こんなネットニュースを見た。
納豆早食い世界大会 栃木の腰塚さんが男性の部で3連覇 「殿堂入り」とともに「勇退」へ
「第16回水戸納豆早食い世界大会」が18日、「水戸の梅まつり」(31日まで)が開催されている水戸市の偕楽園で行われ、国内のほか米国、タイ、コートジボワールから20~60歳まで男女151人が挑戦した。
予選を勝ち抜いた男女10人ずつが決勝に進出し、男性は350グラム、女性が210グラムの納豆を食べるスピードを競い合った。挑戦者たちは見物客の声援を受け、水戸納豆を勢いよくかき込んだ。
引用元 産経新聞 2017.3.18
まあ、地方自治体が町おこしの目的で良くやっている「〇〇の早食い大会」だ。
今回は水戸市。
まあ茨城県は納豆の名産地なので、「納豆の早食い大会」を企画したい気持ちは良く分かる。
でもなあ、何でもかんでも早食い大会にするのは芸がないぞ。
だいたい、納豆の早食いなんて見ていても美しいとは思えない。
ただでさえ糸を引く納豆を、早食いなんてしたらそれはもう糸引きまくりだと思う。
見ている観客も引きまくり。
男性は350グラム、女性が210グラムの納豆と言う事だが、ワテの好きなおかめ納豆極小粒ミニ 3連だと1パックで50グラム。
なので、男性だとこんな感じの納豆を7パック、女性は4パックを早食いするようだ。
当記事では、水戸市の納豆を全世界に無料で宣伝出来るチャンスだと思われる画期的な改革案を紹介したい。
では、本題に入ろう。
ワテのお勧め案
まあ、今回で第16回目と言う由緒ある大会のようなので、いきなり方針を転換するのが無理があるかもしれない。
なので、出来れば来年の第17回目では、
- 水戸納豆早食い世界大会
- 水戸納豆を上品に食べる世界大会
の二つのカテゴリーにして開催するのが良いと思う。
水戸納豆を上品に食べる世界大会
つまりまあ、
- 納豆を箸で混ぜる、その混ぜ方の美しさを採点する
- 混ぜた納豆と茶碗一杯のご飯を食べるその食べ方の美しさを採点する
という採点方法だ。
納豆を箸で混ぜる場合には、長い糸を引くように箸で持ち上げれば良いが、あまり極端にやると上品さに欠ける。
その辺りの上品さを採点する。
また、混ぜた納豆を食べる場合には、
- ご飯に納豆を全部掛けてから食べる派
- ご飯には掛けずに、ご飯、納豆を口にいれて口内で混ぜる派
の二種類がある。ちなみにワテの場合には後者だ。
どちらの食べ方でも良いと思うが、いかに上手に上品に納豆を食べるかを採点する。
採点のポイントは、納豆の糸の切り方の手際よさ
で、肝心なのは納豆とご飯が口内で十分に咀嚼されて美味しそうに見えるかと言う食べ方も採点する。
水戸納豆を上品に食べる世界大会の効果
まあ、「わんこそば早食い」はそれ自身が伝統ある競技なので、わんこそばに関しては早食いは良いだろう。
でも、他の早食い競争、
- ハンバーガー早食い
- フライドチキン早食い
- ホットドッグ早食い
- ピザ、パスタ早食い
は、まあどれも似たり寄ったり。
ありふれて居るのでニュースになってもあまり話題性が無い。
淡路島でやっている「生タマネギ早食い大会」は、まあ、食べる対象が玉ねぎなので多少は話題性がある。
しかし、「納豆を上品に食べる大会」にすれば、世界的にニュースになる可能性もある。
CNNやBBCが取材に来るかもしれないぞ。
つまりその、日本文化に興味を持っている外国人は多い。
納豆は日本独特の食べ物だ。
日本人ですら上品に上手に食べるのに苦労する食材だ。
そう言う話題性のある食材を、さらに上品に食べる世界大会などを開催すれば、外国のメディアが放っておくはずがない。
水戸市に外国のテレビ局が取材に殺到。
全世界で納豆を上品に食べる大会が放送される。
納豆が世界的に知れ渡る。
世界中から水戸市に水戸納豆の注文が殺到。
「寿司」の次に有名になる日本の食材は「納豆」だ。
それも水戸納豆。
これで茨城県(いばらき)の名前が世界的に知られる事になり、
間違って「いばらぎ」と読む人も減るだろう。
「茨城はいばらきです。」と説明する必要も無くなる。
ちなみに大阪の茨木市(いばらきし)も「いばらき」だ。
大豆以外の納豆もいいかも – アーモンド納豆とか!
水戸納豆早食い世界大会をより国際的な大会にするために、大豆を使った普通の納豆ではなくて、いろんな豆、食材で納豆を作ってそれを味見するなどのイベントも入れると良いかも知れない。
例えばアーモンドとか、クルミ、カシューナッツなどの木の実からは納豆は作れないのかな?
多分作れると思う。
要するに藁で包んで適温にして発酵させれば、藁に住み着いている納豆菌がいい感じに発酵させてくれるのが納豆だ。
大豆でもアーモンドでも納豆菌で発酵させればアーモンド納豆が出来るに違いない。
クルミ納豆も美味そう。
そうすると、外国人にとってはアーモンドなどの食材は馴染みがあるので、ヒットするに違いない。
まとめ
是非、こういう納豆本来の味わい方を追究する「納豆を上品に食べる世界大会」も開催してい欲しい物だ。
納豆の早食いだけだと余りにも芸が無さすぎる。
水戸市役所や水戸県庁の人に検討して頂きたい。
もしこのアイディアを採用して頂けるならば、2018年に開催予定の「第17回水戸納豆早食い世界大会」は、新競技として「ワレコ監修 水戸納豆を上品に食べる世界大会」と名付けて頂きたい。
依頼があればワテが採点委員の一人として参加しても良いですが。その際は、交通費・宿泊費は水戸市負担でお願いします。
ちなみに、こういう藁で包んである昔ながらの納豆を食べた事が無い人は、一度試しに食べてみると良い。
これぞ納豆と言う昔ながらの味わいがある。
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