ワレコ
先日、近所のホームセンターへ行ったら、塗料を大安売りしていた。半額以下の値段だった。中には八割引きくらいのもあった。
そこで、水性透明ニス、水性着色ニスなどを沢山買って来た。
早速そのニスを使ってみたのだ。
コロナウイルスが収まれば車中泊の旅に出掛けたいと思っている。
そこで、着々と準備をしているのだが、先日は下記事で紹介したLED天井照明を自作した。
そのLED天井照明を下写真に示す。
写真 ワテのハイゼットカーゴの荷室の様子(テーブル塗装前)
このLED天井照明はAC100V駆動なので、上写真のポータブル電源で駆動している。
木製テーブルは、2019年8月頃に自作したのだ。
当記事では、この木製テーブル天板にニスを塗ったのでその作業過程を紹介したい。
結論としては、いい感じに塗装が出来た。
では、本題に入ろう。
車内テーブル天板の塗装前の準備
このテーブル天板は、簡単に取り外せる構造にしている。
具体的には、アイボリー色のパイプ(矢崎イレクターパイプΦ28mm)で骨組みを組んでいて、天板には二個の樹脂製パーツをネジ止めしている。
上写真のジョイントを天板の裏側に二個ネジ止めしている。
そのジョイントをイレクターパイプに嵌め込んでいるだけなので、天板を上に引っ張れば天板は外せるのだ。
外した天板を仕上げサンダで研磨する
下写真がテーブルの天板だ。
針葉樹合板12ミリ厚をジグソーでカットして自作したのだ。
その天板を、マキタ仕上げサンダで研磨する。
写真 針葉樹合板をマキタ仕上げサンダで研磨する
このマキタ仕上げサンダは所謂オービタルサンダだ。
つまり長方形の研磨面が半径数ミリ程度で偏心回転運動しているのだ。
紙ヤスリは240番手を使った。
ちなみにこのマキタの仕上サンダは標準では紙ヤスリを金属レバーで挟み込んで固定する構造だが、マジックテープ式の紙ヤスリを使う為のオプションが別売りである(下写真)。
上写真のマジックファスナオプションを取り付ければ、市販のマジックテープ式紙ヤスリを使う事が出来る。
あるいは下写真の別売りオプションを買えば、普通の紙ヤスリに集塵用の穴を開けて集塵機対応に出来る。
室内でのサンダー作業には集塵機は必須
ワテの場合、サンダの集塵ポートには洗濯ホースを接続している。その洗濯ホースは自作のサイクロン集塵システムに接続しているのだ。
その結果、室内で研磨作業をしているにもかかわらず、粉塵はあまり立たない。
正確には計測していないが、あくまでワテの勘で言うなら粉塵の95パーセント以上はサイクロン集塵機に回収出来ていると思う。
写真 針葉樹合板の印刷文字もサンダーで消し去る事が出来た(この後、完全に消去した)
針葉樹合板は柔らかいので、サンダーで研磨すると簡単に表面を削る事が出来る。
今回使用したのは研磨面が長方形の仕上げサンダ(オービタルサンダ)であるが、研磨面が円形のランダムオービットサンダも人気が高い。
ランダムオービットサンダは円形研磨面が回転運動すると同時に、半径数ミリの偏心回転運動もしているので、研磨能力が高いのだ。
ワテも上写真のランダムオービットサンダの購入を検討中だ。
まずはランダムオービットサンダで粗削りして、仕上げにはオービタルサンダで研磨すると非常に綺麗に研磨する事が出来るだろう。
まあワテの場合は、当面はオービタルサンダ(仕上げサンダ)だけで十分かな。
ワテ自作の車内テーブルの天板を塗装する
水性透明アクリルニスを塗布する
さて、先日ホームセンターで安売りしていたのが、下写真のカンペハピオ水性着色ニスだ。
100ML容器と300ML容器で各色十数種類がかなり安く売っていたので、透明、透明艶消し、新ウォルナット、新チーク、新オークなど数種類を買ってみた。
このカンペハピオ着色ニスはアクリル系だ。
一方、カンペハピオからは似た様な水性ウレタンニス着色ニスも販売されている↴
下説明を読むと、アクリル系ニスよりもウレタン系ニスのほうが丈夫な塗膜が出来るようだ。
摩耗や衝撃に強く、耐久性に優れた高性能ウレタン樹脂塗料です。
引用元 「カンペハピオ 水性ウレタン着色ニス とうめい 100ML」のアマゾン商品説明
まあ今回はアクリル系だが、重ね塗りをすれば分厚い塗膜を形成出来ると思うので、実際に重ね塗りを試してみる。
今回は、水性透明ニスを塗る。
下写真の100均で買ったボールと多用途刷毛70mmを使って塗布作業を行った。
写真 カンペハピオ 水性着色ニス とうめい 100MLを50MLほどボールに入れた
まずはカンペハピオ水性着色ニスとうめい100ML容器を良く振ってから、50MLほどボールに入れた。
先ずは一回目の塗装
先ずは一回目の塗装を行った。
写真 一回目の塗装後に乾燥中の針葉樹合板
針葉樹合板は柔らかいので塗料を良く吸収する。
特に水性塗料は水っぽいので柔らかい針葉樹合板にはドンドン吸い込まれて行く感じ(ワテの感想)。
なので一回目の塗装が完了しても、針葉樹合板表面は殆ど光沢は無い。
写真 一回目の塗装後に乾燥中の針葉樹合板天板
ちなみに、金属ボールに入れた50MLの水性透明ニスは全部使い切った。
なお、実は天板だけでなく、他の木工作品も同時に塗装しているので、針葉樹合板天板だけなら一回の塗装で30ML程度有れば足りたと思う。
二回目の塗布
一回目の塗装後に1時間ほど乾燥させたので第二回目の塗装を行う。
カンペハピオ 水性着色ニス とうめい 100ML容器には残り50MLほどあるが、それを全部金属ボールに入れた。
下写真は二回目の塗装が完了して、ある程度乾燥させた状態だ。
写真 二回目の塗装が完了したので乾燥中のテーブル天板
二回塗りをした結果、若干であるが天板に光沢が見られるようになった(下写真)。
写真 二回目の塗装が完了したので乾燥中のテーブル天板(別の場所)
このテーブル天板の上では、コンビニ弁当を食べるとか、コーヒーを飲むなどするので、出来るだけ分厚い塗膜を形成しておきたい。
二回塗りだとまだ足りない感じ。
三回目の塗布
そこで、二本目のカンペハピオ 水性着色ニス とうめい 100ML容器を持って来た。
その容器を開封して、同じように50MLほどを金属ボールに入れた。
下写真は第三回目の塗装作業の様子だ。この塗料は、塗った直後は真っ白ではなくて、薄い紫がかった色合いだ。
写真 三回目の塗装直後のテーブル天板
節の目の部分は凹んでいるので塗料が溜まるが気にせずにそのままにしておいた。
四回目は分厚く塗ってみた
さて、二本目の100ML容器には残り50MLが残っているので、それを金属ボールに入れて使い切る事にした。
下写真のように、重ね塗りも四回目ともなると、下写真のように光沢も出て来た。
写真 カンペハピオ 水性着色ニス とうめい 四回目の塗装直後の様子
かつ、下写真のようにニスが乾燥した針葉樹合板天板には、分厚い塗膜も形成出来ているのが分るだろう。
写真 四回重ね塗り作業完了直後の天板の光沢
やっぱり塗装作業は楽しいな。
ワテの場合、木工DIYは大好きなのだが、塗装作業は面倒なので今まで滅多にやった事が無い。
それが、偶々ホームセンターで見付けた安売り水性ニスを使ってみたところ、重ね塗りをすればいい感じのテーブル天板が完成したのだ。
四回塗りが完了した車載テーブル天板
下写真のように水性透明ニスの重ね塗り四回目の作業が無事に完了した。
写真 二つの矢崎イレクタージョイントパーツをステントラス頭M3ネジとナットで固定
さて、翌日、塗装が乾いたので天板を車に取り付けた。
まとめ
ワレコ
塗装が綺麗に仕上がると気分爽快だ。
当記事ではワテ自作の自動車用テーブル天板に、水性透明ニスを塗った作業過程を紹介した。
針葉樹合板で作成したテーブル天板に、下写真の水性ニスを塗った。
今回の作業では、100ML容器を二本使い切った。
50MLずつ四回塗りを行ったので、分厚い塗膜が形成されて表面もツヤツヤした綺麗な光沢が出ている。
これでこのテーブル天板は水に濡れても簡単に拭き取れるので、このテーブルの上でコーヒーを飲んだり弁当を食べても後片付けが楽になる。
塗装が綺麗に仕上がると気分がいいなあ。
下写真のウレタンニスのほうが耐久性が高いらしいので、次回試してみたい。
コメント