写真 掘り出し物の備前焼を探している偵察女子
しかしまあなんですなあ~
先日、岡山県備前市で開催された「第37回備前焼まつり2019」と言うのを見に行って来た。
当記事はその写真を紹介したい。
自称、写真家 篠山ワレコだ。
あるいは世間ではアラーキーワレコと呼ばれる場合もある。
では、本題に入ろう。
第37回備前焼まつり
第37回備前焼まつりの開催概要は以下の通り。
名称 | 第37回備前焼まつり |
開催日時 | 2019年10月19日(土)・20日(日) |
開催場所 | JR赤穂線 『伊部駅(いんべえき)』周辺 |
所在地 | 備前市伊部 |
交通アクセス(車) |
山陽自動車道備前ICから約15分または、和気ICから約10分 |
交通アクセス(公共) |
JR伊部駅からすぐ ※JR赤穂線は臨時列車が出ます。(岡山~伊部約40分) ※宇野バスは岡山から「片上・伊部方面行き」伊部駅前バス停で降車 |
駐車場 | 臨時駐車場有り(約2000台分) |
お問い合わせ先 | (協)岡山県備前焼陶友会 ☎0869-64-1001 |
ホームページ |
http://touyuukai.jp |
備考 | 毎年10月第3日曜日と前日の土曜日 |
引用元 各種のネット情報をまとめたもの
ワテの場合、ハイゼットカーゴで大阪方面から国道二号線を西に走って車で備前市まで行った。
備前市には大昔に行った気がする。確か閑谷学校など見学した記憶があるが、すっかり忘れている。
今回の備前焼祭りの会場は備前市の伊部駅(いんべえき)前に開催本部があり、駅周辺の数百メートルくらいの圏内にある備前焼の販売店とか陶芸工房などが多数の備前焼を製造直販しているのだ。
値段も定価の数割引き。
ワテの場合、陶器にはそんなに興味は無いのだが、岡山方面には自動車であまり行った事が無いので、写真撮影やドライブを楽しむ感じで行ってみたのだ。
JR伊部駅周辺地図
上地図に於いて、JR伊部駅北側に沢山の陶芸工房やお店がある。駅の南側にもある。
ワレコの第37回備前焼まつりレポート
車で国道2号線を西に走行して兵庫県の赤穂市を抜けると岡山県の備前市に入った。ちなみに岡山県の県庁所在地は岡山市だが、岡山市は備前市よりもさらに西にある。
JR伊部駅(いんべえき)の辺りが備前市の中心部のようだ。車の渋滞も無く順調に伊部駅の辺りまで来ることが出来た。駅周辺には備前焼祭りを見に来た観光客も多い。
臨時の無料駐車場が数箇所に有る事は事前に調べていたので、どこかの駐車場に入れればいいやと言う感じで、あまり詳しく調べずに備前市にやって来た。
伊部駅の一キロくらい手前に最初の無料駐車場が有ったのだが、もう少し近くの駐車場に停めようと思ってJR伊部駅の辺りまでやって来た。
その結果、どこの駐車場も満車w
あかんがな。
仕方ないので、伊部駅を超えてさらに西に進んでいたら、駐車場の看板が出ていた(下写真)。
左に曲がれと言う事なので、左折してJRの線路を超える高架道路を渡ると臨時駐車場があった。
約50台くらい停められる広さだが、ワテの前の人が停めた時点で満車。あかんがな。
まあ、ここは待つ事にした。その結果、約10分ほど待っていたら空きが出来た。ラッキー。
で、駐車場からJR伊部駅まで歩く。まあ距離は数百メートルくらいなので、そんなには遠く無かった。
途中、下写真のようにJR赤穂線の線路があった。
国道2号線をJR伊部駅方向(東)に歩く。ネッツトヨタ岡山備前店もある。だからなんや?
JR伊部駅の辺りにやって来た(下写真)。
JR伊部駅前にある備前焼まつり本部だ。
一応、本部に挨拶しておいた。
下写真は伊部駅から北に向かう大通りだ。歩行者天国になっていた。普段は車が走行していると思う。
さて、ワテが会場に到着したのがお昼前かな。
昼飯も食いたいが、まずは何か飲みたいと思っていたら「お茶席」と言う看板があった。
茶が飲めるのか?
取り敢えず矢印の方向に歩いて行く事にした。
途中、古い車が有った。スバルかな?
下写真のように、神社の鳥居の奥でお茶が飲めるらしい。
無料で茶が飲めるならラッキー!と思ったら、有料だった。受付で料金を払って着席してお茶を待つ。
美味そうな饅頭も付いていた。
饅頭を食っていたら、お茶が出て来た。
抹茶と言うやつか。
甘い饅頭には抹茶の苦みが良く合う。
この茶碗は貰えるのかなと思ったが、ダメだった。危うく持って帰るところだった。あかんあかん。
よく見ると神社の門の屋根瓦が備前焼だ。鯱(シャチホコ)も備前焼だ。
その後、分かったのだが、昔は備前焼の瓦も製造されていたようだ。上写真のような古い神社とか、閑谷学校の屋根瓦は備前焼との事。しかしながら現在では備前焼の瓦は作られていないらしい(全く無いのかどうかは未確認)。まあ製造コストが掛かるんだろうなあ。
天津神社の参道の階段を昇って行くと本殿があった。さらに山道を登って行くと展望台がある。
そこから南側に備前市の伊部地区が広がっている。
下写真中央に黄色いJR赤穂線の電車が走っているのが分かるだろう。その右に見えるビルが伊部駅の駅ビルだ。
山道の周囲には古い陶器片が転がっているが、持ち帰っては行けないと言う看板があった。
そしてコスモス。秋の香り。
そして今話題の山口かおるさん。
「香り」繋がりだ。なんのこっちゃ。
山口かおるさん本人のツイッターもある。
是非、NHKの紅白歌合戦に出演して欲しい。一応ワテからもNHKの関係者に山口かおるさんを推薦しておく予定だ。
さて、饅頭食って抹茶を戴いて山道を歩いたので良い運動になった。
山から住宅街に降りて来たら、町中の至る所に備前焼の工房があるのだ。轆轤(ろくろ)で陶器を作る工房もあれば、それを乾燥させたあと、焼く窯もあった。
中には文化財に指定されている窯もありその一つが天保窯と言うやつだ。江戸自体の天保3年(1832年)に築窯されて昭和十五年ごろまで使われていたらしい。
山の斜面に沿って作られている天保窯。良く知らないが、こういう構造は登り窯と言うのかな?
そして錆びた一輪車と自転車。元の色は赤だったのかな。
赤い原付なら忌野清志郎だ。
備前市のマンホール。備前焼のふる里。
まあマンホールは鉄製だった。もし焼き物製なら割れたら怖いわ。
でも備前焼は丈夫らしい。今回知ったのだが、備前焼は放り投げても割れないって言われているくらいに丈夫らしい。だから備前焼は割れたり欠けたりしにくいから普段使いの食器には最適らしい。知らなんだ。
小川が流れていて両脇には散歩道がある。長閑な街だ。
茅葺屋根の民家を利用したギャラリーや喫茶店もあった。
備前焼の大甕と水草と金魚
たまたま見付けた民家の駐車場にスズキエブリバンか?二台もある。グリルがシルバーメッキになっているので商用車ではなくて乗用車版のエブリワゴンかな?まあワテの場合、ダイハツ派なのでスズキエブリイに関しては詳しくない。淡いブルーがいい感じだ。これは標準ルーフだな。ワテならハイルーフを買うなあ。
さて、ぶらぶら散策していたらお地蔵さんがあった。お地蔵さんも備前焼やがな。
と思ったら、猫さんも焼き物だった。
猫さん繋がりでクロネコヤマトの宅急便。なんのこっちゃ!?
で、JR伊部駅前に戻って来た。
ちなみに、このJR伊部駅前の交差点が備前市の渋谷駅前センター街スクランブル交差点と呼ばれているのだ。ほんまかいな⁈
信号が変わると歩行者が渡り始める。
備前市の渋谷スクランブル交差点を渡る人の波(推定2000人くらいか)。
駅前にある寂れた案内板
備前市観光協会、備前焼陶友会の寄贈なのかな?
JR赤穂線のローカルな電車を発見。山吹色だ。
国道2号線をさらに西に走ると岡山市、福山市などがある。
さて、ぶらぶらしていたら腹が減って来た。時刻はお昼の1時過ぎ。ちょっと遅めの昼飯を食おうと思って散策していたら、双葉食堂を発見。残念ながら本日休業だ。あかんがな。
1キロ引き返して(西方面)ガストへ行くか?
いや、焼肉マルヨシも美味そうだが西へ5キロは遠い。徒歩だし。
と思ったら、マルナカと言うスーパーを発見。備前店だ。
よっしゃ、このスーパーで弁当でも買って食おう。
経済発展が目覚ましい中華人民共和国の銀行が岡山にも進出しているのか!
で、マルナカで弁当を買って来たのでどこで食おうかなあと見渡したらベンチが有ったのでそこに座ってピクニック気分で弁当を食う。
正確に言うと弁当では無くて、総菜の天婦羅盛り合わせと白御飯を買って来たのだ。電子レンジで温めた。そしてウイルキンソン炭酸水。
まあ、寿司、焼肉弁当、幕の内弁当、ハンバーグ弁当など色々有ったのだが、天婦羅盛り合わせが安かったので。それと天婦羅なら時間が経っていても当たり外れはそんなに無いし。
食ったぞ。満腹。天婦羅はまあまあ美味かったが、一時間後くらいに胃がもたれた。あかんがな。ウイルキンソン炭酸水を飲んで胃もたれを解消!
お、トヨタAE86が走っとる。レビンだよね?トレノかな?詳しくないので分からないが。
ちなみにワテの場合、マニュアル車を運転すればヒールアンドトゥは完璧に出来る。アイルトンセナよりも上手だ。ほんまかいな。
食後も、散策を続ける。
備前市をブラブラ歩いとんワテである。なんのこっちゃ。
備前カレーと言うのが有るらしい。
備前カレーも食いたかったがさっき天婦羅食ったばかりだし見送った。次回来た時に喰ってみるかな。
住宅街の中に備前焼のお店が点在している。今日は備前焼まつりなので幟(ノボリ)など多数あり、賑やかな雰囲気だ。
どのお店にも、備前焼の焼き物が多数陳列されている。値段は通常価格の半額やそれ以下になっているものも多い。焼き物好きな人はビニール袋に両手一杯になるくらい沢山買っている人もいた。
ワテの場合、あまり興味ないので今のところ何も買っていない。
焼き物を焼く窯の煙突も至る所で見掛けた。
備前焼と言えばレンガ色のこんな焼き物が有名だと言う事はワテでも知っている。
とあるお店で見付けたのが下写真の備前焼。鞄の形をしていて、ミシンの縫い目の糸など細部も丁寧に再現されていた。一体全体どうやってこんな物を作ったのかな?本物の鞄で型を取って、それを使って粘土で鞄を作ったのか?気になる。
散策を続ける。
「ハルカの陶」と言う映画が有るらしい。
元は漫画だったようだ。それを映画化したのか?
備前焼のスピーカーを見付けた。フォステクスのスピーカーユニットらしきものが付いている。
音が鳴っていたが、じっくり聴く時間が無かったので批評するだけの情報が無い。
ジョーダンワッツとか言う陶器入りのスピーカーが有名だが、ワテは実物は見た事が無い。
備前市の場合、街中にある案内板ですら備前焼だ。いっその事、道路もアスファルトでは無くて茶色の備前焼を敷き詰めればいいのに。
JR赤穂線の線路の下をくぐる地下道を進むと駅の南側に出る。
焼き物を焼く為の薪か。
備前焼の土は白っぽいらしい。それを焼くとレンガ色になるらしい。知らなんだ。
さて、名残惜しいが夕方が近づいて来たのでそろそろ帰るかな。
駐車場に向かう途中で出会った猫さん達。
ワテはよそ者なので地元の猫さんには「ニャーオ」と挨拶しておいた。「新参者のワレコです」と言う意味だ。
JR赤穂線の線路
国道2号線を東へ向かい帰路に付く。
今回、饅頭を食って抹茶を飲んだら美味しかったので、ワテもお茶碗を一つ買ってみた。
備前焼の人間国宝 北大路吾子の作品だ。少々高かったが記念に買ったのだ。50万円!
この日に京都競馬場で行われた菊花賞[GⅠ、3歳 オープン(国際)牡・牝(指定)3000m芝]で大穴を当てたのだ!
と言うのは言うまでも無く真っ赤な嘘で、ごく普通の茶碗だ。丼にも使える形かな。
窯の中の炎によって偶然に作られた模様が美しいですね(中島誠之助さんふうに)。
これが釉薬を使わない素朴な備前焼の特徴ですね。いい仕事してます(中島誠之助さんふうに)。
高台もしっかりしていて安定感があります。
これぞ備前焼と言っても良い、良い作品ですね(中島誠之助さんふうに)。
さて、ワレコ誠之助の鑑定額は2000円!
今度、抹茶を買って来てこのお茶碗で抹茶を点てて飲んでみたい。
竹で出来た泡だて器みたいなヤツも必要なんだよな。
それも買ってこなくては。
追記 備前焼のお茶碗は素晴らしい
その後、この抹茶茶碗風の丼茶碗を使って御飯を食べてみた。
その結果、ご飯粒がくっつきにくくて一粒残らず綺麗に食べられることに気付いた。
当初は、見た目から判断して釉薬が掛かっていないザラザラした陶器なのでご飯粒がくっ付き捲るんじゃないかと思ったのだが、全くの逆だった。
まあご飯粒がくっ付かない表面がブツブツのシャモジがあるが、それと同じ原理で、備前焼の陶器の肌は釉薬が無いので平滑化されておらず、陶土の素肌のザラザラなので、それはブツブツシャモジと同じ効果があるのではないかと、自称、ブツブツシャモジ研究家のワテは判断するのだ。
ほんまかいな!
そんな貴方にお勧めの備前焼!
まとめ
当記事では、第37回備前焼まつり(2019)に車で出かけて撮った写真を紹介した。
ワテのハイゼットカーゴはボチボチと着実に車中泊仕様に改造が進んでいる。
雪が降る前にどこかに数泊くらい車中泊の旅に出掛けたいと思っている。
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