写真 机の上に物が溢れて収集が付かなくなってしまったゴミ屋敷ビジネスマン
ワテの場合、自宅のパソコン机や電子工作をする作業机の上に物が溢れると言う大問題を長年抱えていた。
何度整理整頓しても、数日経つと物で溢れるのだ。
その理由は単純で、整理整頓したとしてもその直後には何らかの作業をパソコン机で行う訳だから、その作業に必要な資料(本、ノート、その他)を机の上に持って来る必要がある。
そして、さらに郵便物が届けばそれを開封して、机で読むだろう。単なる案内などの郵便物なら読み終わったら直ぐに捨てられるが、しばらくは手元に置いておく必要がある郵便物も多い。
同様に、工作机の上にも物が溢れていた。
趣味の電子工作をする場合、ブレッドボードを使って実験する。それが上手く行ったら本番機を作成する為にプリント基板にパーツを半田付けする。でもそれが完成するまではブレッドボードの試作回路は残しておきたい。途中で何か気になった点があれば実験したいからだ。
その合間に全く別の回路をブレッドボードで実験する場合もある。そうすると、工作机の上には、それらの実験に必要なブレッドボード、パーツ、書籍など、兎に角、物で溢れてしまうのだ。
そんな難問の画期的な解決方法をこの週末に思い付いたのだ。
当記事では、ワテと同じく机の辺りが物で溢れてしまう人の為に、その画期的な解決方法をお教えしたい。
要点は、「整理整頓しなくても良い」のだ。
一体全体どういう事か?
費用も1000円程度で可能だ。
では、本題に入ろう。
ワレコ式机整理術の実施例
まず最初に、ワテが考案した画期的な机整理術の実施前と実施後の比較写真を紹介したい。
ワテの工作机(整理前)
ワテの作業机(下写真)は数年前に購入した山金工業さんの机と、株式会社福富士さんのスチールラックを組み合わせて使っている。
写真 机の上が物で溢れてしまったワテの工作机
まさにゴミ屋敷状態のワテの作業机!
あかんがな。
ワテが使っているのと似た様な作業机とスチールラックはこちら↴
作業机とスチールラックは少々高かったが、今後も電子工作は趣味として続ける予定なので思い切って購入したのだ。
この記事で紹介している。
棚には電子計測機器が幾つか並んでいる。オシロスコープ、デジタルマルチメーターなどだ。どれも中古で買った格安の測定器だ。
あと、実体顕微鏡、ワテ自作の工具収納器具なども右端に写っている。
なお、写真にモザイクを掛けている理由は、ゴミゴミした見苦しい写真をお見せしたくなかったと言う単純な理由だ。
ワテの工作机(整理後)
さてそんなゴミ屋敷化してしまったワテの工作机だが、ワテ考案の整理術を実施した結果、完璧に整理整頓出来た(下写真)。
写真 ワテ考案の机整理術を実施した後の工作机の写真
どうでしょうか。
机の上の多数の物が無くなり、広々とした作業机が蘇った!
では、いよいよワテ考案の机整理術を全世界数十億の整理整頓が苦手な人の為に紹介したい。
ワレコ式机整理術の秘密を公開
まあ、適当な大きさの板(赤色)を用意して、棚に載せる(下図)。板は一枚でも良い。ワテの場合には二枚載せてみた。
図 ワレコ式机整理術では机の上空に第二の机を作るのだ
正面から見ると下図の通り。
図 机の上空に第二、第三の机を作った例(ワレコ式机整理術)
つまりまあ、本来の机の上に物が溢れた場合には、それをどこかに移動すれば良いのだ。
その為に、適当な大きさの板(図中赤色)を持って来て、棚に載せる。
机の上に溢れている物は、その板の上に移動すれば良い。
その結果、机の上は物がなくなり広々とした作業領域が蘇る。
そうすると電子工作の作業も捗り、一つの工作がテキパキと短時間で完了すると言うメリットもある。
そしたら板の上に退避させていた物を作業机の上に戻して、別の作業を再開すれば良いのだ。
注意事項としては、このようにして作成した棚板に物を沢山載せると、棚板の奥側が浮き上がってしまう問題がある。その対策としては、例えばクランプで固定する(下図)。
まあ、こんなに沢山のクランプはいらないが、この手のクランプを一つか二つ使って、載せた板をその下の棚板にクランプで挟み込んで固定するのが良いだろう。
あるいはクランプでは無くて突っ張り棒を使って板をその上の棚板に突っ張って固定するのも良い。
棚が無い人はどうするべきか?
この例では、電子工作を例にワテ考案の机整理術を紹介したが、どんな机に対してもこの手法は有効だ。
ただし、机の上空に第二、第三の机を作る必要があるので、ワテみたいに机の奥に棚がある人はワテと同じような板を載せる作戦で良いだろう。
ワテの場合には板を棚に載せたのだが、でも、机だけの人もいるだろう。
そう言う人は、例えばこんな感じの棚を机の上に載せれば良いだろう。
上写真の電子レンジが置いてある辺りにノートパソコンなどを置いて作業すれば良い。
メインの机の上にある多数の物は、この棚の上段に一時退避させればよいのだ。
棚の横幅は机の寸法に合わせて出来るだけ広めのほうが沢山の物が載せられるので良いと思う。
あるいはこれくらいの構造物ならホームセンターで合板をカットしてもらって、あとは自分で釘や接着剤を使って棚に組み上げれば良い。そうすれば寸法もピッタリな物が作れるし、費用も既製品を買うよりも安上がりだし。
ホームセンターで売っているサブロク板(1820X910X12ミリ厚)針葉樹合板なら一枚千円くらいだ。カット料金は一回30円程度なので、数回カットして貰ったとしても、合板の値段とカット料金合わせて1500円も有れば足りるだろう。
ワレコ式の棚板追加作戦の注意事項
当記事で紹介したような棚板を机の上空に追加する作戦の注意事項を説明しておく。
机の上に追加した第二、第三の板は丁度頭や目の高さくらいに位置して、かつ、前に出っ張っている。
従って、その存在に気づかずにぶつかると目を怪我する危険性がある。
なので、板の角を丸めるとか、あるいはクッション材を取り付けるなどの安全対策は必須だ。
常識では机の上空に出っ張っている板が有るなどとは誰も思わない。でも自分で追加した棚板が出っ張っているのだ。自分で追加したにもかかわらず、その存在を忘れてぶつかる事は十分に有り得るのだ。なので皆さん十分に注意して下さい。
ワテの場合には長方形の合板を敷いたので、角が尖っている。
頭をや目を角にぶつける危険性があるので、取り敢えず下図のような安全クッションを買って来て合板の角に貼り付けた。
安全クッションは目立つ色が良いので、ワテの場合には黄色を選ぶ。
かつ、その角の部分に長さ10cmくらいの紙をぶら下げておいた。これなら目立つし。
でもやはり角ばっているのは見た目も危険なので、時間が有る時に板の角を円形にノコギリでカットする予定だ。
そしてそのエッジには大き目の安全クッションテープを貼り付けておく予定だ。
これくらい沢山あれば、家中の色んなところに貼れる。先端恐怖症の人には最適だ。
部屋の空きスペースに余裕がある人は大き目の棚を用意しても良い
ワテの場合は部屋に空きスペースが無いので机の上空の空間を第二、第三の机にするアイデアを採用した。
でも、もしあなたの部屋が広くて空きスペースがあるなら、机のそばに少し広めの棚(数段あれば良い)を置くのも良いだろう。
例えばこんなやつ
こんなごく普通の棚を買って、メイン作業机の上にある多数の物をこの棚に一時退避させれば良い。
ワレコ式机整理術の神髄
ワテが考案した机整理術は、既存の机の上空に第二、第三、、、の机を作る作戦だ。
普通の整理術だと、散らかっている机の上にある物を元有った位置(引き出し、本棚など)に戻すだけだ。
でもそうすると、それらの物を使って行っていた作業がリセットされてしまう。
それに、机の上に物が溢れる人は、どんなに必死に整理整頓しても数日もすれば直ぐに机が物で溢れるだろう。
つまりまあ、机で作業をする為には必要な書類、手紙、CD、写真などを机の上に広げる必要がある。複数の作業や仕事を同時並行的に行っている場合には必然的に机の上に物が溢れる運命なのだ。
でもワテの方式では、それらの物は元有った位置に戻すのでは無くて、いつでもその作業を再開できるように第二、第三の机の上に一時退避しておくのだ。
で、作業机でやっているメインの作業が終わったら、第二の机の上にある物を、作業机の上に戻してそれらを使って作業を再開すれば良いのだ。
要するにワテの机整理術は、物は整理整頓しない。
散らかったままで良いのだ。
ただし、メインの作業机はスッキリさせたいので、第二、第三の机に物を一時的に退避させると言う名案なのだ!
この机整理術ならどんなに整理整頓が苦手な人でも三日坊主にならずに継続して実施出来るだろう。
パソコンのキャッシュメモリみたいなもんか!?
つまりまあ、第二の机、第三の机、第四の机、、、のように一時保管用の棚板を追加すると言うワテ考案の机整理術は、まあ例えて言えばパソコンのキャッシュメモリみたいなものと思っても良いだろう。
メインメモリで不要となったものは破棄するのではなくて、一次キャッシュメモリに退避しておく。
一次キャッシュメモリでも不要になったものは二次キャッシュメモリに退避しておく。あるいは、新規に何か電子工作を始めたいのだが、現状では作業机(=メインメモリ)で別の作業をしている。そう言う場合には、現在作業中の物品一式を第二の机(=一次キャッシュメモリ)に一時的に避難する。そう言う運用をすれば良いのだ。
ワレコの多段式オフィス机(作業机にも利用可能)をデザインしてみた
AutoDesk社のデザインソフトFusion360を使ってワテが理想とする机をデザインしてみた。
図 ワレコデザインの多段式机(オフィスデスク、作業机などに応用可能)初期版
天板は桜素材、支柱はマグネシュウム合金、引き出しは純銅製のテキスチャーを割り当てた。まあそんな事はどうでもよいが。
上図は初期版だが、改良版を作ってみた。
図 ワレコデザインの多段式机(オフィスデスク、作業机などに応用可能)改良版
角に頭や目をぶつけても怪我しないように黄色の安全クッションを張り付けてみた。また棚板を支える支柱を奥に配置して作業性を向上させた。
さて、上図のような机が有れば、最下段の机の天板に物が溢れる事は無くなるだろう。
溢れそうになったら、その上の段に移動すれば良いのだ。そこが一杯になったら最上段に移動すれば良いのだ。L1キャッシュメモリ、L2キャッシュメモリみたいな感じで一時的に退避させておけば良いのだ。
このデザインは三段式だが、必要なら四段、五段、六段くらいまで棚を増やしても良いだろう。
コクヨさんとか、内田洋行さんとか、プラスさん、こんなオフィスデスク作ると出版社とか新聞社の編集部とかテレビ局とか、兎に角、書類の山に埋もれて仕事している人が多い会社に沢山売れると思いますよ。
その時には、「ワレコ Design」と呼んでいただきたい!
なんのこっちゃ
まとめ
どちらかと言うと物を溜め込む性格のワテであるが、一歩間違えればゴミ屋敷の住人に成り兼ねない危険性がある。
なので、最近では、どんどん物を処分しながら部屋を整理整頓している。断捨離みたいなものか。
でも、どんなに整理したとしても、今現在、何か興味有る事は誰でもあるだろうから、その興味ある事・物は机の上に持って来ておきたい。具体的には、ワテの場合なら電子工作の部品など。本好きな人なら多数の本、音楽好きな人なら多数のCDなどか。
そんな時に、さらに別の作業を試してみたい場合もある。つまり同時並行で複数の作業を行う状況だ。最初の作業に関する物で机が占有されている場合には、別の作業を行う空間的余裕が無い。
その解決方法として、作業机の上空に板を使って第二の机、第三の机のような領域を作ると言うアイデアを紹介した。
このアイデアを使えば、複数の作業を同時並行で行える。今やりたい作業を机の上で行う。その作業に関係しない物は、第二の机、第三の机の上に、一時的に退避しておくのだ。
まあ例えて言えばパソコンメモリのL1、L2、L3キャッシュメモリみたいなもんだ。
と言う事で、ワテ考案の机整理術は、机は整理整頓しない。机はゴミ屋敷状態のままで良いのだ。
「ワレコのキャッシュメモリ式机整理術(整理しなくても良い)」
と呼びたい。
是非皆さんも実践してみて下さい。
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