ようやくドラレコの修理が完了した。
では本題に入ろう。
タッチパネルが反応しない問題を調査
昨日修理完了したと思っていたのに肝心のタッチパネルが全く反応しない。
もう嫌だ。
この際、修理は中止して新しいドラレコを買ってしまう方が手っ取り早いぞ!
と思ったのだが、修理のためにリチウムポリマー電池を買ったし、ここで諦めたら修理の神様の今井電子サービスの今井さんのようになれない。
ワテもいつかは修理の神様と呼ばれるように成りたい。
接着剤で貼り付けたミラーガラスを引き剥がす
まずは昨日接着剤で張り合わせたミラーガラスを引き剥がした。
写真 接着剤で張り合わせたミラーガラスを引き剥がした
この接着剤(ボンド GPクリアー プラスチック用)は硬化しても完全にカチカチに固まるタイプではなくて、爪を立てると凹むくらいの柔らかいゴム状になるタイプだ。
特に気温が高い場合にはより柔らかくなるので、今の暑い季節だと車内温度も50℃以上に達するので、ミラーガラスの隙間をこじ開けて、ジワーっと徐々に引っ張ると上写真のように引き剥がすことが出来た。
逆に言えば、この接着剤なら強く引っ張らない限りは自重で剥がれ落ちることは無さそうなので、この手の修理には適していると思う。
フラットケーブルの裏表を間違っていた
タッチパネルが全く反応しないわけなので、タッチパネルと電子回路とを接続しているフラットケーブルを観察した。
間違った接続 | 修正後の正しい接続 |
写真 タッチパネルと基板を接続するフラットケーブルの裏表間違いを修正
その結果、タッチパネルが反応しない原因は直ぐに判明した。
上写真左が間違った接続で、それを右写真のように裏返して接続し直した。
要するに灰色のフラットケーブルには青いラベルが貼ってあるが、その青ラベルを上向きにしてコネクターに挿すのが正しいのだ。
黒いコネクター部は左写真ではラッチ機構を上に引き上げているのでフラットケーブルを抜き差し出来る状態だ。
右写真ではその黒色コネクターのラッチ機構を倒してフラットケーブルを固定している。
ドラレコを組み立てる
ドラレコの組み立てはこれで三回目だ。
三回もやっていると作業にも慣れてくる。
まずはグルーガンのグルースティックで固定していた液晶ディスプレイも今回の修理で一度引き剥がしたので、下写真のようにホットエアーでグルーを熱してやれば再び溶けて液晶ディスプレイの固定が完了した。
写真 液晶ディスプレイを固定したグルーを再加熱して再接着完了
引き剥がした下写真の接着剤も同様にホットエアーで熱して柔らかくしておいた。
写真 引き剥がした接着剤はこのあとでホットエアーで熱した
さらに同じ接着剤を上から塗り重ねてから、黒い樹脂製の本体とミラーガラスとを貼り合わせた。
接着剤が乾くまでは下写真のようにマスキングテープで周囲を固定しておいた。
写真 接着剤が乾くまではマスキングテープで周囲を固定
そして三回目の動作確認をするために車に搭載してエンジンを掛けたら、下写真のように無事に電源が入り、タッチパネルも反応して設定画面も開く事が出来た。
写真 タッチパネルが反応したので設定画面を開く事も出来た
いや~あ、長い道のりだったが空中分解してから二日で修理完了したので良しとしよう。
まとめ
三重県にある今井電子サービスの今井和美(いまい・かずみ)さんは「修理の神様」と呼ばれている。
ワテの場合は修理の初心者だ。
でも今回の経験でミラー型ドラレコの修理なら自分でも出来そうだ。
当記事はドラレコ修理の三回目の記事。
前回記事で無事に修理完了したと思ったのだが、タッチパネルが反応しない問題が発覚。
原因は単純で、タッチパネルと電子基板とを接続するフラットケーブルの裏表を逆にしていたのだ。
そのフラットケーブルを裏返したら無事に修理完了。
接着剤で貼り合わせたミラーガラスや液晶ディスプレイを固定したホットボンドは、ホットエアーで熱して再溶着させることが出来た。
ホットエアーは値段も安いので一台買っておくとDIYでは色んな場面で活躍する。
接着剤が硬化するのに24時間程度掛かるのでそれまではマスキングテープで補強しておいた。
と言う事で、交換用に購入したリチウムポリマー電池999円だけの出費で無事にドラレコが復活したのだ。
今回の修理で分かったことは、ミラー型ドラレコはガラスミラー部が脱落してフラットケーブルが引き抜ける程度では壊れないと言う事だ。三回も脱落してフラットケーブルが引き抜けたが壊れていないタフなやつだ。
(完)
コメント