写真 アパートを探す為に候補地の辺りを散策している人
もうすぐ新年度の4月がやってくる。
高校、短大、大学、専門学校などの学校に入学する人、就職する人などいろんな進路がある。
さて、その中には一人暮らしを始める人も多いだろう。
ワテの場合も、かなり長い期間一人暮らしをしていた。
そういうワテの経験に基づいて、当記事では「アパート・マンションの探し方と一人暮らし入門」の記事を書いてみた。
新入学生、新入社員は必読の記事で有る事は間違いない。
では、早速紹介しよう。
まず下宿を決める
まずは下宿を決める事になる。
今後、数年間も住み続ける事になるので、出来れば良い物件を見付けたい。
通勤通学は、出来れば1時間以内くらいが理想的だろう。
学校や会社の近所に良い物件が見付けられなくて、通勤通学に2時間も掛かるようなところに下宿するなんて言うのは出来れば避けたい。
通勤通学は毎日の事なので、学校・職場に近いのに越した事は無いのだ。
社会人の場合
就職の場合には、社員寮がある会社もあるだろう。
そういう場合には、会社に任せておけば住む場所は確保してくれるので心配は無い。
一方、自分で探す場合でも、会社が地元の不動産屋さんを紹介してくれる場合が多いので、社会人の場合には比較的容易にアパート、マンションを探す事が可能だ。
学生の場合
一方、学生の場合には、合格発表の後に学生課を訪ねると、入学手続きに必要な各種の書類を渡される。
また、下宿に関しては学生課が壁の掲示板に各種のアパート、マンションの物件を張り出しているのでそれらから選んでも良い。
しかしながら、一般に下宿探しは早い者勝ちなので、学生課の壁に貼ってある物件の連絡先に連絡を取って訪ねてみても、殆どが既に契約済の場合が多い。
逆に、残っている物件は、それは何らかの難点があるので不人気であり、それゆえに未契約の場合が多い。
つまり、
- 駅から遠い
- 学校から遠い
- 日当たりが悪い
- 交通量の多い道路に面していて騒音が五月蠅い
- 築50年のボロボロのアパートで雨が漏る
- 風呂もなくトイレは共同
- ゴキブリ、ネズミ、お化けが出る
などなど。
アパート、マンションは学校が紹介している物件の中から馬鹿正直に選ぶ必要はない。
そういう場合には、学校とは関係ない街中の不動産屋さんに直接訪問するほうが良い。
不動産屋に行く場合の注意
不動産屋さんとしても、毎日大勢の客の応対をする訳なので、冷やかしの客には良い物件は紹介しない。
「今日、3、4軒の部屋を見せて貰ってその中で契約するつもりだ。」
くらいの意気込みで行くと良いだろう。
金色に輝く高級なローレックスの腕時計に、ダンヒルの高級スーツで決めて行くと、尚良いかも知れない。
そうすると、店員さんも親身になって探してくれる思う。
人間、見た目よりも中身が大切だと言っても、こう言う場合は見た目も重要だ。
まあ、無精ひげ生やして、ヨレヨレの汚い恰好で来た客に、お勧めの物件を紹介したいとは普通は思わないだろう。
あるいは、大家さんがそんな客はお断りしますと言う条件を付けている場合もあるし。
兎に角、身だしなみは重要だ。
こんなのがいいかも | でもワテならキティちゃんだ |
男は Dunhill で決めたい。
全ての条件を満足する物件は無い
アパート、マンションを探す場合には、誰でもこんな物件を探したい。
- 駅近(徒歩10分以内、約1キロ以内)
- 急行停車駅
- 日当たり良好
- 南向き
- 角部屋
- 広い
- 完全防音
- 鉄筋コンクリートで耐震性も万全
- 近所にコンビニ、スーパーがある
- 近所に交番があり治安が良い
- 近所に銭湯、スーパー銭湯がある(ワテの希望)
- 近所に安くて美味い定食屋がある(ワテの希望)
- 近所に女子高、女子大がある(ワテの希望)
- 両隣は独身女性が住んでいる(ワテの希望)
- 家賃が安い
などなど。
そんな物件は絶対に無い。
まあ、10個の希望が有れば2,3個は諦める必要がある。
結局のところ、高い家賃を払えば全部の希望を満たす事は可能ではあるが。
何を優先するかは個人の好みの問題ではあるが、ワテの場合なら、
- 学校に近い(徒歩、自転車で通える)
- 3階以上
を優先したい。この際、女子高も女子大も諦める覚悟だ。
そうすると、電車の定期代が不要なので、その分家賃に回せる。
1階だと何かと不便。
まず第一に、通行人から部屋の中が見えてしまう。
あるいは、ちょっと外出して近所のコンビニに行く場合でも戸締りをしなくてはならない。
3階以上でも十分な防犯には越したことは無いが、でも5分程度部屋を空ける場合なら、3階ならベランダの窓を開けたままでもそれほどは気にならないし。
なので、学生課に行って入学関連書類を貰った後は、すぐに大学周辺の不動産屋に行くと良いだろう。
もたもたしていると、ろくな物件は無い。
賃貸アパート、賃貸マンションに関しては、「残り物には福がある」はまず有り得ない。
「残り物はカスしかない」が正解だろう。
上京したらまず朝から不動産屋に行って物件を探す
なので、入学手続き前にネットで事前に不動産屋さんを調べておいて、上京したらまず朝から不動産屋に行って物件を先に確保するくらいのほうが良いかも。
そのあとで、入学手続きをしても問題無いし。
物件を見に行く場合に持って行くもの
- メジャー(5mのやつがお勧め)
- ノート
- デジカメ、スマホ
- 印鑑(安い認め印で良い。実印は必要ない。)
- 身分証明書(免許証、保険証など)
各部の寸法を計測してノートにメモしておくと良い。
つまり、幾つかの部屋を見学して、良さそうな物件に決めたとする。
そうすると、あとはお店に戻って契約書にサインすれば不動産契約は完了。
その次にする作業は、生活に必要な家具、電化製品の購入だ。
その時に、部屋の大きさが分からないと何かと困る。
例えば、
- ベッドを置きたいがあの部屋に入るかな?
- 窓の縦横サイズ、数(カーテンを購入する時に必要)
- 部屋の縦横の長さ(絨毯、カーペットに必要)
- 冷蔵庫や洗濯機を置く場所が有ったが、横幅は何センチまでなら入るかな?
- 天井の照明の金具の形状、個数。
- ステンレス製の物干し竿を買いたいが、物干しのフックの間隔は何メートルかな?
- 伸縮式の物干し竿もあるが、出来ればシンプルな一本物のほうが扱いやすいし。
- ガスは都市ガス(13A・12A・6A・5Cなどの種類あり)・プロパンのどれかな?
- 電気のブレーカーの容量は20A、30Aのどっちかな?必要なら電力会社に変更して貰える
- コンセントはどの位置に何個あったかな?
- 玄関の大きさはどれくらいかな?(大きな食器棚や本棚が入るかな?)
- エレベーターの幅は何センチかな?(大きな冷蔵庫が積めるかな?)
- 階段の幅は何センチかな?
などである。
そういう情報は自分で現地で計測するのに限る。
何度も現地に行くのは困難なので、物件を見学してそこに決めた場合に、これらの寸法を自分で計測しておくと良い。
また、スマホ、デジカメで写真を写しておけば尚良い。
ワテの場合、今まで何度か引っ越したが、一番良かった物件は、
- 4階建ての3階
- 三方向が窓
- 2駅利用可能
- 近所に銭湯
- 向かいに交番
- 商店街が近い
だ。
その物件は向かいに警察官数名が常駐の交番があったので治安は良かった。
女性の場合には、そういう物件を見付けると安心だろう。
一人暮らしを始める
まず行う事は、
電気、ガス、水道の契約を行う(銀行引き落とし、クレジットカード引き落としなど)
だ。
次に、
隣近所の人に挨拶だ。
地元の名産あるいは、無難にタオルなどの粗品を手渡すと良い。
タオルなら今治タオルが有名だ。
こういう場合の粗品はやはり国産の品物が良いだろう。
価格的には1000円前後で良いと思う。あまり高額なものは逆に相手に気を使わせてしまうので。
最初から沢山の物を買い揃えない
一人暮らしを始めると、あれもこれも必要になるだろうと心配になり、沢山の物を買い揃える人もいる。
まあ、広い部屋なら沢山の品物を置けるのでそれでも良いだろう。
でも普通は、ワンルームマンションや6畳一間のアパートなどに住む人が多い。
そう言う場合には、最初から沢山の品物を買い揃えるのはお勧めしない。
最初に買うのは、最低限に必要になる物が良いだろう。
具体的には、
- 大物家電(冷蔵庫、テレビ、洗濯機など)
- 机、椅子
- 部屋の天井照明
- 布団
- 小型の衣装ケース
くらいか。
食器棚、タンス、衣装ケースなどは狭い部屋に置くと居住スペースを圧迫する。
なので、1~2カ月くらいその部屋で暮らしてみて、自分にとってどれくらいの大きさのものが必要かを検討してから買うと良いだろう。
例えば4月に入学して、5月のゴールデンウイークに食器棚とかタンスを買うなどが良いだろう。
最初から馬鹿でかい食器棚を買っても、部屋が狭いだけだ。
それだったら、ネット通販で部屋の寸法に合わせて良さそうなものを探して組み立て式のコンパクトな食器棚を買う方が良い。
タンス、衣装ケースなども同じだ。
人によって持っている衣類の数も異なるので、他の人がタンスを買っているからと言って、自分もアホみたいに大きなタンスを買っても置き場所に困る。
必要最低限の物で生活する。
これに限る。
一人暮らしを始めた人への注意
3月や4月に引っ越し作業が至る所で見られる。
そういう光景を見付けると、新聞の勧誘にやって来る人がいる。
「〇〇新聞ですが、3か月で良いので契約しれくれませんか?」
新聞の勧誘
まあ、紙の新聞を朝じっくり読む習慣がある人なら契約しても良いだろう。
でも、不要ならキッパリと断ろう。
それに学生なら学校の図書館に各社の新聞が揃っている。
普段読めないような、
- 電波新聞
- 流通経済新聞
- 日刊工業新聞
など、大抵の新聞は学校の図書館に有る。あるいは近所の公立図書館に行けば何でもある。
「三か月だけでいいから」などという甘い文句に押し切られて、ついつい契約してしまうのは良くない。
いらないなら「いらない」と断る。
でも勧誘員さんも百戦錬磨なので、断りにくい状況を作るのが上手い。
具体的には、先に粗品として洗剤やタオルなどを渡すのだ。
それを受け取ってしまったあなたは断りにくい状況に陥る。
勧誘員の人もそれで商売しているので、そのテクニックは敬意を表したいが、いらないものを契約する必要は無い。
新聞の購読料も月額で3000円くらいになるので、かなりの出費だ。300円の牛丼が10回も食える。10枚貯めると1食分が無料の券が貰えるならさらに1回無料で食える。
馬鹿に出来ない金額だ。
なので、
「新聞の契約はしません。
洗剤はありがとうございました。
使わせていただきます。
ほな、さいなら!
バタン(ドアを閉める音)
」
と言うくらいの厚かましさを身に付けるのが良いかも。
世の中、それくらいタフでないと生きていけない。
NHKの受信料徴収にやって来る
放送法によると、
NHKの放送を受信できるテレビ受信機を設置した場合には、NHKとの受信契約が義務付けられている。
受信契約をしたにも関わらず、受信料を支払わない場合には、NHKに訴訟で訴えられた人もいる。
しかし、受信契約をしていない場合にはその心配は無い。
例えばテレビは見ないがツタヤでDVDを借りて見たい人なら、
DVDプレイヤーと液晶テレビを買えばよい。
アンテナを繋がなければ、NHKを受信できる受信機を設置した事にはならないので、放送法の観点からもNHKとの契約義務は無い。
もし、NHKの勧誘員の人が
「そんな事はありません、テレビが有ればNHKとの契約が必要です。」
と嘘を言った場合には、
「その事実を証明するNHK会長印を押した公式の文書持って来てくれ!」
と言えば良いだろう。
五月蠅い住人だと思われて、今後は勧誘に来ない。ワテか。
NHKを受信出来るテレビを持っていないのに、万一、NHKと契約して銀行引き落としなどにしてしまうと毎月数千円がNHKに徴収されるので注意が必要だ。
最近のニュースによるとNHK横浜放送局の職員が受信料を着服していたらしい。それにも関わらずそんなニュースをNHKはひた隠しにしていてニュースにさえならなかった。
でも最近その事実がマスコミにスクープされ世間に露呈したのだが、犯人の名前も未だに非公開のようだ。
そんなインチキな組織に安易に受信料を支払う必要は無い。
へんな宗教に勧誘される
新年度は、宗教団体、政治団体、学生運動団体が新人を勧誘する絶好のチャンスだ。
地方から上京して、右も左も上も下も前も後ろも斜め前も斜め後ろも分からない純朴な少年少女を狙っている。
言葉巧みに接近して、あなたをアジトに連れて行くのだ。
最初は、宗教色も、政治色も感じさせない。
単なるサークル活動のような感じで勧誘する。
皆で集まってワイワイ楽しむみたいな。
でも、それは甘い罠。
如何に多くの信者を勧誘するか、いかに多くの活動員を入会させるか、彼らはそれしか頭にない。
まあ、そういう新興宗教団体、政治団体、学生運動、過激派、などに加入して幸せになる人も中にはいる。
- 教祖様の有難い教えを聞いて、心が洗われる気持ちになる。
- 100万円の壺を勧められたので購入したら益々運気が上がって来た気分。
- 毎月何万円ものお布施をすればするほど、清々しい気持ちになれる。
- ヘルメット被って、デモ行進したら生きがいを見付けられた。
など、そういう人もたまにはいる。
入会するかどうかはあなた次第だ。
変な奴には関わらない
あとは、道を歩いていると小声で呼び止めて言葉巧みに自動車に乗せるなどの手口もある。
その結果、だまされてAV収録に参加させられて、その映像が勝手に本人の許可なく販売される被害に遭った女子アナウンサーの人もいる。
多数の番組を降板したらしい。
気の毒だ。
でも、なあ、そんな事で番組を降板させるスポンサーも度量が狭いと言う感じ。
ワテが大スポンサー企業の社長なら、そんなのは、全く問題視しないが。
でも世の中にはお人好しな人も多い。
知らず知らずのうちに、雰囲気に流されて何らかの怪し人間や怪しい集団に関わってしまう場合もあるだろう。
その場の雰囲気に呑まれて、高い羽毛布団を買わされるなどの集団心理を利用した催眠商法だ。あるいは、二束三文の絵画を何十万円ものローン契約させられるなどの被害者も多い。
そういう場合には、
「気が変わったんで、買うのをやめときます。」
と言って店を飛び出せば良い。
もしそれが出来ないなら、とっさに携帯電話を取り出して、
「ああ、急用ですか?今すぐ行きます。」
などの演技をして店を出れば良い。
あるいは、
「ああ、東京地検特捜部ですか?
今、催眠商法の証拠音声の録音に成功しました。
直ちに捜査員を動員して下さい。」
などと言って相手がどう反応するか見るのも良いだろう。
この世の中を生き抜くためには、それくらいの余裕が必要だ。
まとめ
ワテの経験に基づく、間違いのない下宿探しの記事を書いてみた。
オレオレ詐欺、還付金詐欺など、今の世の中、怪しい奴ばかり。
- 渡る世間は鬼ばかり
- 渡る世間は罠ばかり
なので注意しよう。
この記事が、4月から入学、就職する人の一助になれば幸いである。
ワテ推薦の一人暮らし便利グッズ
さて、最後にワテお勧めの一人暮らしグッズを紹介したい。
それがこれだ。
一人暮らしに限らず、洗濯は日常の作業だ。
洗濯機を置く場所が有れば良いが、無い場合にはコインランドリーを利用する人も多い。
でも、コインランドリーは毎回数百円の出費になるので何度も利用すると金額的にも馬鹿に成らない。
で、よく考えてみるとタライで洗濯する事は意外に簡単なのだが、問題は脱水なのだ。
あるいは、風呂に入って体を洗う時に、洗いたい下着に石鹸を付けて泡立てて手拭(てぬぐい)代わりにして体を洗うと一石二鳥。そんな奴はワテだけか。
まあ、いろんな洗濯方法があるが、長期の海外旅行などに行った人なら分ると思うが、ホテルで下着を洗う場合、風呂場やバスで洗うのは簡単なのだ。
洗剤と水で洗濯物を数分間手や足でこねくり回せば良い。
問題は脱水。
自宅で脱水すればコインランドリー不要
洗濯物を手で絞った程度では十分には水は切れない。
それをハンガーなどに掛けて吊るしておくと、まあ丸一日くらい掛ければ乾くが、水気が多い洗濯ものを長時間掛けて乾かすと臭いが気になる。
要するに脱水さえ出来れば、自宅でユニットバスの洗面台などで下着類を洗濯して、干すだけで良いのだ。脱水しているので直ぐに乾く。
そうするとコインランドリーも不要。
そんな人にお勧めのグッズがこのALUMIS 超高速脱水機。
約18000円くらいなので、一回500円でコインランドリーを利用したとして36回分だ。
週に一回コインランドリーを利用したら年間52回。
なので約8カ月で元が取れる。
安い類似製品もあるが、軽いので振動が多いとかいろいろ問題がある。
この製品はアマゾンのレビューの評価も高く、重量もあるので安定性も良い。
かなり変人のワテが推薦するグッズなので、信じるかどうかはあなた次第だ。
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