体認証システムを採用すれば、窓口で暗証番号が分からないから長い行列が出来るなんて事態は避けられるし、セキュリティ的にも英数字暗証番号と比較して遥かに安全性が高いし。
まあ、システムインテグレーターとしてもそんな事は分かっている訳で、最初から完璧なシステムを作ってしまうと、その後のビジネスチャンスが少なくなる。
それだったら、多少問題が有っても、取り敢えず仕様書の最低基準を満たしているだけの使い辛いシステムを納品するほうが良いと言う判断も有り得る。
そうすれば何年か毎にシステムを使い易くする改良業務を受注できるし、あるいは、全面的に新システムに作り換えるなどの作業も受注できるから。
まあ世の中持ちつ持たれつと言う感じか。
あくまで自称システム開発の世界的変人のワテの妄想です。
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