連日40℃近い猛暑が続いているが、その原因は人類による二酸化炭素ガスの大量生産だろう。
もう後戻り出来ない状況だ。
数年後には気温45℃とかなるぞ!
そんな時にはDIYだ。
という事で電子工作の作業机で使っている精密ドライバーを整理するためのスタンドを自作したので備忘録にまとめてみた。
では、本題に入ろう。
精密ドライバーの整理が出来ていないワテ
ワテが使っているのは下写真の精密ドライバーだ。
写真 ワテ使用中の精密ドライバーセットなど
精密ドライバー六本セットや単品精密ドライバーが数本ある。
⊕や⊖が混在しているので使うたびにドライバーの先端を見て⊕か⊖かを識別する必要があるので面倒臭い。
上写真の精密ドライバーセットは物凄く人気が高いが、これも⊕と⊖が混在している。
もし今ワテが新たに精密ドライバーを買うなら⊕⊖混在セットではなくて、⊕セットと⊖セットを別々に買うなあ。
例えば
プラス6本セット⤵
マイナス6本セット⤵
でも見た目が全く同じなので、⊕なのか⊖なのかを見分けるのが面倒臭いかもしれない。
その場合には、下写真のように⊕と⊖とで色分けされているやつが分かり易い。
ワテが持っているANEXのやつは軸が色分けされてるが、赤色系は⊕で青色系は⊖なのだが黄色やオレンジ色が⊖なので分かりづらいぞ。
なんでこんなヘンテコな色分けをするんだろう。
と言うか、なんでこんなヘンテコなやつを買ってしまったのだろう。
たぶん十年以上前に買ったと思うが、その当時は単に軸の色がレインボーに色分けされていて綺麗だなあ~と言うくらいの印象しか持たずに買ったのだろう。
熱収縮チューブの赤色と黒色を使って自分で色分けしても良いかな。
赤黒スピーカーケーブルとか赤黒テスター棒のように赤色は⊕、黒色は⊖にすれば分かり易い。
木工DIYで精密ドライバースタンドを自作する
さて、端材を利用してスタンドを自作した。
写真 DIYで自作した精密ドライバースタンドと整理前のドライバー
使用した部材は以下の通り。
- 上板:パイン集成材18ミリ厚
- 側板:針葉樹合板12ミリ厚
- 底板:ラワン合板12ミリ厚
これらの端材を木工用ボンドで張り合わせて組み立てた。
写真 完成した精密ドライバースタンド
作業時間は約1時間。
作業中の写真はあまりの暑さに撮り忘れたw
精密ドライバースタンド製作に使った工具など
もしワテと同じような精密ドライバースタンドを作りたい人のために、今回の作業で使った電動工具、クランプ、塗料などを紹介しよう。
定規
ワテが良く使っている定規は以下の二つだ。
15cmのピックアップスケールは各社から数多くの製品が出ているが、ワテの場合は下写真の1mmピッチのごく普通の目盛が好きだ。中には0.5mmピッチの定規もあるが、線が細かいので逆に見づらいのでワテは嫌い。このスケールは電子工作机、木工作業机の2箇所で使うので2本買った。
下写真のストッパー付差金もワテが買ってよかったツールの上位に来る。材の端から一定距離に鉛筆線を引く用途によく使う。
電動工具
卓上スライド丸ノコは買ってよかった電動工具の第一位と言っても良いくらい活用している。
最大312mm幅まで一発で切断出来るのだ。ターンベースを回転させれば角度カットも出来る。
あるいは鋸歯を傾斜させれば傾斜カットも出来る。
仕上げサンダも頻繁に活用している。
マキタ サンディングペーパー #240仕上げサンダは粉塵が大量に発生するので、自作のサイクロン集塵システムに接続して吸引している。
今回の精密ドライバースタンドはボンドで組み上げたあとでトリマーに面取りビットを付けて角を45度に削っている。
面取りビット 45度 ベアリング付
精密ドライバーを差し込む多数の小穴はスターエムの竹用ドリルで開けた。竹用ドリルはバリが殆ど出ない驚くべき性能なのだ。今回はΦ6, Φ7, Φ8の三種類を使った。
竹用ドリルは竹だけでなく一般木材・堅木・竹・塩ビ・アクリル・硬質ゴムに使える。
ワテの場合はこの竹用ドリルは5ミリから12ミリまで(11ミリ以外)を1ミリステップで全部購入した。ちょっと高かったが、これを持っていれば他のドリルは不要だ。
今後、3,4や11,13,14,15,16辺りも欲しいと思っている。
クランプ、ボンド、塗料など
ダイソー200円クランプを長く使っていたワテであるが、ベッセイの木工用クランプは買って正解だった。
別の作品の製作例を下写真に示すが、ベッセイのクランプは下写真のように部材をクランプするだけでなく安定した台座のように使えるのだ。
写真 ベッセイクランプの使用例
ベッセイクランプはこのようにクランプすると同時に台座として使えるので、クランプ作業が格段にやり易くなったのだ。
卓上スライド丸ノコで切断した部材は木工用ボンドで張り合わせた。ワテの場合は下写真の詰替袋を買ってマヨネーズの空容器に入れて使っている。
塗装は油性ニススプレーを使った。「3分つやとうめい」とは塗装後に三分で艶が出ると言う意味では無くて、ツヤツヤテカテカの表面を10とすると、3くらいの光沢という意味だ。実際に木材に塗った印象では、殆ど艶は出ない。
完成した精密ドライバースタンドを使う
さっそく精密ドライバースタンドを使ってみた。
写真 精密ドライバースタンドを使ってみた
三列ある穴は手前がΦ6、中央がΦ7、奥がΦ8だ。
上写真のように手持ちの精密ドライバーを挿してみた。
左の2列に⊕を挿した。その右隣の3列に⊖を挿した。
安定感はいい感じ。
下写真のように余っている穴に普段良く使うピンセット、逆作用ピンセット、調整ドライバーを挿してみた。
写真 普段良く使うピンセット、逆作用ピンセット、調整ドライバーも挿した
精密ドライバーは電子工作DIYで割りと頻繁に使うので、このスタンドは作業机の手の届く位置に常設する予定だ。
そこで上写真のように余っている穴に普段良く使うピンセット、逆作用ピンセット、調整ドライバーも挿した。
これら以外にも、先端の尖ったピンセットなども持っているが使用頻度は多くないのでこのスタンドには挿さずに、別の場所に保管している。
要するに使用頻度が少ないツールまでも机の上に常設すると逆に机の上が乱雑に成りやすいので、それはお勧めしない。
それと、同じサイズの精密ドライバーもあるので、上写真のように全部を挿すと余計に混乱するので、不要なやつは別の場所で使うのが良さそう。
熱収縮チューブを使って赤⊕黒⊖に分類した
やはりドライバー軸の色分けが分かりづらいので、熱収縮チューブを使って赤⊕黒⊖に分類してみた。
写真 熱収縮チューブを使って赤⊕黒⊖に分類した
下写真のように重複するサイズは一つを残して他のやつはスタンドに挿さない事にした。
これで赤⊕黒⊖精密ドライバーの必要最低限のやつだけがスタンドに刺さっているのだ。
写真 重複サイズを除いて必要最低限の赤⊕黒⊖精密ドライバー
不要なやつは木工作業部屋で使う事にした。
まとめ
自称端材の達人のワテである。
数センチの端材すら捨てられない。
DIY界の超貧乏性とも言う。
当記事ではワテが木工DIYで製作した精密ドライバー整理スタンドを紹介した。
端材を使ったので製作費はゼロ円かな。
部屋や机が散らかる原因は、散らかっている物の定位置が定まっていないからだ。
逆に言えば全ての物の定位置を決めておけば、整理整頓が捗る。
という事で、今回は乱雑に散らかりやすい電子工作作業机の上で使う精密ドライバーの整理スタンドを自作した。
その際に、熱収縮チューブを使って赤⊕黒⊖に分類したので、見た瞬間に色で⊕⊖が区別出来るようになった。素晴らしいアイデアだ。
先端サイズの違いは目視で確認する予定だが、あるいは先端サイズの大小に応じて熱収縮チューブの長さを変える案も良いかもしれない。
これで精密ドライバーやピンセット、調整ドライバーなどの定位置が決まったので、机整理が少し進んだ。
これら以外にも電子工作作業机の上で使っている工具、ケーブルなどの定位置が決まっていない物があるので、今後はそれらの定位置を決めると同時に適切な整理方法を確立したい。
それと木工作業部屋に電動工具が増えたのでのサイクロン集塵システムの配管が足りていないのだ。
なので、配管を綺麗にやり直したいと思っている。
(続く)
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