先日、こんな記事を書いてワテが現在使っているパソコンのスペックを全世界60億人の皆さんに公開した。
約3年前に部品をネット通販で購入して組み立てた自作パソコンだ。
Fractal Design Define R4の重厚で安定したパソコンケースと、Corsair社の水冷式CPUの組み合わせで音も大変静かな静音パソコンである。先日まで全くトラブルもなく順調であった。
ところが、このところ、何だか動作が変だ。
当記事では、ワテが体験したパソコントラブルを紹介したい。
誰でも起こり得る問題なので、参考にして下さい。
では、本題に入ろう。
パソコンの動きが何だかおかしい
上手く伝えられないのだが、このところ何となくパソコンの動きが鈍いのだ。
おかしいなあ。
でも、ブルースクリーンになるなどの重症な問題は起こらない。
でも、Visual StudioでTypeScriptでプログラミングしていたり、WEBサイトを作っていると、ウインドウ切替時に数秒から数十秒間無反応になるなどの症状が多発する。
こんな経験は初めてだ。
でも原因が分からない
ハードディスクが故障する前兆か?
もしやハードディスクが故障する前兆かな?
と思って定番のCrystalDiskInfo.exeを久しぶりに起動してHDDの様子を見てみた。
下図は正常なハードディスク場合であるが、だいたい30度から40度くらいの温度である。
図 正常なパソコンならハードディスク温度は30度程度
一方、その時のワテのパソコンでは、画面をキャプチャし忘れたのだが、
SSD E, C 約45℃
HDD D 55℃
HDD F 48℃
HDD G 48℃
これくらいの温度だった。
55度やて?
あかんハードディスクがが燃える‼
何でや!
ワテビックリ仰天‼
部屋はエアコンを使っているのである程度は涼しいのに、パソコンが燃えそう‼
何でやねん?
兎に角、パソコンをシャットダウンして電源を直ぐに切った。
パソコンを分解してみる
何かおかしいぞ。
慎重にパソコンの側面の蓋を外した。
携帯電話の写真なので多少画質が悪い。
写真 側面の蓋を開けたワテのFractal Design R4
蓋を開けるのは数か月ぶりなので、多少は埃っぽいが、怪しい所は無いようだ。
で、次にフロントカバーを外してみる。
フロントカバーを外してみた
Fractal Design Defineのケースはとても良く出来ていて、簡単な操作で工具が無くてもこのように分解できる。
写真 Fractal Design R4はフロントのファンも簡単に脱着可能
上図では途中までしか取り出していないが、前面のファンユニットは本体から完全に分離出来る。
この写真ではFractal Design R4の例を示しているが、新型のR5やR6においても恐らくこの辺りの構造は変わっていないと思う。
ここで、衝撃の事実が判明した。
埃まるけやがな
その衝撃の画像がこれだ(心臓の弱い方はご注意下さい)
写真 Fractal Design R4のフロントフィルターに大量の埃が
ひーーーーーッ
これはあかんだろ。
完全な目詰まりだ。
これじゃあ、いくらファンが回ってもパソコン内部は冷えない。
HDDさんを始め、SSD、CPU、メモリ、その他の部品さんはこの数か月くらい蒸し風呂状態だったようだ。
申し訳ない。
掃除機で埃を吸い取る
写真 Fractal Design F4ケースのフロントフィルターの埃を除去する
この後、埃を全部吸い取った。
もちろん使用した掃除機はこんなハイテクな奴ではない。う~ん、掃除機に見えないな。
どないな構造になってんねん。
気になるが次に進む。
兎に角これで安心。
と思ったのだが、念のために他の部分も確認。
底面も埃がいっぱい
写真 底面にも埃がいっぱい
あかん、ここもほこりまるけだがや。
どーりゃーほこりがつまっとるがや。
ワテはビックリすると似非名古屋人になる。何でやねん。
さて、ここも掃除機で吸い取って、
写真 埃を除去してスッキリした底面フィルター
ああ、スッキリ。
このようにFractal Design Defineはフィルターも簡単にスライド式で取り外せるので掃除も簡単だ。
ただし、掃除をサボるとこんな事態になるので要注意だ。
R4は底面フィルターが後ろにスライド式(R5は前方スライド)
このようにワテの部屋は埃っぽい。
パソコンのケースやファンの埃を掃除機で吸い取って綺麗にしても、一ケ月もすると大量の埃がフィルターに目詰まりしてしまう。
さて、Fractal Design Define R4の前面パネルのフィルターは、前面扉を開いてもう一枚のプッシュロック式になっている仕切り板を外せば簡単に露出するので容易に掃除が出来る。
ところが、底面にあるフィルターは後方スライドして引き出す構造なので、机の下に入ってパソコン本体を壁から数十センチ引き離して取り出す必要がある。その場合には、電源ケーブルなども込み入っているので作業がし辛い事は言うまでも無い。
ただし、現状ではワテはR4をラックの上に後ろ向きに載せている。
つまり、パソコンの背面がこちらから見えるのだ。
従って、R4の底面フィルターが後方スライドなので、掃除をするにはとても都合が良い。
R5は前方スライド
もし、その底面フィルターが前方にスライド出来れば最高なのだが、と思っていたら、Fractal Design Define R5ではその欠点が改良されて前方スライド式になっているようだ。
よし、次回ケースを買う時にはFractal Design Define R5だな。あるいはその時点では
Fractal Design Define R6とかR7になっているかも。
いずれにしても、殆ど欠点を感じないのがFractal Design Define Rシリーズのケースだ
R6が出ていた↑。
R5もいいな↑
白っぽいのもいいぞ↑
再び温度計測したら正常値
SSD、HDD共に約30℃前後なので安心だ。
DISK Dのみ39度と高い理由は、ワテの場合Win7のCドライブにあるDesktopをこのD:\Desktopにマウントしているから、このディスクが通常の作業ディスクになっているからだ。
Cドライブは256GBのSSDディスクなので容量が少ない。
Visual Studio 2015Communityの全機能を選択して入れると80GBくらいを使ってしまうので、自分のデスクトップフォルダ
C:\Users\wate
はこの
D:\Desktop
というフォルダに設定変更しているのだ。
そのやり方は簡単で、自分のデスクトップフォルダを右クリックしてプロパティを表示する。
C:\Users\wate
表示したプロパティで場所タブの中で、目的のフォルダを指定すれば、そのフォルダが新しいデスクトップに出来る。
UNIX, Linuxで言う所のmount(マウント)みたいな感じかな。たぶん。
こうしておくと自分のDesktopが東芝3TBのHDDに置き換わるので、大量のデータを保管出来るのだ。
と言う事で、ピンチを脱出する事が出来た。
まとめ並びに教訓
パソコンや部屋の掃除は月に一回くらいはやりましょう。
掃除機は、こういう昔ながらのデザインも悪くはない。
充電式でコンパクトな感じ。一台あると便利だな。
このパソコンは丈夫らしい。
1メートルくらいの高さから落下させたり、少しくらい水滴が掛かっても大丈夫に設計されているようだ。
55℃の温度では何か月くらい持つのかな?
ワテのパソコンは数か月耐えたぞ。頼もしい奴だ。
ワテお勧めのHDD
WD, Maxtor, Conner, Quantum, Seagate, HGSTなど過去に色々使ったが、ワテの経験では東芝のHDDは壊れた事が無いので気に入っている。
追記(2017/1/3)
正月休みを利用してヘンテコなWEBサービスを作成してみた。
自作パソコンを作成する人には便利なツールだと思います。
興味ある人はお試しください。
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