ワレコ
遂に二つのぺるけ式アンプが完成したのだ。
- ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ15V基板バージョン(2017年)
- ぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)
そこでこれらのアンプを記念撮影した。
最初に作ったのが黒色シャーシの「ぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)」だ。
次に作ったのがオレンジ色シャーシの「ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ15V基板バージョン(2017年)」だ。先日完成した。
それぞれのアンプの詳細は製作記事を参照して頂きたい。
早速これら二つのアンプを接続してヘッドホンで聴いている。
ノイズも無くていい音で鳴っているぞ。
と言う事で、アンプを記念撮影したので写真で紹介したい。
まあ100%ワテの備忘録だが。
では、本題に入ろう。
ぺるけ式ヘッドホンアンプ(兼プリアンプ)とTRミニワッターを接続
下写真の黒色パネルが「ぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V)」、オレンジパネルが「ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ15V(2017年)」だ。
オレンジのヘッドホンアンプはプリアンプとしても使える。
写真 上:ぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V)、下:ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ15V(2017年)
そこでこれらの二台を接続してみた(下写真)。
写真 ヘッドホンアンプ(下)のXLR5オス出力をRCAに変換しミニワッター(上)に入力
オレンジのヘッドホンアンプの背面パネルにはXLR5オスのバランス出力端子がある。
バランス・アンバランス接続ケーブル(XLR5=RCAx2)は自作
バランスXLR5とアンバランスRCAx2との接続ケーブルは自作した。
ヘッドホンアンプのバランス出力信号は以下の通り。
1 GND
2 L+
3 L-
4 R+
5 R-
そこでXLR5メスコネクタを二個のRCAプラグに以下のように接続したケーブルを作成した。
RCA L- XLR5の 1 GND と接続
RCA R+ XLR5の 4 R+ と接続
RCA R- XLR5の 1 GND と接続
なので、XLR5の 3 L- と 5 R- はどこにも接続していない。
なお、一般的なバランスXLR3=アンバランスRCA ケーブルの場合なら、L-やR-もGNDに接続するのが普通だと思うが、このヘッドホンアンプの場合、L-やR-をGNDに落とすと出力がショートしてしまうので、L-やR-のコールド側は未接続のままオープンにしている。
下写真が製作途中のXLR5===RCA接続ケーブルだ。
写真 製作途中のXLR5===RCA接続ケーブル(灰色パーツは3D印刷で自作)
まあこんな変換ケーブルを作るよりも、ヘッドホンアンプにアンバランス出力端子用のRCAジャックを付けておけば良かったのだが忘れていたのだ。
ワテが使ったシールド線はMogamiの四芯シールドのマイクケーブルだ。
写真 製作途中のXLR5===RCA接続ケーブル(RCAのLRのGNDをXLR5の1番ピンGNDと接続)
上写真で使っている大型木製クリップはワテの自作品だ。
ヘッドホンアンプとミニワッターを接続
このXLR5===RCA 接続ケーブルを使ってヘッドホンアンプとミニワッターを接続した(下写真)。
写真 同じサイズのケースに入れたので見た目もいい感じだ
上写真の二台のアンプにはヘッドホン端子は合計三つある。
それらは以下の通り。
オレンジヘッドホンアンプ
- アンバランス出力(TRSジャック)
- バランス出力(XLR5メス)
黒色ミニワッター
- アンバランス出力(TRSジャック)
だ。
現状ではバランスヘッドホンを持っていないので、二つのTRSジャックにヘッドホンを挿して聴いている。
ヘッドホンアンプのTRSジャックで聴く音は透明感があり繊細なイメージだ。
一方、ミニワッターのTRSジャックで聴く音は力強さを感じる。
どちらのアンプも癖の無いナチュラルな音なので甲乙付け難いという表現が良く当てはまる感じ。
アンプの内部を紹介
先日、この記事↴で紹介したようにヘッドホンアンプは完成直後にノイズ問題が発覚した。
でも無事に解決して今ではオレンジのヘッドホンアンプ単体ならボリューム最大でもノイズが聞こえない。
オレンジヘッドホンアンプと黒色ミニワッターを接続した場合には、ボリューム最大でミニワッターに挿したヘッドホンから微かに「ジー」っと言うノイズが聞こえる程度。
と言う事で非常に静かでノイズの少ないアンプが完成したので、大満足だ。
写真 左:ミニワッター19V版、右:FET差動バランス型ヘッドホンアンプ15V(2017年)
ぺるけさんのサイトに公開されている回路図を元にワテがKiCadで設計してPCBWayさんに発注した専用プリント基板を使ったので、製作作業は非常にスムーズに出来た。
ヘッドホンアンプ基板は白色レジストを選択したので、色付け無しに原音を忠実に増幅するのだ。
まさに見たまんまのピュアホワイト。
もし青色基板なら青空のように澄み切った爽やかな音が出るのか!?
勿論その通りだ。
写真 PCBWayさんに外注したシャーシを使って期待以上にいい感じに仕上がった
一方、シャーシもPCBWayさんに発注したアルミパネル(前後二枚)を使って自作した。
PCBWayさんのような専門業者さんにアルミレーザーカットやシルク文字印刷あるいはレーザー刻印加工で文字入れして貰ったので、見た目もいい感じに仕上がった。
やっぱりオーディオ機器は回路も重要だが見た目も重要だと思う。
日常的に使う機器なので、見た目も重視したいからだ。
まとめ
ワレコ
ぺるけさん設計のヘッドホンアンプとミニワッターが無事に完成した。
ノイズ問題も解決して、非常にスッキリ気分爽快。
「こいつは春から縁起がいいわい」と言う気分だ。
この二台のアンプは今後のワテのPCオーディオ環境のメインシステムとして採用する予定だ。
一方、PCオーディオ環境で使うスピーカーは、塩ビ管を利用して現在製作中だ。
このスピーカーが完成すれば、ぺるけ式ミニワッターで駆動するのだ。
(続く)
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