写真 食洗器で洗ったら見違えるほどに汚れが落ちて新品同様になったフライパンに感動している人
ワテの家でもいよいよ食洗器を購入した。
食洗器が便利だという事は数年前に友人から聞いていて良く知っていた。
全自動で食器がピカピカになるらしいのだ。
それ以来、いつかはワテも食洗器を使いたいなあと思っていたのだが、ようやくワテの家でも食洗器を導入したのだ。
この記事では、食洗器をこれから購入しようと思っている皆さんの為に、食洗器の選定、取り付け工事、使い方、日常のメンテナンスなどをワテの経験に基づいて解説したい。
結論としては、買って正解だった。
操作も簡単。
ボタン一つで全自動で洗って乾燥までやってくれる便利なやつだ。
では、本題に入ろう。
食器洗い機の選定
食器洗い機は、食洗器あるいは食洗機とも言う。
食洗器には幾つかの種類がある。
具体的に言うと、食洗器は設置方法の違いで分類できる。あるいは、機能の違いでも分類できる。
それぞれに付いて見てみよう。
食洗器の種類 – 設置方法の違いで分類
この分類は、まあワテの場合もある程度は知っていた。
つまり、新築の家やマンションの場合には、キッチンに備え付けの食洗器を導入する人もいる(ビルトイン型)。
あるいは、後から据え置き型の食洗器を買う人もいる。
ワテの場合は後者だ。
ビルトイン型の食洗器
ビルトイン型の食洗器はこんなやつだ。
メーカーで言うと、日本製ならパナソニック、リンナイ、三菱電機などが有名だ。
海外製だとガゲナウ(ドイツ)、ミーレ(イタリア)、エレクトロラックス(スウェーデン)、ASKO(フィンランド)、ボッシュ(ドイツ)などが有名だ。
価格的には、日本製なら10万円弱で購入出来る。安い価格帯なら3万円台からもある。
一方、海外製の輸入品の場合には30万円から40万円程度の価格帯のようだ。
ビルトイン型食洗器の特徴としては、カウンターに備え付けされているので、見た目がスッキリしている。
食洗器を使わない手洗いの家庭なら、洗い終わった食器を乾燥させるための食器水切りカゴなどがキッチンカウンターの上に置いてある場合が多いが、見た目も美しくない。
ビルトイン型食洗器を導入すると、それらのゴチャゴチャした小物をキッチンカウンターから取り去る事が出来るのだ。
家を新築するタイミングでビルトイン型食洗器を導入しても良いし、キッチンをリフォーム工事してそのタイミングでビルトイン型食洗器を導入しても良いだろう。
据え置き型の食洗器
ビルトイン型食洗器は見た目がスッキリしていて良いのだが、キッチンに大掛かりな工事が必要になる。
それに比べれば、据え置き型食洗器は流し台の上に置いて水道を接続するだけで利用出来るのでとってもお手軽に導入出来るのだ。
なのでワテの場合はこちらのプランを採用したのだ。
メーカーで言うと、パナソニックが一強と言う感じだ。
アマゾンなどのショッピングサイトを調べてみたが、据え置き型食洗器に関してはパナソニック以外の製品を見付ける事は出来なかった。
価格的には3万円から6万円くらいのようだ。
売れ筋としては、上の写真のPanasonic NP-TA1-Wや下のPanasonic NP-TH1-Wなどの5万円前後の価格帯のものが多いようだ。
なお、食洗器は本体に窓が付いていて内部が見えるタイプと窓が無くて内部が見えないタイプがある。
ワテの場合はどちらにするか迷ったのだが、窓無しを選んだ。理由は、第一候補の商品が窓無しタイプだったので。本当は窓有りのほうが何となく良いかなあと思っていたのだが。
なぜなら、洗っている過程を自分の目で見られると言う安心感があるし。
でもまあ、実際に使ってみた感想を言うと、窓の有無はどっちでも良いと思う。見ようが見まいが、機械は全自動で食器を洗ってくれるからだ。
仮に窓が付いていたとしても、洗っている工程を見てみたいなんて言う興味は最初だけだろう。三日も経てば飽きると思う。
逆に、窓無しのほうが見た目もスッキリなのでそう言う点でも窓無しを選ぶのが無難かも知れない。
サイズは家族の人数に応じて選ぶと良い
食洗器のカタログを見ると、何人家族用と言った人数の目安が書いてある。
ワテの場合もその目安を参考に食洗機の大きさを選んだ。
実際に購入して使ってみた感想としては、小さいよりも大きいほうが使い勝手は良いと思う。
例えば大き目のフライパンとか鍋を入れておけばしっかり洗ってくれる。
あるいは、まな板、包丁、食器棚に置いてある滅多に使わない大皿などもカビが生えているかも知れないが、そう言う大物でも難なく入るくらいの大き目のやつがあると安心だ。
ただし、サイズが大きくなると、水の使用量や洗剤の量も多くなり、運転時間も増える場合があるので電気代も若干は増える。
なので、そう言う運転コストを比較してサイズを決めても良いと思う。
食洗器を使うと水道・光熱費を節約できる理由
パナソニックの食洗器のサイトに以下の説明がある。
食洗機が手洗いより上手に節水できる理由
■手洗い
・洗剤を泡立てて使うので、すすぎの水が大量に必要。
・水を流しながら洗ってすすぐので、意外と水を使います。手洗い
■食洗機
・酵素や漂白成分を含んだ、高濃度の洗剤液を使うので、手洗いより少ない水のため洗いで汚れが落ちます。
・少ない水をためて、噴水のように効率よく循環させて洗浄。
・泡立ちが少ないから、少ない水でキレイにすすげます。
引用元 https://panasonic.jp/dish/eco.html
手洗いの場合と食洗器を使う場合とで水使用量や電気代を比較する
NP-TH1(標準コース)の場合の例
手洗いの場合 | 食洗機 | |
1回分の使用水量 | 約75L | 約11L |
1回あたりの経費 | 約55.6円 1年で約40,500円 | 約26.7円 1年で約19,500円 |
引用元 https://panasonic.jp/dish/product/NP-TH1/eco.html
この表を見ると、パナソニックの調査では、水の使用量が約7分の1になるらしいのだ。
食洗器を使うと1リットルのペットボトル11本分の水で洗えるらしい。
知らなんだ。
電気代や水道代を比較すると、1日2回毎日使えば1年で約21,000円の節約になると言う計算になるらしい。
ほんまかいな!?と疑う人も居るかも知れないが、まあ、パナソニックさんが見積もった値だから、正しい値だろう。
詳細な運転コストに関しては、パナソニックの専用サイトでシミュレーションする事が出来る。
興味ある人はシミュレーションしてみると良いだろう。
しかしまあ、パナソニックさんは何でもあるなあ。
さて、見方を変えて食洗器を機能で分類してみよう。
食洗器の種類 – 機能で分類
「食器洗い機(=食洗器)」と言う場合には、
- 食器洗い機
- 食器乾燥機
の二つの機能が合体した製品を指すのが一般的のようだ。
なので、厳密に言えば「食器洗い乾燥機」と呼ぶのが正しい。
衣類の全自動洗濯乾燥機みたいなもんだ。
でもまあ、普通は単に「食器洗い機」と言っても「食器洗い乾燥機」を指すと思って良いだろう。なぜならその機能を持つ製品が最も多いからだ。
一方、
- 食器洗い機(乾燥機能無し)
- 食器乾燥機(洗う機能無し)
と言う製品もある。
食器洗い機(乾燥機能無し)の例
食器洗い専用機の場合、乾燥機能は付いていないが、洗い終わったら蓋を開けておけば自然に乾燥するので実用上は全く問題無い。
この製品を買えば、手洗いに要する時間を機械が代わりにやってくれるので、自分の時間を有効に利用出来る。そう言う点では食器洗い乾燥機と同じだ。
このパナソニックの製品(プチ食洗 NP-TCB4-W 洗浄のみ)の場合、公式サイトに以下の商品説明がある。
「水切りかごサイズ」で2人暮らしにピッタリ
「高温洗浄」でキレイ!
なので、一人暮らしの人にもお勧め出来るし、少人数(2名程度)の家庭にもお勧めだ。
なお、ワテが調べた限りでは、この洗浄専用の食洗器は、種類はあまり多くないようだ。
パナソニックの製品でも殆どが食器洗い乾燥機だが、少数派ながらこの食器洗い専用機(乾燥無し)がある。
食器乾燥機(洗う機能無し)の例
一方、洗う機能は無くて乾燥機能に特化した製品もある。
「食器乾燥機」と言う分類(カテゴリー)になる。
例えば以下の製品。
現状、流し台の上に水切りカゴを置いている人は、そのカゴの代わりにこれらの乾燥機を置けば良い。
特に三番目の象印の製品は縦長タイプなので設置面積も小さいので場所を取らないからキッチンが狭い人にもお勧めだ。
食器乾燥器の場合には、水道工事が不要なのでそう言う点でも手軽に利用出来るメリットがある。
あるいは、ペットを飼っている人、例えば猫がいる家なら普通の水切りカゴだと猫ちゃんが食器の所に寄ると抜け毛が洗い終わった食器に付く場合もある。
それがこれらの乾燥機を使えば蓋が付いているので抜け毛も付かなくなり清潔に乾かしてくれるからお勧めだ。
ワテの自宅では据え置き型に決定
パナソニックのWEBサイトや近所の家電量販店から貰って来たカタログを検討して、最終的に選んだのが
パナソニック NP-TA1-W
と言う製品だ(下図)。
このNP-TA1-Wは発売日が2017年11月1日と新しく、価格コムその他比較サイトの人気ランキングでも上位に有ったのでこれに決めた。
食器洗い乾燥機 NP-TA1の概要は以下の通り。
食器洗い乾燥機 NP-TA1
新デザインと庫内容量アップ※1で使い勝手が向上
庫内容量アップ※1と凹凸を抑えた新仕様のカゴで、食器や調理器具の入れやすさを向上
「残さいフィルター」で残さいを庫外へ排出し、フィルターのお手入れ回数を週1回程度※2に削減※1 当社2016年発売 NP-TR9との比較。NP-TR9:約43L、NP-TA1:約50L。
※2 1日2回使用した場合。付属品
専用洗剤, 吸盤, 排水ホース・ホースバンド, 給水ホース, 調整脚
引用元 https://panasonic.jp/dish/p-db/NP-TA1.html
窓の無いシンプルなデザインが気に入ったのだ。
食洗器の取り付け工事は専門業者に任せるのが良い
食洗器の取り付け工事は、やるべき事は簡単だ。
つまり、既存の水道蛇口を分岐して食洗器へ水道を供給するホースを接続する。
例えば下図のような分岐金具が付いていればそれを利用して食洗器に水道を供給できる。
或いは、別のタイプの水栓だが下図のようなタイプもある。
上図の場合も分岐水栓が付けてあるので、ここに食洗器へ行くホースを接続すれば良い。
まあ、これくらいの工事なら、分岐する為の金具(分岐水栓)を買って来て自分で取り付け工事をやろうと思えば出来なくはない。
実際にネット検索してみると、自分でやっている人も居る。
その場合には、例えばパナソニックの場合なら分岐水栓選定用の専用サイトが用意されている。
分岐水栓の選び方 http://panasonic.jp/bunki/
このサイトで、自宅で使っている蛇口の型番を入力すればそれに合う分岐水栓金具の型番や写真などの詳細情報が得られる。
例えばTOTO(株)社製の水栓品番:TKGG31E
で検索すると、適合する分岐水栓はCB-SSH8と表示されるのだ。
良く出来ているサイトだ。
その型番とはちょっと番号が異なるが、例えばCB-SSG6と言う分岐水栓ならこんなやつだ。
なので、パナソニックの分岐水栓検索サイトで必要な分岐水栓の型番を探して、それをネット通販などで購入すれば良いのだ。
ただし、水道工事は素人がやると色々と難しい。
まず、水道工事用の基本工具として以下の大型工具が最低限必要になる。
食器洗い機の取り付け工事の為にわざわざ買えば数千円の出費だ。
工事は無事に終わったとしても、水回りの工事なので水漏れ事故が起こるなどの心配もある。
一戸建てならともかく、マンションやアパートの上層階で水漏れ事故を起こせば下階の部屋の住人への賠償問題に発展する恐れもある。
と言う事で、ワテのお勧めは電気屋さんで食洗器を購入する際に取り付け工事込みで見積を依頼すると良いだろう。
食洗器本体価格 + 取り付け工事費
と言う感じで合計料金を出して貰う。
そうすれば、深夜運転中に水漏れ事故などが万一起きても、業者さんの取り付け工事ミスなら責任の所在がはっきりするので自分が100%の責任を負う事は無いだろう。
分岐水栓など必要部品を含む全部込み取付工事費用総額を事前に見積もって貰う事
ただし注意すべき点は、食洗器取り付け工事の見積では「分岐水栓代別」の場合が多い。
つまり、取り付け工事の為に業者さんが自宅に来て、使用している水栓を確認してそれに合う分岐水栓金具を選定する訳だ。業者さんは多数のメーカーの分岐水栓金具を常時在庫しているので、まあどんな水栓で有ってもそれに合う分岐水栓は持っているのだ。
なのでそう言う点では専門業者さんに工事を依頼するのは安心ではあるが、問題は工事費は安く見積もってあっても「分岐水栓代別」が高い場合がある。
例えばアマゾンで買えば数千円で売っている分岐水栓を、取り付け工事の当日に定価に近い金額(2万円とか)で請求される場合なども有り得る。
従ってワテのお勧めとしては、事前に自宅の水栓の型番を調べておいて、電器屋さんで食洗器を購入する際には、その型番の水栓に合う分岐水栓の費用も込みで見積を依頼するのが良い。
つまり、
食洗器代金 + 分岐水栓代金 + 取り付け工事費用
の三点セットだ。
取り付け工事の当日になって、この金額を超えるような追加費用は一切払わないぞ!と言うくらいの強い合意の上で電気屋さんに食洗器の購入と取り付け工事を依頼すると安心だ。
でも中には、工事の当日に何だかんだ問題を指摘して追加料金を請求するような悪質な業者さんも僅かではあるがいるようなので、要注意だ。
例えば、この蛇口は古いので取り付け作業が難しいと不安を煽り別料金が掛ると言ってみたり、この際、蛇口も新品に変えましょうとか。
そう言う悪徳業者さんに出会わないようにする為にも信頼出来る家電販売店で購入するのが良いだろう。
なお、自宅で使っている水栓の型番が分からない場合には、デジカメで写真を撮っておくと良い。その画像を電器屋さんに見せれば、必要になる分岐水栓の大よその価格も推測できるからだ。
食器洗い乾燥機の電源配線
パナソニック NP-TA1-Wの場合で言うと、取り扱い説明書に以下の説明がある。
- 定格15 A・交流100 Vのコンセントを単独で使う。( 他の器具と併用すると発熱による火災の原因)
- アースを確実に取り付ける(漏電時に感電のおそれがある)
- アース工事は必ず販売店に依頼してください。
なので、二股コンセントなどで分岐して使うのは良く無い。
またアース工事に関して言えば、アース線又はアース端子が壁にある場合には、そこにアース線を接続するには資格は不要だから自分でやっても良い。
しかしながら、アース棒を地面に打ち込む工事とか、壁にアース端子を埋め込むなどの工事には電気工事士の資格が必要なので要注意だ。
まあ、餅は餅屋に任せるのがベストだろう。
食洗器の使い方
ワテの場合、食洗器を初めて使うので、一体全体どんなに難しいのか心配だったのだが、拍子抜けするくらい簡単だった。
まあ、例えて言えば全自動洗濯乾燥機みたいなもんだと思えば良いだろう。
全自動選択乾燥機みたいなもん
要するに、基本的には食洗器の使い方は、
- 水道の分岐元栓を開ける(ワテの場合は常時開栓している)
- 汚れた食器を入れて
- 必要量の洗剤(食器洗い機専用洗剤に限る)を入れて
- コースを選択して
- 開始ボタンを押す
だけで良いのだ。
あとは放っておけばパナソニック NP-TA1-Wの場合、標準コースで80分くらい、パワフルコースで2時間くらいで、洗い・すすぎ・乾燥が完了する。
運転中は、庫内は高温になる。食洗器上部の通気口から蒸気が出るのだ。
高い水温 60~80℃
手でさわれない高温で脂汚れも溶け出す高圧の水流
水道ができない噴射力で汚れを飛ばす強力な洗剤
酵素・漂白成分が汚れをサッと分解
引用元 https://panasonic.jp/dish/wash.html
まあ80℃もの熱湯で洗えば、そりゃー、油汚れも良く落ちて綺麗になるだろうなあと言う感じ。手洗いではそんな高温は不可能だ。
かつ、食洗器専用の洗剤も酵素パワーで強力なのだ。
洗浄&乾燥が完了すると、あとは自動でドライキープ機能が働き、送風と停止を繰り返している。
簡単にも程がある。
洗い終わった後の手順は以下の通り。
- 洗い終わった食器を取り出す。
- 洗い残しや洗剤の残り(食器を入れすぎて濯ぎが不十分など)が無いか確認する
- 庫内が空になったらドアはしっかり閉めておく。
この中で、三番目の項目「空状態ではドアは閉めておく」に疑問を持つ人がいると思う。
なぜなら運転終了直後の庫内には若干の水滴や湿りがある。
なので、ドアを全開にしておくほうが、水分も蒸発してカビなども発生しにくく清潔になるのでは無いかと。
しかしながら、取り扱い説明書には以下の記述がある。
使用していないときは、ドアを閉める。( 設置場所によっては、手などが当たったりする原因)
引用元 パナソニック NP-TA1-Wの取り扱い説明書5ページ
かつ、ワテが念のためにパナソニックのサポートの人に教えて貰った説明では、ドアを開けたままにしておくと、虫(ゴキブリなど)などが侵入して排水口に詰まり故障の原因になったりする恐れもあるので、使わない時にはドアはしっかり閉めておく必要が有るとの事。
なお、湿った庫内にカビが発生する心配に関しては、毎日定期的に食洗器を使っていれば、洗剤で洗浄されるし、高温で乾燥しているので心配はないとの事。
もちろん、定期的な日常手入れを行うと言う前提であるが。
なので、もし何らかの理由(地震による断水、長期旅行など)で食洗器を長期間使わない場合には、ドアを開けて庫内を乾燥させておくほうが良いだろうと思う。その場合には、外部からの異物混入には注意しておく必要がある。
いずれにしてもパナソニックの家電サポートの窓口はフリーダイヤルで電話すれば物凄く親切に教えて貰える。電話番号はこの後で紹介する。
何か心配や疑問があれば問い合わせするのが良いだろう。
食洗器を使う上での幾つかの注意事項がある
パナソニック NP-TA1-Wの場合には、取扱説明書から主なものを抜粋すると以下の注意事項が記載されている。
- 台所用液体洗剤・重曹は使用禁止(台所用洗剤は大量の泡が出るので泡を消すために運転時間が長くなり、水の使用量も増え、場合によっては故障の原因になる。重曹成分は固まるので禁止)
- 鍋の焦げ付きなどは事前にスポンジ等で洗い落としておく
- 魚の骨、輪ゴム、爪楊枝、細かい残さい(七味、ゴマ、ふりかけなど)などは事前に取り除いておく
- 熱に弱いもの(耐熱90℃未満のプラスチックなど)は洗えない
- 割れやすいものは入れてはいけない(強化ガラス製の物も入れてはいけない)。
- 食器同士を余り密に重ねると洗い上がりが悪くなると同時に、噴射水で食器が触れ合う音が出る場合もある。
- 回転ノズル(洗剤や水を噴射)に食器を当てない
- 背面ノズルをふさがない(上かごの物が洗えないので)
- 運転中はいろんな音が出るが、正常に動作している証拠なので心配ない。
- ただし故障の場合には「標準」「パワフル」「スピーディ」「お手入れ」「予約」などのランプが点滅あるいは点灯する。その場合は取り扱い説明書の指示に従うと良い。
などだ。
他の製品、他社製の製品でも基本的にはこれらの注意事項は当てはまると思うが、使用開始前に各製品の取り扱い説明書を一読するのが良い事は言うまでも無い。
パワフルコースでしつこい汚れも良く落ちる
ワテの家で買ったパナソニック NP-TA1-Wの場合には、パワフルコースと言うのがある。
文字通り、標準コースと比べて、パワフルに洗浄や濯ぎを行うのだ。
なので、洗剤も通常の倍くらいを入れる。
あとはパワフルコースを選択してスタートボタンを押すだけで良い。
使用する洗剤は食洗器専用の物を選ぶ。
例えばこんなやつ。
蓋の裏にスプーンが付いているので、そのスプーンで洗剤を掬って食洗器の庫内の所定の場所に洗剤を投入する。目安としては、庫内にほぼ満タンに食器を入れたらスプーン1杯くらいを入れる(標準コース)。
油汚れが多い食器などを沢山洗う場合にはパワフルコースがお勧めだが、その場合にはスプーン2杯くらいが目安だ。その辺りは洗剤の説明書を参考にすると良い。
パナソニック製品の場合、主な洗浄コース以下の通り。
- パワフルコース
洗い行程で高温約70 ℃以上を5分間保ち、念入りに洗浄。すすぎの最初には、水温を約60 ℃に上げて洗い流し、食器にわずかに残った油分もすっきり落とします。(運転時間:約125 ~130分)- 低温ソフトコース
耐熱温度60 ℃以上のプラスチック製食器も洗えます※2。- 標準コース
- スピーディコース
- お手入れコース
食洗機専用洗剤で庫内のお手入れ(ガンコ汚れは食器洗い乾燥機用庫内クリーナーを使うと良い)
引用元 https://panasonic.jp/dish/wash.html
運転中は水の温度が60~80℃になる。特にパワフルコースでは80℃くらいの温度で強烈に洗うので油汚れも、魚グリルのギトギト脂汚れも良く落ちるのだ。
なお洗剤の投入場所は機種によって異なる。
ワテが使っているパナソニック NP-TA1-Wの場合には、庫内の底部の中央付近に洗剤を投入するのだ。
なお、その場所は見た感じ排水口みたいに見えるので、こんなところに洗剤を入れたら排水されてしまうんじゃないのかなあと思ったのだが、そこに投入しておくと洗浄機能がスタートすると、その洗剤を水で流して溶かして洗剤として使う機能が備わっているようだ。
良く出来ている。
食洗器の日常の手入れ
同じくパナソニック NP-TA1-Wの場合には、取扱説明書で説明されている日常手入れの手順は以下のものが有る。
- 週一回を目安に残さいフィルターを掃除する(下かごの下の排水口付近にある)。
- 月に二~三回を目安に庫内お手入れコースで運転する
- 月に一回を目安に本体内部のカゴなどを全部取り出して庫内を良く絞った柔らかい布で汚れを拭く。
- その際、水・湯を庫内に入れたり掛けたりしてはいけない。食洗器だから庫内は塗れても良いと思いがちだが、人為的に液体を入れると故障の原因になるとの事だ。
- 月一回を目安に下部にある排水口カバーを取り外して流し台で中性洗剤などで綺麗に洗う。
日常のお手入れで要注意事項としては、太文字でも書いているように、食洗器庫内に水を振りかけて洗うなどは禁止されている。
食洗器なんて内部で水を使って洗浄する訳だから、自分で水を入れてフキンなどでゴシゴシ擦って清掃しても良さそうに思えるが、それは絶対禁止との事だ。
実際、ワテはパナソニックの家事商品 ご相談窓口に電話して確認したので間違いない。
フリーダイヤル(携帯・PHS OK)0120-878-691
9:00~18:00(年中無休)
間違い電話が多くなっております。お電話頂く際には、番号をお確かめのうえ、おかけまちがいのないようにお願いします。
引用元 https://www.panasonic.com/jp/support/consumer/call/dish.html
パナソニックの相談員に人の説明によると、水を入れるとセンサーが反応して故障と認識するなどの場合があるとの事だ。ここからはワテの推測だが、庫内には各種のセンサーがあり、予期せぬ時に水が入ると水漏れ事故が起こったなどとマイコンが判断するのかも知れない。
いずれにしても、取り扱い説明書に沿って正しく利用するのが良い。
ワテの場合、何度かこのフリーダイヤルに電話して色々と教えて貰ったが、いつ電話しても専門家の人が詳しく教えてくれるので助かる。
皆さんにもお勧めしたい。
なおワレコのサイトで見たと言っても「そんな奴知らん」と言われるかもしれないので言わない方が良いだろう。
庫内お手入れコース
ワテが使って理宇NP-TA1の取扱説明書によると、月に2~3回の目安で庫内お手入れコースを実行すると良い。
まあ要するに、食器を洗うのではなくて、食洗器の内部を清掃するモードだ。
操作方法も簡単で、
洗剤をカップ2杯入れる
食器は入れない
– [お手入れ]コースを選ぶ
必要なら[乾燥]も追加しても良い
– スタートする
で約130分後に終了する。
なお、お手入れコースの場合は、食洗器自体を洗うのが目的なので汚れた食器を入れてはいけない。
その理由は、お手入れコースでは、洗いの途中で2回(約30分ずつ)停止して、高温の蒸気で汚れを浮かす動作をする。それは食洗器の汚れを落とす効果はあるのだが、汚れた食器を洗う目的では無い。
と言う事で、お手入れコースの場合には食器を入れては行けない。
まとめ
当記事では、ワテの自宅に導入したパナソニックの食器洗い乾燥機に付いて紹介した。
具体的には、以下の項目を紹介した。
- 食洗器の種類(ビルトイン型食洗器、据え置き型食洗器)を紹介。
- 食器洗い乾燥機・食器洗い専用機(乾燥無し)・食器乾燥機(洗い機能無し)の三タイプがある。
- 食洗器の取り付け工事に関しての注意事項(費用の総額を事前に見積で確定させておくと安心)
- 食洗器の使い方(全自動洗濯乾燥機みたいなもん)。
- 食器洗い専用の洗剤を使う。
- 食洗器を使い終わった後の注意事項(ドアは閉める)。
- 食洗器の手入れ(定期的に庫内清掃などする。水で濡らすのは厳禁など)。
である。
据え置き型の場合、価格的には3万円から5万円くらいの価格帯である。
その中でもパナソニックの食洗器が市場を独占していると言う感じだ。
昔なら日立、東芝、三洋、シャープ、三菱、パナソニックと言った大手家電メーカーがしのぎを削っていた家電市場であるが、過去のものになってしまった。
兎に角、食器洗い乾燥機は買って正解だった。
食器棚に長期保管している食器を手で触ると、何となくベト付く感じがする場合があると思うが、食洗器で洗うとそう言う不快なベト付き感もなくなり、瀬戸物の美しい光沢が復活するのだ。
またステンレス製のスプーンやナイフ、フォークなどは金属の輝きを取り戻す。
食洗器を使う時に、洗う食器の量が少ない日は、食器棚にある普段あまり使わない食器やグラスなどを空き領域に入れて洗浄すると良いだろう。食器がピカピカになるので気分も爽快になるのだ。
食洗器を数カ月使ってみた感想
食洗器を買って大正解だった。
何と言っても自動で洗ってくれて乾燥までしてくれるのは有難い。
使い方も簡単。汚れた食器は軽く水洗いしたあと、食洗器に入れれば良い。
あとは洗剤をスプーンで所定の場所に入れて、スイッチオン。
これで2時間くらいで洗い上がる。
実際に使ってみた感想だが、例えばお皿の表の部分が綺麗になるのは当然だが、裏の高台(こうだい)の辺りにこびりついている汚れが綺麗に除去されるのだ。
あるいは、装飾があるお皿など、手洗いしにくいので汚れが溜まっているものが、完璧にピカピカになるのだ。
例えばこんなお皿は手洗いし辛い。
内側は滑らかなので手洗い出来るが、外側の装飾部分は凹凸が多いので洗い辛い。その結果、汚れが溜まっていて汚らしいのだ。
ところが、こんな装飾ガラスの器などを食洗器に入れると、アッと驚くくらいに綺麗になる。
これが食洗器の実力か!と感動するくらいに汚れが落ちるのだ。
皆さんにもお勧めしたい。
ワテ一押しのパナソニックNP-TA1-W
窓無しのスッキリしたデザイン。
白い冷蔵庫の近くに置くと、統一感もあるので台所に調和する。
実際に使ってみた感想としては買って正解だった。
この製品は庫内も拾いので、大皿数枚、小皿数枚、その他茶碗、コップ、箸、スプーンなど沢山を一度に洗えるのだ。
あるいは、大型の鍋、大型のフライパン、さらには魚焼きグリルを取り外してそのまま丸ごと洗う事も出来るのだ。
洗剤を通常の倍のスプーン2杯入れて、パワフルコースにセットして、スタートボタンを押すだけの手軽さ。
まさに台所革命と言っても良いだろう。
ワテ絶賛のPanasonic NP-TA1-Wだ。
中が見えるタイプのPanasonic NP-TR3W
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