西洋鉋 | 南京鉋 | 和鉋 |
何で西洋鉋は押すのかな?和鉋のように引いて削るほうがどう考えても合理的だと思うのだが。
ワレコ
木工作業部屋をフレンチクリート方式で着々と整理整頓しているのだ。
今回は鉋を壁面収納した。
ワテの場合、鉋掛けは得意だ。
薄く削ってトイレットペーパーみたいな鉋クズをヒラヒラさせる事も出来る。
もちろん鉋の刃は自分で研ぐ。
大抵の刃物は研げる。
刃物研ぎ職人ワレコである。
なんのこっちゃ
では、本題に入ろう。
鉋を壁掛け収納する
鉋の知識
鉋のサイズは一般に身幅で表示される。
鉋の身幅とは、鉋刃の先端部分の刃幅(有効削り幅)ではなくて、文字通り刃の横幅だ。最大幅と言っても良いだろう。
身幅(L) | 押金幅(R) | 旧称 | 台長 |
80mm | 70mm | 二寸 | 尺台 |
70mm | 63mm | 寸八 | 9寸5分台 |
65mm | 57mm | 寸六 | 9寸5分台 |
60mm | 54mm | 寸四 | 9寸台 |
55mm | 48mm | 寸三 | 8寸台 |
50mm | 44mm | 寸二 | 7寸台 |
48mm | 43mm | 寸六 | 5寸5分~7寸台 |
42mm | 36mm | 寸四 | 5寸5分~7寸台 |
36mm | 31mm | 寸二 | 5寸5分~7寸台 |
表 鉋のサイズ
引用元 https://www.tsune36.co.jp/kanna_kaitai_shinsho/page_003/
押金幅は有効削り幅とほぼ同じだ。
鉋を立てて収納する
ワテが持っている鉋は身幅(鉋の刃の最大幅)は60mmと65mmだ。
なので寸四と寸六になる。
写真 この二丁の鉋を壁面収納する
どんなふうに収納するのか検討した結果、立てて収納する事にした。
台頭を下にして収納している人もいるが、ワテは台尻を下にして立てる事にした。
取り敢えず三丁の鉋を保管できる収納棚を作る。
写真 台尻を下にして立てて収納する
将来、寸八(刃幅70mm、有効切削幅63mm)も欲しいなあと思っている。
あるいは、削ろう会さんみたいな一尺 大鉋も欲しいのだが、多分高いので買えないw
それに、自称刃物研ぎの達人のワテでも、一尺鉋の刃は研げないかな。
そんな大きな砥石が無いし。
一尺大鉋ってどうやって研ぐのかな?
要調査だ。
針葉樹合板12ミリの端材を使って鉋収納棚を作る
下写真のように転落防止柵を貼り付けた。
電動ドリルドライバーとインパクトドライバーの二刀流
ワテの場合、下穴錐用に電動ドリルドライバーを、コーススレッド締め込み用にインパクトドライバーを使っている。
このように二刀流がお勧めだ。
写真 ワテが使っているマキタのドライバードリルM655DWXとインパクトドライバMTD001DSX
二刀流だと、まずドリルドライバで下穴を開けて、次にインパクトドライバでコーススレッド(木ネジ)を締め付けられるので作業がスムーズに進む。
もしドリルドライバしか持っていないと、下穴錐とドライバビットを何度も繰り返し交換しなくてはならないので、面倒でやってられないのだ。
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ワテお勧めのマキタ14.4Vシリーズのドリルドライバとインパクトドライバ
まず下写真のドリルドライバで下穴を開ける。
次に、下写真のインパクトドライバでコーススレッド、木ネジを締めるのだ。
下写真のベッセルのビットセットは+1(細い先端)、+2(普通の先端)、+3(太い先端)の三種類のプラスビットがセットになっているのでお勧めだ。
良く使う+2ビットは長さが違う物が数個あるので実用性が高い。
下穴錐と皿取錐は木工に必須の工具
木工DIYでは下穴錐の使用頻度は高い。
特に2.5ミリと3.0ミリを良く使うのだ。
2.5ミリは軸径3.3の軸細コーススレッドの下穴用、3.0ミリは軸径3.8の普通サイズコーススレッドの下穴用だ。
あと、上写真左端のスターエム ハイス六角軸皿取錐 3×9も良く使う。
あるいは下写真の埋木錐もセットになったやつなら、同じ材でネジ穴に埋木をする事が出来る。
下写真のように壁面のフレンチクリートに引っ掛ける45度カット材を、鉋収納棚の背板に二本張り付けた。
完成した鉋収納棚を使う
下写真が完成した鉋収納棚だ。
写真 完成した鉋の壁面収納棚
鉋を立てて収納する方式を採用した事で、鉋刃を出したまま収納出来るメリットがある。
また、収納時も取り出し時も、ワテの利き手の右手で簡単に出来る。
もし台頭を下にして収納する方式にすると、毎回鉋を逆さにする手間が掛かるので面倒だと思う。
なお、上写真の寸六鉋の台頭の部分は少し欠けている。
この鉋は大昔に買ったやつで、十年以上使っていなくて放置していた。
物置に置いていたのだが保管状態が悪く、台が乾燥してしまっているのだ。
なので、新しい鉋台を購入して刃を入れ替えようを思っている。
あるいは、硬い樫木を買って来て自分で鉋台を作るのもいいなあ。
鉋台を自分で作る
YouTubeに台の作り方の解説もあるし。
まあ、こう言う動画を見ながらやれば自称DIY達人のワテなら鉋の台くらい作れそうだ。
まとめ
ワレコ
大工道具の王様は鉋だろう。
久しぶりに鉋の刃を研ぐかな。
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