ワレコ
二日続けてブログを更新した。
今年は毎日一つは記事を書きたい。
さて、昨日完成して紹介したボール盤の改造テーブルであるが、気になる箇所を補強をした。
前回記事はこちら↴
では本題に入ろう。
ボール盤テーブル裏側平坦化部材を補強する
前回記事で紹介したボール盤のテーブル裏側に嵌め込んでクランプし易いように平坦化する部材を改良する。
写真 ボール盤のテーブル裏側
下写真が前回製作したボール盤のテーブル裏側に嵌め込んでクランプし易いように平坦化する部材だ。
写真 ボール盤テーブル裏側平坦化部材
上写真のように針葉樹合板12ミリの端材を木工用ボンドで貼り合わせて自作している。
この部材はボール盤テーブル上の加工対象物をクランプ固定する為に使うのだが、端材を貼り合わせているので一枚板に比べると強度的に弱い。
具体的には上写真の最下部左右に小板を二枚貼り付けているが、その辺りをクランプで強く締め付けた場合には、最悪の場合小板部分が剥がれてしまう可能性がある。
まあその時には補修すれば良いが、でもこの際、先手を打って壊れる前に補強する事にした。
そこで下写真のようにこの部材の下に構造用合板(針葉樹合板よりも硬い感じ)の端材を木工用ボンドで貼り付けた。
写真 ボール盤テーブル裏側平坦化部材の下に構造用合板端材を木工用ボンドで貼り付けた
張り付けた板材の四辺は卓上スライド丸ノコで切り落とした。
ボール盤の金属支柱ポールが来る部分は切り取る必要があるので、下写真のように木片を利用してジグソーガイドを即席で作成して斬り込んだ。
写真 ジグソーガイドを端材で自作して直線カットした
下写真のようにボール盤支柱ポールを避けるように切り取り成功した。
写真 ボール盤支柱ポールを避けるように切り取り成功
上写真の黄色の持ち手のL型クランプはアーム産業の200mmクランプだ。
このアーム産業の製品は日本製で精度良く加工されている印象だ。
これでボール盤テーブル裏側平坦化部材の補強は完了した。
ジグソーブレードの整理小物を自作
本題から少し逸れるがジグソーブレードを整理せずにジグソー本体を保管している棚(フレンチクリート式)に適当に載せているのだが、見た目が雑な感じで前から気になっていた。
そこで下写真のように2×4材の木片にテーブルソーで10mm間隔で溝を掘った。
写真 2×4材の木片にテーブルソーで10mm間隔で溝を掘った
その溝に下写真のようにジグソーブレードを挿し込めば、いい感じで整理出来たぞ。
写真 即席で作成したジグソーブレード整理スタンドは素晴らしい
いい感じで4本のジグソーブレードを整理出来たのだが、開封済のジグソーブレードは合計5本ある事に気付いた。1本が余る。5本載せられるように改造するかな。
さて、本題に戻ろう。
ボール盤テーブル裏側平坦化部材に木工用ボンドを塗布しまくる
ボール盤テーブル裏側平坦化部材の補強は完成したのだが、下写真のように貼り付けた構造用合板12ミリは切断面に巣が有った。
写真 貼り付けた構造用合板の切断面に巣がある
これは構造用合板が裂けたのではなくて、安い構造用合板なので隙間が開いていたのだ。
そこで下写真のようにタイトボンドを流し込んでみた。木工用ボンドに比べるとタイトボンドはサラッとした液体状なので隙間にも自然に流れ込むからだ。
写真 タイトボンドを巣に流し込んだ
でも上写真のように一回塗っただけでは巣は完全には埋まらないので、この上から木工用ボンドも塗り重ねた。
そうこうしているうちに、作成したボール盤テーブル裏側平坦化部材の全部の切断面に木工用ボンドを塗りたくった。
その写真を撮り忘れたのだが、下写真は木工用ボンドが乾いた完成形だ。
写真 ボール盤テーブル裏側平坦化部材に木工用ボンドを塗りたくって表面を保護した
このボール盤テーブル裏側平坦化部材は針葉樹合板、ラワン構造用合板などを使って自作したので、切断面から木の繊維がボロボロと剥がれ落ちやすい。
そこで木工用ボンドで表面を固めて養生したのだ。
ボール盤テーブル裏側平坦化部材のほぼ全面に木工用ボンドを塗りたくった状態では真っ白だった。
それが乾燥したら表面に木工用ボンドの透明な膜が形成されている。
これで過酷なクランプ固定を繰り返しても、板材の繊維が剥がれ落ちにくくなったと思う。
写真 ボール盤テーブル裏側平坦化部材の下側にも木工用ボンドで補強済
上写真で貼り付けた合板の左下あたりに木工用ボンドが乾いて透明な膜状になっているのが分るだろう。この部分は光の加減でボンドが見えているが、他の部分も同じように木工用ボンドを塗布しているのだ。
もう兎に角、木工用ボンドをタップリと塗りたくった。
ボール盤テーブル裏側平坦化部材を使って木製ステージを固定する
あとはこのボール盤テーブル裏側平坦化部材を使って木製テーブルを金属テーブルの上に固定する。
写真 ボール盤テーブル裏側平坦化部材と金属テーブル
下写真のように金属テーブルの下にボール盤テーブル裏側平坦化部材を嵌め込む。
写真 金属テーブルの下にボール盤テーブル裏側平坦化部材を嵌め込む
そして下写真のように木製テーブル、金属テーブル、ボール盤テーブル裏側平坦化部材の三つをコーススレッド45ミリを四本使って固定した。
写真 横から見たボール盤テーブル
上写真のようにボール盤のオリジナルの金属テーブルは前後で厚みが違うので、そう言う点でも今回製作したボール盤テーブル裏側平坦化部材を使う事で、クランプがし易くなったのだ。
下写真は正面から見たボール盤テーブルだ。
写真 正面から見たボール盤テーブル
上写真のように木製テーブルは二段になっているので、テーブル上に載せた加工部材をクランプする場合には、どちらの板材にクランプを掛けても良いのだ。
下写真が木製テーブル。45ミリスリムコーススレッドを四本で固定している。
写真 木製テーブルを45ミリスリムコーススレッドを四本で固定
と言う事で、下写真のように無事に完成した。
写真 無事に補強が完成したワテ自作のボール盤用木製テーブル
上写真で四角形の木製テーブルは角が危険なので、このあとで手鋸で角の部分を数ミリほど45度にカットしておいた。
まとめ
ワレコ
もうすぐゴールデンウィークだ。
去年は四国一周車中泊の旅に出掛けた。
今年もどこかへ車中泊の旅に行きたいと思っている。
当記事では昨日完成したボール盤用の木製テーブルを補強した作業過程を紹介した。
ワテ自作の木製テーブルは、穴開け加工したい部材をF型やL形のクランプでしっかりと固定出来るのだ。
ボール盤の金属テーブルの裏側は一般には平坦では無くて、リブ状の構造物があるのでクランプが掛け辛いのだ。
その問題を解決する事が出来たので、今後はボール盤作業においては部材をしっかりとクランプ固定出来るようになる。
気分爽快だ。
DIYを成功させる秘訣は、ボール盤穴開け加工でも、丸ノコ切断作業でも、兎に角、加工したい部材をしっかりとクランプ固定しておく事が重要だ。
そして自分は左右の手で電動工具をしっかりと保持しながら作業を行えば、成功する確率は飛躍的に高まる。
ところが、十分にクランプをせずに左手で部材を押さえながら右手で電気丸ノコやジグソーを使うようなやり方をすると、大体失敗する。真っ直ぐ切るつもりが曲がってしまったり。
今回の製作過程では、ジグソーで直線カットする為に、即席で端材をクランプして直線カットガイドを作成した。こうしておけば左右の手は部材を押さえる必要が無いのでジグソー保持に専念出来るのだ。
と言う訳で、いい感じに完成したので気分いいぞ。
(続く)
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