ワレコ
ワテの場合、メガネ歴は長い。
当記事では、メガネ歴の長いワテがメガネ初心者の皆さんの為にワテ流のメガネ手入れ方法、メガネの買い方などを紹介したい。
ワテ流の方法でメガネを扱うと、新品同様の状態を五年後も十年後も維持できるのだ。
では、本題に入ろう。
メガネの買い方
眼科で処方箋を作って貰う
メガネを買う場合、行き成り眼鏡屋さんへ行く人が多い。
良い店員さんに当たれば良いが、経験不足な悪い店員さんに当たってしまうと、目に合っていないレンズ、顔に合っていないフレームを選んでしまう可能性もある。
そんな失敗を避ける為には、事前に眼科へ行って「メガネを作りたいので視力検査と処方箋の発行をお願いします。」と言うのが良いだろう。
そうすると視力検査をして、その検査結果に基づいて、最適のレンズ度数、乱視矯正の度数を記載した処方箋を発行して貰える。
費用は、国民健康保険に加入している人ならたぶん自己負担分は3千円~4千円程度だと思う。視力検査と処方箋発行に掛かる時間はトータルで30分も有れば足りるだろう。
平日の昼間などは眼科は空いている場合が多いので、そう言う時間帯に行くのが良いだろう。
その処方箋を持って眼鏡屋さんへ行けば良いのだ。
眼鏡屋さんの選び方
眼鏡屋さんは沢山ある。
ワテの場合、眼鏡屋さんの選択基準は主に二つある。
一つは、技術が確かな店員さんがいるかどうかと言う点だ。
もう一つは、自分好みのフレームを置いているかどうかという点だ。
この二つの条件を満たすお店でメガネを作ると良いだろう。
良い店員さんの見分け方
処方箋が有れば、どんな店員さんでもその処方箋に従ってメガネを作れば同じ物が出来ると考えるのは素人だ。
その処方箋に書いてある度数、乱視度数のレンズは一通りしかないので、誰が選んでも間違う事は無い。
でも、そのレンズを加工してフレームに嵌めてメガネを完成させるには、まず、あなたの左右の瞳の間隔を計測する作業がある。専門用語で言うと、瞳孔間距離(どうこうかんきょり)と言うやつだ。
瞳孔間距離は専用の機械で計測するお店もあるし、定規を当てて人が計測するお店もある。
もし機械で計測するならどんな素人な店員さんが測っても同じ値になるのか?それはワテには分からない。でもやはり機械であっても操作する人の熟練度は重要だろう。
なぜならその機械に対して客が正しい位置に顔を向けているかどうかなども、測定結果に影響するだろう。そんな事を全く気にせずに機械のボタンを押すだけの店員さんは避けたい。
その瞳孔間距離が1ミリや2ミリもずれると、完成したメガネを掛けた時に違和感を感じる(ワテの場合)。
これ以外にも、メガネを作る場合には色んな計測器を使って目を検査する。
と言う事で、やはりあまり若い経験不足な店員さんよりも、メガネ業界一筋何十年と言うベテランの店員さんに接客してもらうほうが安心感がある。
ではどのようにして、経験豊富なベテランの店員さんを見付けるのか?
それは、なんでも疑問に思った事は質問してみると良い。
眼鏡屋さんへ行くと、店員さんが「では〇〇の検査をしますので、その機械の前に座って下さい。」と言うだろう。
その時に、「この機械は何を測る機械ですか?」などと聞いてみると良い。
その質問に対して的確に答えられないようでは、眼鏡屋の店員さんとしてはあまり頼りにならない。
このメガネは検眼枠とか検眼フレームなどと呼ばれるやつだ。
処方箋に書いてあるレンズの度数、乱視度数と同じレンズを店員さんがこの検眼フレームにセットしてくれるので、それを掛けて良く見えるかどうか十分確認すると良い。
ワテの場合なら、この検眼フレームを掛けてお店の外に出て太陽光の下で遠くの看板の文字が見えるかどうか、遠くの信号や標識が見えるかどうかなどを10分以上チェックする。
メガネを買うと言うのはそれくらい真剣勝負なのだ!
フレームの選び方
さて、良い店員さんがいたとしても、自分の好みのフレームがそのお店に無ければそのお店でメガネを作らないほうが良い。
眼鏡屋さんなんて沢山あるので、たまたまぶらっと立ち寄ったお店に気に入ったフレームが無ければ、よその店へ行けば良いのだ。まあ十軒くらいの眼鏡屋さんを回れば一つや二つくらい、気に入ったフレームがあるだろう。
レンズの選び方
フレームが決まれば、次はレンズの選択だ。
- 球面レンズ(昔ながらのレンズ、値段は安い。)
- 非球面レンズ(↑と↓の中間の位置づけ。)
- 両面非球面レンズ(度数が強い人にお勧め。値段は高め。)
などがある。
まあこれは予算に応じて選べばよいだろう。
ワテの場合は両面非球面レンズを選択するようにしている。
値段的は、両面非球面レンズなら左右二枚で3~4万円前後だと思う。
コーティングは標準的なやつで良いだろう
あと、レンズ表面のコーティングも何種類もある。
メガネのPARIS MIKIさんのコーティングの例を以下に引用させて頂く。
コーティングの種類 | 効果・特徴 |
UVカットコート | 有害な紫外線を99.9%カットし、目を保護します(レンズ素材で紫外線を吸収します)。 |
撥水コート | レンズ表面に汚れが付きにくく、拭き取りやすくなります。 |
キズ防止コート | プラスチックレンズの弱点である傷をつきにくくします。 |
帯電防止コート | ホコリなどを付きにくくし、大切なレンズを傷や汚れからしっかり守ります。 |
ブルーライトカットコート | PCやスマートフォンの画面から出る「青色光」を効果的にカットし、眩しさやちらつきを抑えます。 |
タフクリアコート | 通常コートに比べ、キズに約6倍強く、約40%レンズ表面の反射を低減した パリミキ オリジナルコートです。 |
表 レンズのコーティングの種類(メガネのパリミキさんの例)
引用元 https://www.paris-miki.co.jp/knowledge/lens/option/
ワテの場合は、UVカットコートくらいで十分だ。
なぜなら、どんなに強力なコーティングを施したとしても、所詮はプラスチックレンズなので、小さな目に見えない埃やゴミが付いままレンズを強く擦れば必ずレンズには傷が付く。
逆に言えば、メガネのレンズは擦らなければ傷は付かないのだ。
だから、コーティングにお金を掛けるよりも、買ったメガネを正しく扱う方法を身に着けるほうが重要だ。
ではそのやり方を解説しよう。
メガネの扱い方
メガネは両手で扱う
メガネの正しい扱い方は、必ず両手でフレームを持ち上げる事。
片手で持つとフレームに歪む力が加わるので、お勧めしない。
必ず両手でメガネを持つ習慣を付けよう。
メガネフレームは折り畳まない
次に重要な事は、メガネフレームは頻繁に折り畳まない方が良い。
何故かと言うと、何度も折り畳んでいると蝶番の部分(丁番、ヒンジとも言う)が緩くなってしまうからだ。パタパタと簡単に折り畳める状態になる。
でも緩くなればネジを締めれば良いのでは?と言う人もいると思うが、確かにネジを締めれば蝶番のパタパタは解消するが、ワテの長年の経験で言うとやはりメガネフレームはなるべく折り畳まないほうが長持ちする。
例えば一日に10回くらいメガネを折り畳むとしよう。
一年なら3650回折り畳む事になる。
新品のメガネを作って、折り畳んでは開いてを3650回連続で繰り返す場合を想定してみると良い。
針金みたいな華奢なメガネフレームを3650回も開閉すると、フレームの色んな箇所に歪みとか捻じれの力が加わるだろう。それもベットで寝ていて無理な体勢で片手でメガネを外して折り畳んだりすれば、なおさら無理な捻じれの力がフレームに加わる。
つまり、毎日10回折り畳むとして一年も使っているとメガネフレームの至る所が微妙に歪んだり捻じれたりするのだ。
一方、最近のワテの場合は、メガネフレームは決して折り畳まない。今使っているメガネも作って約半年くらいになるが、一度も折り畳んだことは無い。
メガネを買うとケースを無料で付けてくれるお店が多いが、ワテの場合は、基本は無料ケースは貰わない。なぜなら貰ってもメガネを折り畳まないのでケースを使わないからだ。それに自宅に数個くらい未使用のケースはあるし。
と言う訳で、メガネを長持ちさせるには、メガネは決して折り畳まない事が重要だ。
そうすると、十年以上使っているメガネも新品時のカチットした雰囲気をいつまでも維持出来るのだ。
ワテの実体験に基づいているので間違い無い。
ところが、新しいメガネを作ろうかなと思ってワテが眼鏡屋へ行ってフレームを見ている時に、店員さんが勝手にワテのフレームを折り畳んだりすると、どづいたろか!と思うくらい苛立つワテである。
なので、眼鏡屋さんへ行っても絶対にワテのメガネを店員さんには触らせないのだ。
メガネ業界の要注意人物と呼ばれているワテである。
レンズは擦らない
上でも説明したが、メガネのレンズは擦らなければ傷は付かない。
メガネを買うと付いて来るクリーニングクロスは、ワテはもう何年も使った事も無いし、必要ともしない。なので、最近ではメガネを作ってもケースもクリーニングクロスも貰わないようにしている。
ところが、メガネ初心者はメガネが汚れるとクリーニングクロスでレンズを挟んで親指と人差し指でゴシゴシと強い力で擦る。
さらにそのクリーニングクロスを洗う事もせずに、メガネケースに入れたまま何年も使い続けている。
自称、メガネの達人のワテに言わせれば、そんなやつはメガネの素人以外の何物でもない。
汚いクリーニングクロスでレンズを擦っても傷が付くだけであり、レンズが綺麗になる事は無い。
そんな汚いクリーニングクロスは捨ててしまえ!
メガネの洗い方(フレームやレンズを洗う方法)
以下ではワテが実践しているメガネの洗い方、レンズの洗い方を紹介する。
全体を水洗いする
メガネを綺麗に維持するには、水洗いが良い。
まず、水道の蛇口から水を少し出しながらレンズの両面を水洗いする。
その時に、親指と人差し指でレンズを軽く挟んで指の腹の部分でレンズを軽く擦る。
もしレンズ表面に小さな砂粒のようなものが有れば、指は敏感なので感知できる。
その時には、擦るのではなくて水でゴミを洗い流すようにするのが良い。
兎に角レンズは強く擦らない習慣を着けておく事が重要だ。
なお、この時点では水洗いによってレンズ表面のゴミを除去するのが目的なので、指先の手の脂がレンズに付着しても全く問題無い。その脂はこのあとで洗剤で洗うからだ。
メガネクリーナーや中性洗剤で優しく洗う
水洗いでレンズ表面の塵や埃を除去したら、次は洗剤で洗う。
一般にはメガネは中性洗剤で洗うのが良いと言われている。
メガネレンズ専用のクリーナーも販売されているので、そう言うのを買っても良い。
でもワテの場合は、台所用の洗剤を使う事も有れば、固形石鹸を使う場合もある。酸性とかアルカリ性などは気にしない。
ネット情報などを見ると、メガネのレンズを石鹸で洗うと表面のコーティングが剥がれるなどの記述も見掛ける。なのでメガネを洗うなら専用のレンズクリーナー以外を使ってはダメというような意見もある。
まあ、心配性な人は専用レンズクリーナーを使うのが良いだろう。
でもワテの経験で言うと、メガネのレンズなんて、石鹸でもシャンプーでも台所の洗剤でも何で洗っても何かトラブルが起こった事は一度も無い。
あるいは、無水エタノール99%や消毒用アルコール(約81%)などでレンズを拭いても、何かレンズの見た目が曇ったとか、そんな事も一度も無い。
それどころか、そう言う風に慎重に丁寧にレンズをクリーニングすれば何年経っても傷一つないピカピカの状態を維持出来ているのだ。
そもそもレンズを石鹸で洗ったくらいで表面コーティングが禿げるとしたら、そのコーティング技術に欠陥があるだろう。
ちなみにワテがメガネを水洗い&洗剤洗いする頻度は、一週間に一回くらいかな。
超音波洗浄機は効果あるのか?
眼鏡屋さんの店頭に下写真のような超音波洗浄機が置いてあり、自由に使える場合がある。
昔のワテはメガネを超音波洗浄すると物凄く綺麗になると思っていたのだが、最近は決して超音波洗浄なんてのはやらない。
そもそも他の人のメガネを何個も洗った液体の中にワテのメガネを入れるなんて不潔なので決してやらない。
あるいは自宅に専用の超音波洗浄機を買うと言う案もあるが、先ほど紹介した洗剤で手洗いする方法で十分にメガネを綺麗に維持できるので、ワテは超音波洗浄機には全く関心が無い。
でもまあ超音波洗浄機は、メガネだけでなく腕時計、アクセサリーなどの洗浄に使えるので、そう言う点では一台くらい自宅に所有していると、役立つとは思う。
ティッシュで優しく水を拭き取る
具体的にワテが固形石鹸でレンズを洗うやり方を解説するなら、
まずメガネ全体やレンズを水洗いする。
次にティッシュを一枚取って丸めて右手で握る。そして固形石鹸をティッシュと一緒に手で擦って泡立てる。
泡が付いた丸めたティッシュを使ってレンズ表面(表も裏も)を優しく擦って(非常に軽い力で)、汚れや脂を落とす。
石鹸の付いたティッシュを丸めてゴミ箱に捨てる。
メガネに付いている石鹸を水で十分に灌ぐ。
洗い終わったら、ティッシュを一枚取って、優しくレンズを拭いて水を取る。
さらに金属フレーム部分の水も拭き取る。
ティッシュを捨てる。
このように石鹸とティッシュを二枚だけ使って完璧にメガネのレンズをピッカピカに出来るのだ。
まとめ
ワレコ
自称メガネの達人のワテが、ワテ流のメガネの買い方、扱い方、洗い方を解説した。
ここで紹介した方法はあくまでワテ流のやり方であるが、長年この手法でメガネを扱っているが、ワテのメガネは十年以上前に買ったやつでも、つい数日前に買ったくらいに新品同様の輝きを保っている。
その秘訣を再びまとめるなら以下の通り。
- メガネは絶対に折り畳まない。
- メガネはケースに入れない。
- メガネは自宅では折り畳まずに置ける場所を決めておく。
- メガネは両手で扱う。片手は禁止。
- メガネに付属のクリーニングクロスは使わない。捨てる。
- メガネの汚れは水洗いで塵、埃を落とす。
- 次に石鹸やティッシュで優しく洗う。決して強く擦らない。
- 石鹸を水で十分に濯ぐ。
- レンズや金属フレーム部分の水分をティッシュで優しく拭き取る。
以上が、自称メガネの変人のワテ流のメガネの扱い方だ。
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