ワテの場合、リサイクルショップとかで中古工具の安いやつを売っているとつい買ってしまう。
その結果、中古工具が自宅にどんどん溜まっていく。
あかんがな。
先日、ぶらっと立ち寄ったリサイクルショップで中古工具を三点購入した。
まあワテの単なる日常だが。
では、本題に入ろう。
Wera差替式ドライバーセット、L型アダプター、刃物研ぎ角度ガイド
下写真に示す三点の工具がワテが購入した中古工具だ。
写真 先日購入した中古工具(3点)
両手ハンドル付きのツールはワテが時々立ち寄るリサイクルショップで購入した。
そのお店は主に日用品関連のリサイクルショップだが、工具系も少ないけれど販売している。
そのお店は工具系に関しては、他のお店ならもっと高い値段が付いているような商品がかなり安い値段で販売されている事もある。
他の二点のツールは、別のリサイクルショップで購入した。
車でドライブしていてたまたま立ち寄ったお店で見付けたので買ってみた。
刃物研ぎ角度ガイド
上写真の両手ハンドル付きの工具は最初見た時には何に使う工具なのか分からなかった。
メーカー名や型番なども一切記載されていない。
でもよく見ていると、これは鑿や鉋の刃を固定して研ぐための工具かな?と思えた。
市販品でも似たような製品が販売されている。
500円だったので、とりあえず買ってみた。
使用感はあまり無かったが、銀色のローラー部分に若干の赤錆が出ていたので、耐水ペーパー400番や1000番に水を付けて磨いておいた。そのあと、錆止めとしてKURE 5-56を軽く拭いておいた。
写真 両手ハンドル付きの刃物研ぎ角度ガイドかな?
写真 両手ハンドル付きの刃物研ぎ角度ガイドかな?
下写真は寸六鉋の刃を取り付けた状態だ。
写真 寸六鉋の刃を固定した様子
下写真のように両手でハンドル部分を握って鉋刃を砥石の上で研ぐのかなと思う。
写真 寸六鉋の刃を固定した様子
この刃物研ぎ工具の開口部の幅は実測で入口が73mmで出口が70mmなのだ。
寸六鉋刃の身幅は65mm前後なので上写真のように問題なく差し込める。
ところが、ワテ所有の数丁の寸八鉋の場合にはどれもが身幅実測が73mm前後なので、出口の70mmの部分が狭いので差し込めない問題がある。
まあ、開口部の左右内側をそれぞれ1.5mm程度、金工ヤスリで削れば解決するとは思う。それくらい削っても強度的には問題は無さそうだし。
ちなみに鉋の身幅、押金幅(=削り幅)、台長の関係を常三郎さんのサイトから以下に引用させて頂く。
身幅(L) | 押金幅(R) | 旧称 | 台長 |
80mm | 70mm | 二寸 | 尺台 |
70mm | 63mm | 寸八 | 9寸5分台 |
65mm | 57mm | 寸六 | 9寸5分台 |
60mm | 54mm | 寸四 | 9寸台 |
55mm | 48mm | 寸三 | 8寸台 |
50mm | 44mm | 寸二 | 7寸台 |
48mm | 43mm | 寸六 | 5寸5分~7寸台 |
42mm | 36mm | 寸四 | 5寸5分~7寸台 |
36mm | 31mm | 寸二 | 5寸5分~7寸台 |
表 鉋の身幅、押金(削り幅)サイズ、台の長さの関係(常三郎さんから引用)
引用元 https://www.tsune36.co.jp/kanna_kaitai_shinsho/page_003/
似たような刃物研ぎガイドはネット通販でも沢山見かける。
上写真のような角度ガイドを使って砥石で研ぐのも良いが、お勧めは電動刃物研ぎ機だろう(下写真)。
電動の刃物研ぎ器を使えば刃先の角度を狙った角度に研ぐ場合に、刃物をその角度に固定しておけば良いから楽ちんだ。
ワテもマキタの刃物研磨機(これも中古で購入)を持っているので時々使っている。
このマキタの刃物研磨機は便利なのだが、回転方向が右回転のみなのだ。逆回転の切り替えスイッチなどが無い。
一方、他社製の刃物研磨機には回転方向切り替えが可能なものもある。
なのでワテとしてはこのマキタの刃物研磨機を改造して回転方向切り替え可能にしたいと思っている。
ネットで調査したところ、マキタ刃物研磨機に使われているモーターは普通の3線式のAC100Vモーターなので、コンデンサの取り付け箇所を3相中の2相を入れ替えるだけで回転方向を逆転出来るようだ。
Wera 818/4/1差替式ドライバーセット
ワテの場合、ドライバーはPB Swiss toolsのドライバーを長年に渡り使っている。
でもWeraのドライバーも有名だ。
Weraのドライバーはネジ頭の溝にガッチリと喰い付くらしく、力を入れて回してもカムアウトしにくいと言う評判をよく聞く。
ところが値段が高いのでワテはWeraのドライバーは持っていなかった。
そんなWeraの差替式ドライバーセットの中古を見付けたので買ってみた。
写真 Wera 818/4/1差替式ドライバーセット(短縮時)
似たような製品はネット通販でも入手出来る。
握り手の頭の部分の丸いボタンを押すと下写真のように内蔵されているドライバービットが出てくる。
写真 Wera 818/4/1差替式ドライバーセット(内蔵差替ビット)
下写真のように全てのパーツを外す事が出来るので、プラスチックセーフのパーツクリーナーで清掃しておいた。
写真 Wera 818/4/1差替式ドライバーセット(全パーツを取り出して清掃した)
上写真のように付属のドライバービットは一般的なフィリップスタイプのプラス(PH1, PH2, PH3)とマイナス(1, 2, 3)なので実用的だ。
下写真のようにWera 818の握り部分は、ワテお気に入りのPB Swiss Toolsの PB6190プラスドライバー(#2)より一回り大きく、握りやすい。
写真 Wera 818/4/1差替式ドライバーセット(短縮時)
下写真はシャフトを延長した様子だ。
写真 Wera 818/4/1差替式ドライバーセット(延長時)
上写真のようにシャフト延長時のWera818はPB6190プラスドライバーとほぼ同じ長さで、205mm程度ある。
ちなみに下写真のように延長シャフトはここまで差し込め(OK→)と言う表示があるので分かりやすい。
写真 延長シャフトの差し込みが不完全な状態(NOT OK→)
上写真の状態でもドライバーとしては使えるが、シャフトの差し込みが不十分なので十分なトルクを掛けられない。
なので、もう少し深く押し込んで(OK→)の縦線の部分まで挿し込む必要がある。
シャフトの抜き差しを行う場合には握り手の下端にある緑のリング状部品(上写真)を押し込む。
と言う訳で、余り使用感の無いWeraの差替式ドライバーセットが330円だったので、かなりお買い得だったかも。
ただし、ワテの場合はPB Swiss Toolsのプラスドライバーを使っているのでこのWera 818/4/1差替式ドライバーセットは普段使いにはならないかな。
車にでも積んでおこうかなと考えている。
ちなみに上写真に登場した PB6190プラスドライバー(#2)はもう二十年くらい使っているので先端部分がかなり摩耗している。
なので数ヶ月前に同じPB Swissの8190-2-100 プラスドライバー(#2)の新品を買って電子工作用に使っている。
木工作業部屋でもプラスドライバーを時々使うので、同じPBのやつを買おうかなと思ったのだが、PBは高いのでKTCの下写真の製品を購入して使っている。
Vesselのドライバーも有名だが、なんとなくKTCのドライバー(#2)を買ってみた。値段も800円弱なのでPBの三分の一くらい。
アネックス(ANEX)L型アダプター AKL-560
下写真のアネックス(ANEX) L型アダプターAKL-560も330円だった。
インパクトドライバーが使えない狭い箇所にネジを打ちたい場合に使うL型のアダプターだ。
写真 アネックス(ANEX)L型アダプター AKL-560の中古
上写真のANEXのアマゾンサイトの製品説明には以下の記載がある。
L型アダプター本体
固定ハンドル(内部にビット収納可能)
+2×35mm専用ビット
+2×45mm両頭ビット
ワテが購入した中古品では、ビットは付属していなかったので、とりあえず手持ちの50mmくらいのビットを挿し込んでみたのが下写真だ。
写真 アネックス(ANEX)L型アダプター AKL-560の中古に手持ち50mmビット装着例
仕様では35mmビットも取り付け可能なので、上写真よりも15mm短くなるので、かなり狭い場所のネジ固定に活用出来る。具体的には35mmビット装着時は58mmの隙間に差し込めるとの事だ。
まとめ
当記事ではワテが中古工具を買ったと言う、単なるワテの日常の一コマを紹介した。
中古工具が安く売られているとつい買ってしまうワテであるが、買っても使う予定が無さそうなものは買わないようにしている。
作業部屋に貯め込んでいた不要な工具は、昨年から今年に掛けてヤフオクなどでもかなり処分して、現在は作業部屋もかなりスッキリしている。
でも、スッキリしていると再び購入意欲を掻き立てられて、使わないものを買い込む悪い癖が出ないように注意したい。
今週末は兵庫県三木市で開催される三木金物まつり2024に行ってみようかなと思っている。
去年も行ったのだが、中古の大工道具を沢山買い込んだ。
ワテの場合は、現状では鉋や鑿などの大工道具はDIYで必要なものはほぼ揃っているので、これ以上増やすのは止めておくつもりだ。
何か買うとしても安物買いの銭失いにならないように注意したい。
あるいは掘り出し物を沢山買い込んでヤフオクで売るかな。
転売ヤーか。
まあ、そう言う作業にはエネルギーを使いたくない。
買ったけど使いそうにないからヤフオクで売る程度にしたい。
ちなみに、最近のワテは衣類もほぼ全て古着屋で買っている。
他人が着ていた服なんて気持ち悪くて着られないと言う人もいるが、ワテは全く気にならない。
何故なら、誰が着ていたとしても衣類なんて元素レベルまで分解すれば素材は炭素、酸素、水素、窒素くらいだろうからどれも同じだと言う理由だ。
それどころか、適度に着崩れしている中古シャツのほうが着易いからワテ好みだ。
それに古着屋なら色んなブランドの衣類がごちゃ混ぜなので、色んなデザインから選べるのでそう言う点でも有り難い。
ワテの普段の全身コーディネートに掛かる衣類の費用合計はたぶん1000円以下くらい。
ズボン 500円
靴下 100円
ちなみに古着を安く買うコツは季節の変わり目に半額セールとか70% OFFセールなどが頻繁に行われるので、値札500円のシャツを200円程度で買うのがお勧めだ。
安上がりなワテである。
(続く)
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