ワレコ
もうすぐ5月。
早いなあ。
さて、木工作業部屋を整理整頓した。
最近少しスランプ気味なのだが、気分が滅入っている時には身の回りの整理整頓が良い。不用品を捨てて必要な物を整理して片付ける。そうすると気運が向上するのだ。
と言う事で、本題に入ろう。
スパナ、レンチ類をマグネット貼り付け方式で整理
下写真がワテが工具箱に乱雑に詰め込んでいるハンドツールだ。
写真 現状、多数のハンドツールの整理整頓が全く出来ていない
現状ではダイソー100円スパナ、KTC、TONEなどのスパナやメガネレンチを文房具用の引き出しに入れているのだが、メーカーもバラバラなので収まりが悪く、全く整理出来ていないのだ。
現状では下写真のようなレターケースにスパナなどを入れている。モンキーレンチも入れている。
ネット検索するとスパナ・レンチ類の整理方法はいろんな手法があるが、メーカーもバラバラで形状も異なるのでどのように整理すれば良いのか考えても解決策が浮かばない。
そこでマグネットに貼り付ける方式で取り敢えず整理してみる事にした。
下写真のような製品を買っても良いが、工具が多いのでマグネットバーが数本必要になるので費用もかかる。そこで自作する事にしたのだ。
ダイソーで3cm幅で1メートルのマグネットテープを五本買って来た。
そのマグネットテープを下写真のように幅300mm、高さ380mmくらいの塗装コンパネの端材に張り付けた。
マグネットテープは両面テープが貼ってあるので保護シートを剥がすだけで貼り付ける事が可能だ。
下写真のように12本(30cm x 12 = 3.6m)のマグネットテープを塗装コンパネに張り付けた。
そして下写真のようにハンドツールを貼り付けてみた。
その結果、下写真のように手持ちのスパナ・レンチ類がいい感じで収納出来た。
写真 マグネットシートに張り付けたハンドツール
まあ安物のハンドツールが多いが、高級舶来メッキ仕上げの高級ハンドツールなんて買うと勿体なくて使えないと思うので、ワテには安いハンドツールで十分だ。
それもホームセンターの特価品などが多い。
ちなみに上写真のハンドツールの殆どは、一本100から300円くらいで購入したやつばかりだ。
取り敢えずマグネット貼り付け式で収納は出来る事が分ったので、今後の予定としてはこの塗装コンパネをフレンチクリートで壁掛け収納したい。
ところがワテの作業部屋は狭いので殆どの壁面を収納に使っているので、この塗装コンパネを引っ掛ける場所が無いのだ。なので、まずは作業部屋の整理を行う予定だ。
マグネット貼り付け方式でハンドツールを整理する場合の注意事項
スパナやメガネレンチの場合、下写真のようにオフセット角度が付いているタイプもある。
今回は下写真左のように単純に塗装コンパネにマグネットテープを貼ったので、その結果、先端部分にオフセット角度が付いているメガネレンチなどは直線部分が磁石に密着しないので吸い付きが悪い。強い振動を与えると落下する事がある。
写真 マグネットテープを塗装コンパネに貼る場合の工夫(左:現状、右:改良案)
そこで上図右のような構造にすれば、オフセット角度が付いているハンドツールでも持ち手部分がピッタリと隙間なくマグネットシートに密着するので安定性は良くなるだろう。
まあ取り敢えず現状の上図左の状態で使ってみる。もし吸着力が低い場合には上図右のように改良したい。
ダイソー100円皿立て利用のF型クランプハンガー
下写真が現状のF型クランプハンガーだ。
下写真のようにF型クランプのバーを個別に挿し込めるように小部屋を12個設けている。
この小部屋構造だとF型クランプが確実にホールド出来るので安定性は良いのだが、欠点としては抜き差しするのが多少手間が掛かるのだ。
それとこのクランプハンガー自体が重量があるので、そこに更に手持ちの8本のF型クランプを挿し込むと重みで前側が下に下がってしまう。
そこで改良する事にした。
ダイソーで100円の皿立てを買って来た。
この皿立てを針葉樹合板端材にコーススレッド25ミリでネジ固定して、その裏側に下写真のようにフレンチクリート引っ掛け用の45度斜めカット部材をコーススレッド35ミリでネジ固定した。
こういうDIYの場合、木工用ボンドで貼るかコーススレッドでネジ止めするか迷うが、今回は試作の意味合いが大きいので、解体可能なようにコーススレッドで組み立てた。
使ってみてもし何か改良すべき点など有れば、分解できるようにしたのだ。
これで完成なので下写真のようにフレンチクリートに引っ掛けた。
そのハンガーに早速ダイソー200円のF型クランプを四丁引っ掛けてみた。
どう!
なかなかいい感じのF型クランプハンガーじゃないですか?
最大で左右に各三丁のF型クランプを引っ掛ける事ができるので合計6丁のクランプを整理出来る。
必要なら同じ直径の丸棒を買って来て木工用ボンドで貼り付けて延長するか、あるいはパイプ状のものを挿し込んで延長すれば、左右に5丁合計10丁くらいのクランプを引っ掛ける事が出来そうだ。
下写真のような使い方をすれば、F型クランプだけでなくC型クランプも引っ掛ける事が出来る。
あるいは下写真のようにハンドクランプも引っ掛け収納が可能だ。
買う物はダイソー110円皿立てのみで、あとは木片、コーススレッドが有れば完成する。
なお、今まで使っていた小部屋方式のハンガーは廃棄処分する予定であったのだが、丸棒ヤスリを挿し込んで壁掛け収納に使えそうなので、廃棄は中止した。
ドライバーをフレンチクリート収納した
ドライバーも現状ではオフィス用のA4サイズトレイに収納していたのだが、下写真のようにフレンチクリート収納にしてみた。
上写真で赤い持ち手のPB Swissのプラスドライバーは持ち手の部分は軽いので重心は下にあるので、安定性は良い。
一方、木製グリップのVESSEL貫通ドライバー(マイナス)は木製の持ち手の部分が重いので重心が高い。
当初は針葉樹合板12ミリに穴を開けるだけの単純な構造で製作したのだが、VESSEL貫通ドライバーの重心が高くて板に挿し込んでも傾いてしまうのだ。
そこで針葉樹合板の下側に2×4材端材を貼り付けてドライバー軸部分のホールド性能を高めたのだ。
その結果、どのドライバーもグラつく事無く真っ直ぐに刺さっているのが分かるだろう。
上写真で手前と奥の二列構造にしたので奥側の大型ドライバーは取り出しにくい。でも普段は大型のドライバーは滅多に使わない。手前には普段良く使うドライバーを挿しているので実用上は問題ない。
下写真のスターエム竹用ドリルは竹だけでなく木材、樹脂などにもバリの出ない綺麗な穴を開ける事ができるのでお勧めだ。
一本千円前後なので安くはないが、ワテの場合はΦ5, 6, 7, 8, 9, 10, 12辺りのサイズを買い揃えた。この竹用ドリルも現状では引き出しに保管しているので、専用スタンドを自作して立てて保管する方式にするかどうか検討中だ。
良く見かけるのは木片に穴を開けてドリルの刃を上向きに挿して収納する方式だ。
でもワテの場合は刃物の刃が上向きになるのは危険なのでやりたくない。それにもし何か硬い物をその上に落としたら、ドリル刃がダメージを受ける可能性もあるので。
じゃあ刃物の刃を下向きに保管すると、木片に開けた穴の中にドリルの刃が入ったまま直立させて保管する事になる。なんとなくそれもイヤな感じ。
どうするかな。
鑢(ヤスリ)の壁掛け収納
手持ちにあるヤスリも壁掛け収納にしてみた。
丸棒ヤスリは先日ヤフオクで安いやつが有ったので数本入手した。
国産のヤスリメーカーは壺三(ツボサン)、壺万(ツボマン)、壺竹(ツボタケ)、、、のように社名に壺が入る会社が多い。
その理由は、ヤスリの製造工程で味噌を使うらしいのだが、その味噌を保管する容器が壺なのだ。ネット情報から。
じゃあ、日本以外の国でヤスリを作る際には味噌の代わりに何を使っているのだろう?
泥でも塗るのかな?
もしご存じの方、教えて下さい。
下写真のヤスリ収納作品は以前に作った物だが、たしかブログ記事では紹介した事が無いと思うので、この機会に紹介しておこう。
上写真のように手持ちのヤスリもフレンチクリート式に壁掛け収納した。長い平ヤスリをしっかりと保持できるように長めの棒材で仕切りを付けてみた。
ヤスリを壁掛け収納するに当たり、持ち手の柄を購入してヤスリに挿した。
ヤスリの柄には「壺に三」の字が焼き印されている。ツボサン製なのかどうかは不明だ。
ツボサンのヤスリは有名だがワテが使っている安いヤスリも、持ち手だけはツボサンだ。
その他のツールの壁掛け収納の例
ベッセイユニクランプ・アーム産業L型クランプも壁掛け収納
ベッセイユニクランプもフレンチクリート式で壁掛け収納している。
作業部屋が狭いのでクランプを壁に並べて収納すると広い面積が必要になる。なので、上写真のように奥から手前にクランプを重ねて収納する方式にしている。手前には普段良く使う160mmサイズを二丁、奥には300mmサイズを4丁引っ掛けている。
BESSEYの160mmタイプ
BESSEYの300mmタイプ
下写真はアーム産業のL型クランプを同じく奥から手前に引っ掛け収納している。
アーム産業L型クランプ200mmタイプ標準型(アゴ深さ80mm)
アーム産業L型クランプ200mmタイプ強力型(アゴ深さ120mm)
これらのクランプ用のフレンチクリートハンガーの製作記事は以前に紹介した。
ワテはこの三年程はダイソー200円クランプしか使っていなかった。
BESSEYパラレルクランプやアーム産業L型クランプは少々高い買い物で有ったが、ダイソーF型クランプに比べて素晴らしい機能性には感動した。
金槌・木槌・バールの壁掛け収納
手持ちの金槌や木槌もフレンチクリート式収納している。
上写真左端のバールは以前は別の場所に保管していたのだが、今回、バールも金槌の横に引っ掛け収納にした。
なお、上写真でバールを引っ掛ける場所は今回、木片を接着剤で貼り付けて延長したのだ。従来は左から二番目の金槌が最も左位置だったのだ。
針葉樹合板の長板と2×4材の端材を端材を貯めているダンボールから探してきて接着して延長した。このやり方を使えば、左右にいくらでも延長出来るのでもし新しい金槌を買った場合にはそれで対処できるが、現在持っているやつで十分足りているので買う事は無いかな。
まとめ
ワレコ
前からやろうと思っていたハンドツールの整理が出来たので気分が良い。
これからもドンドン整理整頓していきたい。
当記事ではワテの作業部屋にあるハンドツール(レンチ、スパナなど)の壁掛け収納の作業手順を紹介した。
ダイソー100円の30ミリ幅(長さ1メートル)の接着テープ付きマグネットテープを塗装コンパネに貼り付けて、そこにハンドツールを貼り付ける方式で上手い具合に収納出来た。
部屋を整理してこの塗装コンパネをフレンチクリート引っ掛け収納する場所を確保すれば完了だ。
あとは、ワテ手持ちのクランプ類の収納方法も紹介した。
木工DIYでは兎に角沢山のクランプを使う。
ダイソー200円のF型クランプはコストパフォーマンスが良いのでワテも木工を始めた数年前に8丁、最近4丁買い増しした。
これらのF型クランプを引っ掛け収納するために、ダイソー皿立てを利用した。このやり方は皿立てにフレンチクリート引っ掛け部材をネジ止めするだけで完成するのでお手軽だ。
F型クランプ以外の小物を引っ掛けても良い。
あとは、BESSEYユニクランプ、アーム産業L型クランプの収納方法も紹介した。
ドライバーや金槌などの良く使う工具は引き出しに入れるなどするよりも、取り出し易い壁掛け収納が適している。
(続く)
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