干し芋を自作してみた。
ワテの場合、干し芋は昔から大好きなのだが最近は食べる機会が減ってきた。
その理由は、干し芋の値段が昔に比べて高くなってきたから気軽には買えないからだ。
昔なら一袋300円~500円程度だったのに、今では1000円前後の値段の物が多い。
と言う事で、自分で干し芋を作ってみることにしたのだ。
結論としては案外簡単に作れる。
買うよりも数分の一くらいの費用で自作出来る。
では本題に入ろう。
干し芋を自作する
干し芋の自作に必要な道具を準備する
干し芋の自作なんて初めての経験なので、とりあえずネット検索して情報を仕入れた。
その結果、干し芋の自作は以下のような手順でやれば良さそうだ。
- さつまいもを水で洗う(芋の種類は何でも良い)
- さつまいもを弱火で90分~120分くらい蒸す
- 皮を剥く
- さつまいもを1cm幅くらいにスライスする
- 天日で数日干す
- 天候が悪い場合には干す代わりにオーブンで100度2時間ほど温める(1時間で裏返す)
と言う事でワテも早速さつまいもを買って来て干し芋の自作に挑戦したのだ。
まずは下写真の蒸し皿を購入した。
上写真の製品は20cm以上の直径の鍋に敷いて使う。
蒸し器で検索すると下写真のような製品も多く見かける。
上写真の製品ならフリーサイズなので汎用性は高いと思う。
ワテも当初はこのフリーサイズ対応の蒸し皿を買おうかなと思ったのだが、収納時に嵩張るのが嫌なので前者の製品を購入した。
でも結局は前者の直径20cm専用の蒸し皿も、三箇所の脚が出っ張っているので、収納時に場所を取ってしまうが。
さつまいもを弱火で90分~120分くらい蒸す
さつまいもを7本買ってきて水洗いした。
紅あずま(べにあずま)だったかな?鳴門金時だったかな?忘れた。あかん。
確か紅あずまだな。
一本100円~150円くらいだったので、総額1000円弱だ。
下写真のようにIHコンロの火力を弱火にして2時間ほど蒸した。
写真 弱火で2時間蒸したさつまいも
強い火力で高温で蒸すと芋が白っぽくパサパサになり、干し芋作成に失敗するらしいので弱火でじっくり2時間蒸した。
写真 IHコンロの火力を弱火(目盛り2)にして2時間蒸した
蒸し上がったさつまいもは、本当なら皮を剥くのが良いらしいが、面倒くさいので皮を剥くのはやめた。
熱々のさつまいもの皮を剥くなんて、火傷しそうだし。
それに、さつまいもの皮は薄いから皮を食べても問題ないと思うし、もし気になるなら食べる時に剥けば良い。
さつまいもを1cm幅くらいにスライスする
下写真のように蒸し上がったさつまいもを1cm幅くらいにスライスした。
写真 蒸し上がったさつまいもを1cm幅くらいにスライスした
上写真で、殆どのさつまいもの切断面はねっとりしたいい感じに蒸し上がっているが、中には白っぽくパサパサしているものも混じっている。
こんなふうに白っぽくなると、干し芋には向いていないようだ。確かに見た目にも、白っぽいやつは甘そうには見えないし。
干す代わりにオーブンで100度2時間ほど温める(1時間で裏返す)
スライスした蒸しさつまいもは天日で干すのが正当的な手法だが、このところ曇りや雨の日が続いている。
そこで、下写真のようにオーブントースターを使って100度で2時間ほど温めた。
アルミホイルを敷いてその上にスライスした蒸しさつまいもを並べる。
写真 干し芋の天日干しの代わりにトースターで100度2時間加熱
ネット情報によると片面1時間、合計2時間加熱すると良いとの事なので、1時間加熱したら裏返してさらに1時間加熱した。
上写真のアラジンのトースターの場合、タイマーは最大15分までしか設定出来ないので、1時間加熱する場合は4回もタイマーをセットしなくてはならないので、少々面倒くさいが。
温度は100度にセットしているので、加熱しても芋の表面が焦げる事もなく、適度に水分が蒸発して干し芋っぽく変化している事が確認出来た。
写真 100度に温度設定したトースターで蒸し芋を加熱している様子
下写真は片面を30分程加熱した途中の状態だ。加熱前に比べて水分が蒸発しているのが分かる。
写真 片面を30分程加熱した途中の状態(加熱前に比べて水分が蒸発している)
上写真中央には白っぽいパサパサの芋もある。
こんなふうに白っぽくなると失敗らしいが、まあ食べられるだろう。
下写真はねっとりといい感じに蒸せているさつまいもだ。このあと更に加熱して合計2時間加熱した。
写真 トースターで100度で加熱している途中のさつまいもの様子
完成した干し芋を食べる
トースターで100度2時間加熱した結果、下写真のように干し芋っぽく仕上がった。
写真 蒸したさつまいもをトースターで100度2時間加熱した
どう!
なかなかいい感じで、干し芋っぽいのが完成したぞ。
早速食べてみる。
皮は食べても問題ないと思うが、干し芋の見た目の完成度を上げるために、手で皮を剥いた。
皮は手で剥けるが、剥きにくい箇所は包丁で切り取った。
その結果、下写真のように市販の干し芋に勝るとも劣らない完成度の干し芋が出来上がったのだ。
写真 市販の干し芋に勝るとも劣らない完成度のワテ自作の干し芋が完成
下写真の市販の干し芋と比べても全く遜色のないワテ自作干し芋が完成したのだ。
UCC ゴールドスペシャルブレンド コーヒー豆をコーヒーミルで挽いて、ブラックコーヒーを淹れた。
写真 自作干し芋とUCCゴールドスペシャルブレンドのブラックコーヒー
さつまいもを蒸してトースターで熱しただけで完成した自作の干し芋の味は、まあまあ美味かった。
市販の干し芋の場合、天日干しでしっかりと干してあるので歯ごたえがあり甘みも強い。
ワテ自作のトースター加熱の干し芋の場合、歯ごたえはまあまあ有るが、市販干し芋には一歩及ばない感じ。やはり天日干しの威力は大きいのかも知れない。
そりゃまあそうだろうなあ。日本の農家さんが日々努力して栽培している各種の農作物は世界的にも人気がある。
甘いシャインマスカット、甘いイチゴ、甘いマンゴー、甘い桃、、、
干し芋も農家さんの努力の賜物だ。そんな努力の結晶をワテが一朝一夕に真似できる訳が無いし。
甘みに関しては、使ったさつまいもに依存すると思うが、程よい甘さで美味かった。
と言う事で、自作の干し芋は天日干しの市販干し芋には一歩及ばなかったが、期待以上の完成度だった。
ブラックコーヒーにも良く合うし。
結局、大きめの丼鉢に大盛りで一杯分くらいの干し芋が完成したので、残りは冷蔵庫に保管している。賞味期限はワテの勘で一週間くらいは持つだろう(たぶん)。
下写真は別の日に冷蔵庫の干し芋を電子レンジで加熱したものだ。
写真 作り置きした干し芋を冷蔵庫から取り出して加熱した
電子レンジで加熱した干し芋も下写真のようにホクホク温かくて美味い。
写真 冷蔵庫保管の自作干し芋も電子レンジ加熱すればホクホクに仕上がる
この後、ブラックコーヒーも淹れて干し芋を味わった。
美味かった。
まとめ
手作り干し芋は簡単に出来るので皆さんにもお勧めしたい。
当記事では、干し芋の自作の様子を紹介した。
さつまいもを蒸してスライスして天日干しをするだけで完成する。
今回は天候不順に付き、天日干しの代わりにトースターで2時間加熱したが、それでも期待以上にいい感じの干し芋が完成したのだ。
次回は、天気の良い日にさつまいもを蒸して、天日干しで2~3日くらい乾燥させてみたい。
そうすれば干し芋の名産地の茨城県産と同じくらいの完成度の干し芋を自作出来る自信が付いた。
今回のさつまいも購入費用が1000円弱だが、出来上がった干し芋は枚数なら25枚くらいある。
市販干し芋なら5枚くらい入った袋入りが500円くらいなので、25枚なら2500円分くらいの市販価格に相当する。
それを1000円の材料費だけで自作出来たと言う事は市販干し芋を買うよりも2.5分の1の割安感があると言う事か。
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(続く)
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