楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピング、その他多数のネット通販サイトがある。
遅くても数日で配達して貰えるし、急ぎなら翌日とか当日に配達して貰える場合もある。
日本全国どこに住んでいても、ネット通販を利用すれば欲しい物が数日で手元に届く。
こんな便利なサービスは、これからも利用者がドンドン増えてネット通販業者はウハウハだと思う。
しかし、先日、ふと思った。
ネット通販業者は、安泰では無いのでは無いか?
何故か?
この記事では、ワテがふと閃いた驚愕の未来予想図を紹介したい。
通販サイトなんて簡単に作れる
通販サイトなんて、ある程度WEBプログラミングが得意な人なら誰でも作れる。
ワテでも作ろうと思えば作れる。
レンタルサーバーを借りて、データベースをインストールして、EC決済するソフトを入れれば基本形が完成する。
あとは、在庫管理とか売り上げ管理とか、その手のツールを使っても良いし、全部パッケージになっている製品を使っても良い。あるいは個人レベルでやるならエクセルで管理しても良い。
あるいは、プログラミングが出来ない人でも、ショッピングサイトを運用出来るサービスは多数ある。
- 自分専用のネットショッピングサイトを有料で構築してもらうサービス
- ネットショッピング代行サービスを利用する 例:Amazon出品(出店)サービス など
- その他
こういうのを利用すれば、誰でも個人事業主として、ネットショッピングサイトを運用出来るのだ。
商品の在庫は自宅に置いても良いし、あるいは、在庫は持たずに仕入れ先から直接購入者の元へ発送するなども可能だ。
あるいは、フルフィルメント by Amazon (FBA)と言う一歩進んだサービスを利用すると、アマゾンの物流センターに在庫を保管して貰って、商品の発送もアマゾンで代行して貰える。
物凄く便利なサービスだ。
運送屋さんなくしてネットショッピングサイトは成り立たない
しかしだ。
これら全てのネットショッピングが滞りなく運用出来ているのは、商品を全国各地のお客さんの元に配達してくれている運送屋さんの存在があるからだ。
今後、どんなに科学技術が進歩しても、物流の配達は人手に頼る現在の手法から大きく変わる事は無いだろう。
まあ、ドローンで配達するなどと言う技術も研究はされているようだが、数年後には多数のドローンが荷物を吊るして低空飛行をする姿が見られるようになるのか?
そんな時代が来るとしても10年あるいは20年以上は先だろう。ワテの予想では、ドローン配達なんて実験的には行われるとは思うが大々的に普及する事は無いだろう。
根拠はない。
ワテの勘だ。
ネット通販業者は、安泰では無いのでは無いか?の理由
さて、冒頭で「ネット通販業者は、安泰では無いのでは無いか?」と書いたがまだその理由を書いていない。
ここからその理由を書いてみる。
つまり、ネットショッピングは物流業者さんの存在無くては成り立たない。
逆に、ネットショッピングサイトくらいならワテでも作れる。
と言う事は、もし、物流業者さんが自前でネットショッピングサイトを立ち上げたら、世の中どうなるの?
物流業者さんが自前でネットショッピングサイトを立ち上げたら?
ヤマト運輸さん、佐川急便さん、日本郵便さん、日本の宅配大手三社だ。
例えばあくまで仮定の話だが、これらの会社が宅配サービスだけでなく、自前のネットショッピングサイトを立ち上げるとする。
そうすると、宅配サービスの収益だけでなく物品販売の収益も得られると思うのだが。
その場合、商品の在庫をどのように管理するかだが、現状でも宅配各社は各地に大きな物流センターを持っているだろう。商品を細かく仕分けするノウハウなどは、十分持っている。
そこに商品在庫を置くなどでも良い。必要なら増築するなどでも良い。
あるいは在庫を持たずに仕入先から品物を受け取って購入者まで届けると言う場合もあるだろうから、そう言う品物の比率を多くすれば在庫を持たなくても良い。
兎に角、自社で仕入れて利益を上乗せして販売する。かつ、送料の収益も入る。
まさに一石二鳥とはこの事か。
大手宅配業者のECサイトはあるのか?
で、現状でも宅配各社はネットショッピングサイトを運用しているのかなあと思って調べてみたが、見つかったが、ワテは全く知らなかった。
e-ネコショップ
クロネコヤマトのサイトだ。
引用元 http://www.e-nekoshop.jp
見た感じ、ショッピングサイトと言うよりも、ショッピングサイトを運営したい人や会社向けに、ショッピングサイトの代行サービスのような感じだ。
クロネコヤマトさんのサイトから引用すると、
e-ネコショップとは
ローコストでのネットショップ運営、事務作業の効率化と豊富な決済方法、セキュリティの確保、独自ドメインなど、オーナーさまの多様なご要望にお応えします。 さらに、当社の「リピートくん」「産直くん」「リピートPro.」や「通販パック」など通販支援サービスとの連携で通販業務の効率をさらに高めることができます。
引用元 クロネコヤマトさんのサイト
との事である。
なので、もしショッピングサイトを運営したい人はこう言うサービスに加入すれば、プログラミングとか電子商取引などの難しい仕組みが分からなくても手軽に自前のECサイトを運営出来る。
e-コレクト
佐川急便さんの場合。
引用元 http://www.e-collect.jp/shopping/
見た感じ、代金引換サービスなので、ショッピングサイトでは無い感じ。
e-コレクトとは、どのようなサービスですか?
e-コレクトとは、ご購入者さまが、お荷物を受け取る際に現金・クレジットカード・電子マネー・デビットカードのどれかでお支払い頂ける、代金引換サービスです。
ご利用の際は通販時に「e-コレクトでお支払い」を選択するだけ。
お申込みなど面倒な手間は一切必要ありませんので、今すぐご利用いただけます。
引用元 佐川急便さんのサイト
で、最後に日本郵便。
日本郵便
おお、日本郵便の場合は、自前のショッピングサイトを運営しているぞ。
でも、自称ネットの達人のワテですらその存在を知らなんだ。
引用元 http://www.shop.post.japanpost.jp/shop/default.aspx
しかしまあ、はっきりいってショボい。
学生アルバイトに10万円くらい払えば喜んで作ってくれそうな簡素なホームページだ。
で、日本郵便のネットショッピングサイトで何を販売しているかと言うと、その一覧は以下の通り。
引用元 日本郵便のサイト
食料品、日用品、家電などだ。
食料品の品ぞろえは多いが、家電などはクリックしてみると驚きの結果になる。
ホーム >ネットショップ >家庭用品 >家電
家電(29件)
全29件中1~20件を表示
引用元 http://www.shop.post.japanpost.jp/shop/c/c101206/
日本郵便のネットショッピングサイトの家電の品揃えが29件。
主な商品は以下の通り。
- 掃除機
- 除湿器
- 電気ケトル
- 電気スタンド
- その他
ヘボイにも程がある。
日本郵便株式会社(にっぽんゆうびん、Japan Post Co., Ltd.)
Wikipediaから引用すると以下の通り。
東京都千代田区に本社を置く、郵便事業の運営と郵便局の運営を行う日本の会社である。
総務省所管の特殊会社である。
2015年3月期の時点で、
- 市場情報 非上場
- 略称 JP POST
- 〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号(日本郵政ビル)
- 設立 2007年(平成19年)10月1日(郵便局株式会社)
- 事業内容 郵便事業、国際・国内物流事業
- 郵便やゆうパックに関する窓口業務、並びに銀行代理店業務、保険募集業務など
- 代表者 代表取締役会長:髙橋亨
- 代表取締役社長:横山邦男
- 資本金 4000億円
- 発行済株式総数 1,000万株
- 売上高 単独:2兆8,191億4,400万円
- 経常利益 単独:220億1,000万円
- 純利益 単独:154億2,300万円
- 純資産 単独:9,787億1,100万円
- 総資産 単独:5兆4,419億6,200万円
- 従業員数 単独:19万3,934名
- 外部リンク http://www.post.japanpost.jp/
である。
従業員20万人、総資産5兆5千億円の会社が、こんなヘボいショッピングサイトしか作れないのか。
自称、ショッピングサイトの使い勝手評論家のワテが言うまでも無く、もうあかんレベルのサイトだ。
ちなみに、親会社の日本郵政は、野村不動産買収計画は頓挫するし、買収したオーストラリアの物流大手トール・ホールディングス(HD)では巨額の損失を出しているし。
ちなみに日本郵政は、
総資産 連結:291兆9,470億80百万円
291兆円やで。
まとめ
日本郵便は、海外物流事業などと言うヘンテコなものに手を出すよりも、国内でネットショッピングサイトを充実させるべきだろう。
現状、学生アルバイトに10万円くらい払って作って貰ったようなショボいサイトは、総資産291兆円の中から100万円出せば、もう少しましなサイトになるだろう。
1000万円出せば、そこそこのサイトになるだろう。
1億円くらい出せば、アマゾンのサイトくらいのが作れると思う(単なるワテの勘)。
東芝を経営不振に陥れた西室何某とか言う人物が、日本郵便の海物流事業を推進したらしいがそれも大失敗。あかんわ。
郵便局は郵便局らしく国内の物流事業で勝負すべきだろう。
アマゾン、楽天、ヤフーショッピングのサイトに匹敵するくらいのサイトは高々数億円くらい掛ければ作れるだろう。
そして、日本郵便は宅配事業だけではなく、日本最大級のショッピングサイトを運営すれば、商品販売と物流と言うネットショッピングサイト運営に必要な二つの重要なポイントを押さえる事が出来るので、既存の大手ショッピングサイトに差別化を図れる。
今すぐに、日本郵便はネットショッピングサイトを充実させるべきだ。
あるいは、佐川、日通、クロネコヤマトなどの宅配業者さんも既存の大手ショッピングサイトに匹敵するくらいのサイトを運営すれば、ネットショッピングサイトの勢力図が大きく書き変わる可能性があると思う。
ネットショッピングを制する事が出来る者は、それは物流を支配する者だと思う。
300兆円の資産を活用して日本郵便が本気を出せば、2,3年で日本最大のショッピングサイトになれるような気がする。
その際は、ワテに発注して貰えれば半年で作ってあげるが。
費用は相談の上でお願いします。
ワテ自作のショッピングサイト
何が出来るかと言うと、
Amazon.co.jp
楽天市場
ヤフーショッピング
の三つのショッピングサイトを同時検索して、商品を価格の安い順に表示出来る機能です。
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