揚げおかきはワテの大好物。
今回は揚げおかきの自作に挑戦したのだ。
日本人なら米を食べたい。
ワテは、おやつや間食で何かを食べるときも米菓(あられなど)を食べることが多い。
でも米菓は一袋で500円前後なので、沢山買うとかなりの出費だ。
と言う事で、揚げおかきの自作に挑戦したのだ。
結論としては、途中で失敗したかと思ったが最終的には上手く行った。
下写真がワテ自作の揚げおかきだ!
写真 切り餅を使って自作した揚げおかき
では、本題に入ろう。
揚げおかきを作る
例えば下写真のような揚げおかき(揚げ餅)はワテの大好物で昔から良く食べている。
しかし、一袋当たり500円前後なので、沢山買うと出費も増える。
そこで下写真のような切り餅を利用して自宅で揚げ餅を作ってみたのだ。
切り餅を自然乾燥させる
まずはスーパーで切り餅を買って来る。
切り餅は一袋1Kg入で千円前後くらいが相場だが、上のアイリスオーヤマのやつは1.8Kgで千円ちょっとなので、かなり安い。今度買ってみるかな。
その切り餅を下写真のように数日間自然乾燥させて水分を減らす。
写真 切り餅を自然乾燥させて数日間経過
切り餅を数日間自然乾燥させると上写真のように表面に亀裂が入ってくる。
これくらい乾燥すれば良さそうだ。
なおハエなどの虫がたかるのが嫌な人は防虫ネットなどを被せると良い。あるいはキッチンペーパーなどを被せておくのも良い。
乾燥切り餅を小さく刻む
切り餅が乾燥したら、下写真のように小さく分割する。
写真 乾燥切り餅を手で千切って分割したが硬いので包丁でカットがお勧め
切り餅には切れ目が付いているのでその線に沿って割れば良いのだが、実際にやってみるとかなり硬い。なので手で千切って分けるのは指が痛いのでお勧めではない。
そう言う場合には、包丁でカットするのが良いだろう。
ただし硬く乾燥している切り餅を包丁でカットすると刃こぼれする危険性があるので、高級手打ち包丁などは使わずに100均の300円程度のステンレス一体型の安い包丁を使うと良い。
なお、ワテの場合は上写真のように小さく割った直後に油で揚げたのだが、割った切り餅をさらに二~三日くらい乾燥させるほうが水分が飛んで、カラッと揚がるのでは無いかと思う。次回はそんなふうにしてみる予定だ。
米油で乾燥切り餅を揚げる
揚げおかきを揚げる油は何でも良いと思うが、ワテは米油(国産 無添加 低温圧搾)を使った。
油の温度は180度に設定して、じっくり15分くらい揚げた。これはネット検索して他の料理サイトの情報を参考にしたのだ。
写真 米油で180度15分ほど揚げた(準備した切り餅の半分を揚げている様子)
上写真は準備した切り餅の半分を揚げている。量が多かったので二回に分けて揚げたのだ。
茹で上がった揚げおかきは、網目のお玉で掬ってキッチンペーパーの上に乗せて油を吸い取った。
この貝印のやつはアク取り用の網目お玉なのだが、網目が細かいので確かにアク取りには最適だ。
でも普通のかす揚げ用の網お玉としても使えるので重宝している。こちらは同じシリーズの普通の網お玉(かす揚げ)だ。アク取り用と比べて網目が粗い。
乾燥が足りなかったのか?揚げ時間が短かったのか?
米油で180度15分揚げた切り餅をキッチンペーパーで十分に油を吸い取り、冷めたので食べてみた。
その結果、表面はカリッとサクサク感があるのだが、内部は普通の粘りのあるお餅だった。
う~ん、失敗か!?
手で小さく分割した切り餅はサイズが大小バラバラだが、3センチ角以上の大きめのやつは内部が餅のままだった。1~2センチ角くらいの小粒のやつは、内部までカリッと揚がっていて、まさに揚げおかきになっていたのだが。
さてどうするか。
再び米油で10分くらい揚げてみようかなとも考えたのだが、それは中止した。
内部が餅のままでも食べられるからだ。
と言う事で、取り敢えず揚げたおかきを皿に盛り、二口、三口と食べてみたがやはり内部が餅なので、期待していたようなサクサク感のある揚げ餅では無い。
残念。
しかし、自称DIY&料理の達人のワテは諦めない。
「そうだ京都へ行こう」
じゃなくて、
「そうだトースターで焼いてみよう」
揚げおかきをトースターで焼く
アラジンのトースターで揚げおかきを焼いてみる事にした。
トースターの焼き網の上にアルミフォイルを敷いて、その上に揚げた切り餅を並べる。
温度は最高の280度に設定していつも食パンを焼いているように数分焼いてみた。
焼き過ぎて焦がしてしまい炭化すると美味しく無いので、時々火加減をチェックして慎重に加熱した。
そうすると、加熱して数分経つと揚げおかきから大量の米油がアルミフォイルの上に流れ出した。
そこでキッチンペーパーを四つ折りにして割り箸で持って、アルミフォイルの上に流れ出た米油を吸い取った。そんな作業を3回くらい繰り返して揚げおかきを焼き上げることが出来た。
その結果、下写真のようにこんがりキツネ色に変化して、美味そうな揚げおかきが完成したのだ!
写真 トースターで焼き上げて完成したキツネ色の揚げおかき
どう!?
すっごい美味そうでしょ!
自作の揚げおかきの味
上写真のように市販品の揚げおかきに勝るとも劣らないくらい見た目の良い揚げおかきが完成した。
塩味や醤油味で食べてみたいので、まずは上写真のように国産無添薄口醤油を着けて食べてみた。
「美味いぞ!」
トースターで焼いたことでサクサク感があり、余分な油も取り除く事が出来て、市販の揚げおかき以上に美味かった。
「株式会社ワレコのおかき」でも作って大量生産して売り出したいくらい美味かった。
次は、塩をまぶして塩味で食べてみたが、それも美味かった。
自作の揚げおかき製作費用
自作の揚げおかき製作に掛かった費用の概算を求めてみた。
材料 | 小計 |
切り餅1Kg(800円)の400g使った | 320円 |
米油1350g(900円)の400g使った | 267円 |
合計 | 587円 |
表 自作の揚げおかき製作に掛かった費用概算
上表に示す通り、587円なので約600円くらいの費用が掛かったことになる。
一方、出来上がった揚げおかきの量は、上写真の大きめの丼に山盛り一杯半くらいだ。
上写真の丼は少し食べたあとなので減っているが。
なので、実質、市販品の袋入り揚げおかき2袋分くらいの量の揚げおかきが完成したと思う。
市販品一袋500円だとすると二袋で1000円なので、それが600円で自作できたのでまあまあ安く自作出来たかな。
もし冒頭で紹介したアイリスオーヤマの切り餅なら1Kgで500円程度なので、これを使えばかなり安く揚げおかきを自作出来る。概算でたぶん470円くらいかな。
それで市販品1000円前後の揚げおかきが自作できるので、割安感は高い。
まとめ
油料理は後片付けが面倒なので敬遠する人も多いだろう。
でも、実際にやってみるとそんなに手間は掛からない。
油で汚れた食器は洗剤で洗えば綺麗になるし。
当記事では、切り餅を使って自宅で揚げおかきを自作した過程を紹介した。
多くの料理サイトにも揚げおかきの作り方が説明されているが、殆どが乾燥させた切り餅を油で揚げるだけの調理方法を説明している。
ワテも最初はその手法に従って調理したのだが、180度で15分程度揚げても切り餅の内部までは揚がっていない事が判明した。
そこで急遽、トースターで焼いてみた結果、付着していた大量の油がアルミフォイルに流れ落ちてヘルシーな揚げおかきが完成したのだ。
焼くことで表面も香ばしく変化し、内部までサクサク感のある本格的な揚げおかきの自作に成功した。
醤油味、塩味で味わってみたがどちらも美味かった。
もし皆さんも、大型容器入りのサラダ油や米油が使い切れずに賞味期限が近づいているなら、捨てるのも勿体ないので自宅で揚げおかきの自作に挑戦すると良いだろう。
切り餅を乾燥させて揚げるだけなので、案外簡単に出来るのだ。
サクサク感を増したい場合には、揚げたあとでトースターで焼けば良い。
(続く)
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