カルピスソーダって美味しいよね。
ワテの場合、この季節は1.5リットルのペットボトルを冷蔵庫に冷やしている。
さて、最近ニュースでよく目にするマイナンバーカードやマイナポイント関連のトラブルに関して、自称コンピュータの世界的達人、いや変人のワテが、問題点を解説したい。
では、本題に入ろう。
マイナンバーカードとは何か?
マイナンバーカードに関しては数年前にブログ記事を執筆した記憶がある。
以下の二つだ。
これらの記事ではマイナンバーカードの情報が大量に漏洩する事件・事故が起こる可能性や対策を指摘した。
さて、実はワテ自身、マイナンバーカードについてよく知らない。
困ったときはウィキペディアだ。
「マイナンバーカード」のウィキペディアから一部引用させていただくと以下の通り。
マイナンバーカード(英: Individual Number Card[1])は、数字12桁の個人番号(以降「マイナンバー」と表記)が記載された日本の身分証明書。正式名称は、個人番号カード(こじんばんごうカード)[2]。
表面には氏名、住所、生年月日、性別、本人の顔写真、臓器提供の意思表示欄、右上部にPRキャラクター「マイナちゃん」のシンボルマーク頭部、裏面にはマイナンバーの記載、個人認証機能のみ出来るICチップがあり、本人確認における身分証明書、自治体サービス、本人が設定したパスワードを用いたe-Tax等の電子証明書を利用した電子申請やコンビニエンスストア等での証明書交付など様々なサービスに利用できる[3][4][5]。また、マイナンバーカードのICチップ内の利用者証明用電子証明書(りようしゃしょうめいようでんししょうめいしょ)と医療機関での顔認証を利用した、いわゆる「マイナ保険証」(マイナほけんしょう)の機能がある[6][7]。
引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/マイナンバーカード
まあ要するにマイナンバーカードの機能をまとめると以下の通り。
- 12桁の個人番号
- 表面に氏名、住所、生年月日、性別、本人顔写真、臓器提供の意思表示欄
- ICチップ機能
などだ。
ではICチップ機能は何が出来るのかと言うと、以下の通り。
ICチップ機能
マイナンバーカードのICチップ内には、次の情報が記録されている[4]。「マイナンバー」(数字12桁)
「基本4情報」:「氏名」「性別」「生年月日」「住所」
「顔写真」の画像情報
「利用者証明用電子証明書」(「シリアル番号」を含む)とその「秘密鍵」[21]
「署名用電子証明書」(「シリアル番号」を含む)とその「秘密鍵」[22]
「住民票コード」
4種の「暗証番号(パスワード)」
「券面事項入力補助用暗証番号」(数字4桁)
「利用者証明用電子証明書用暗証番号」(数字4桁)
「住民基本台帳用暗証番号」(数字4桁)
「署名用電子証明書用暗証番号」(英数字6 – 16桁)
カードアプリケーション機能(ICチップの空き領域の機能):以下の情報が「現在実施している取り組み」としてICチップに記録可能[23]
「国家公務員の身分証明機能」「国家公務員の入退館管理(2016年4月~)」
民間企業の「社員証・職員証」
公共サービス「図書館カード」「選挙の投票入場券受付」「避難所の入退所受付」
医療
引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/マイナンバーカード
上記の引用文を読んでみたが、要するにICチップ機能に関しては訳わからん!と言う感じ。
大体やね、ICチップ内に数字4桁の暗証番号を3種類、英数字6-16桁の暗証番号を1種類記憶させるという事は、利用者はそれらの暗証番号を記憶しておく必要があるのか?
それに、そもそもこのICチップ内の機能は何なの?
「利用者証明用電子証明書用暗証番号」とか、訳分からんし聞いたこともないぞ!
自称、コンピュータの世界的変人のワテにすら理解不能な機能だ。
そのICチップの中に今話題のマイナ保険証の機能も入っているらしい。
暗証番号4桁なんて安全な訳がない
大体、マイナンバーカードのICチップに入れる暗証番号を数字4桁なんて言う仕様に決めたアホは誰なのだ?
暗証番号、それも4桁。
そんな数十年前の昭和の時代に考えられた暗証システムを令和の今も使う必要があるのか?
暗証番号なんかよりも、例えば静脈を使う生体認証でいいだろ。
デジタル庁が作成した仕様書に暗証番号は数字4桁と書いてあるのか、それとも民間企業がそう言う仕様をデジタル庁に提案してデジタル庁がOKしたのか?それは未確認だ。
どちらの場合でも、デジタル庁はコンピュータの専門家が人材不足だと言う事は間違いないと思う。
そんな無知な国家公務員を相手に、民間企業が暗証番号4桁なんて言う安っぽいシステムを高い費用で受注しているんだろうなあ。
税金の無駄遣いというやつだな。
何でもかんでも電子化すれば良いと言うもんではない
もし現状の紙媒体のシステム、例えば保険証を電子化するとして、現状の紙媒体の保険証を使うことでどんな無駄が発生していて、それが電子化されるとどれくらいの改善が見込めるのか?
第三者が見ても納得できるような定量的な比較データを作成すべきだろう。
普通、システム開発をするなら最低限それくらいの事前調査はするだろう。
まあおそらく、政府のマイナンバーカード関連の推進部署ではそう言う調査もやっていて、報告書も出しているのかもしれない。
それに基づいてマイナンバーカードを推進していると思う。
でも、その手の調査なんて殆どあてにならないだろうし、電子化したシステムの使い勝手が悪ければ逆に余計に手間がかかり現場の混乱を招く。
その結果、電子化なんて何のメリットも無いぞ!という声が日本中で叫ばれる。
要するに、電子化が悪いとは思わないが、使い勝手の良いシステムを作ることが重要である。
例えば、ヤフーオークションで品物を送る場合、クロネコヤマトさんのネコポスとやヤフネコのシステムはよく出来ていると思う。
コンビニでスマホの画面でバーコードを見せればリーダーで読み取ってもらえて、印字されたラベルを荷物に添付するだけで良い。慣れれば10秒も有れば発送完了だ。相手の住所氏名、自分の住所氏名など一切記入する必要が無いのだ。匿名配送なのだ。
自称システム開発の変人のワテが見ても、ネコポスシステムはよく出来ている。強いて欠点を言えば、レシートに印字されたラベルを専用の袋に入れて荷物に貼り付けるのだが、粘着シールの紙が剥がしづらい。この部分を改善すべきだろう。
さて、本題に戻ろう。
銀行のオンラインシステムとの比較
巨大なコンピュータシステムの代表格としては、銀行のATMシステムがある。
みずほ銀行のシステムトラブルが過去に数回くらい発生して大問題になった。
どんな問題かと言うと、ATMが数時間使えなくなったとか言う程度でも、全国ニュースで報道されて、頭取が謝罪するくらいの大事件になる。
まあ銀行システムの場合、お金が絡むので、1円でも計算が違うとそれは大問題。
じゃあ、お金が直接関与しないマイナンバーカードのシステムであれば、他人の情報が出てきた程度のトラブルは大した問題では無いのか?
ワテはそうは思わない。
例えて言えば、銀行のATMで自分のキャッシュカードで引き出したら、他人の口座から引き出されたみたいな状況なのだが。
もしどこかの銀行のATMシステムでそんな事件が起こったら、頭取の謝罪くらいでは到底収まらないだろう。金融庁が立入検査するとか、最悪、銀行業の免許を剥奪されるとか、まあそこまでは行かないだろうが、大問題になることは必至だ。
ちなみに、みずほ銀行のオンラインシステムは開発費4000億円と言われている。ちょっと高すぎると思うが。
ではマイナンバーカードシステムはいくらの費用で開発したのか?
今後、マイナンバーカードシステムは機能強化する必要もあるが、マイナンバーカード関連予算は毎年いくらくらい掛かっているのか?など気になる。
何百億円、何千億円もの費用を掛けて開発したシステムなら、一つのミスも許されないし、24時間365日連続運転でサービスを提供出来るくらいの信頼性が無くてはならないだろう。
それが現状では、百何十人かの登録ミスが有ったとか、他人のデータが出てきたとか、、、もう話にならない低レベルな状況だ。
まとめ
デジタル庁!
しっかりしろよ。
ワテの場合、Visual Studio を使ってプログラミングするのが趣味なのだが、このところ少し休止中だった。
でも最近、再びVisual Studio を使ってプログラミング開始した。
具体的にはWindows VPSレンタルサーバーを契約して、ASP.NET MVCやEntity Frameworkの手法を使ってデータベースを使うウェブサイトを構築するのだ。
そんなワテは、電子マネーの類は殆ど使っていない。
ワテが使っている唯一の電子マネーは、イオンのWAONカードに現金をチャージする程度だ。
電子化したシステムは有事に弱い。
特に、地震国の日本の場合、どこかの光ファイバーケーブルが切断されれば数万人とか数十万人の規模でマイナンバーカードのサービスを受けられなくなる人が出てくるだろう。マイナンバーのサービスどころか、ネットに接続することすら出来ないだろう。
一方、紙の保険証なら、どんな大災害が起こっても保険証をなくさない限り、平時と同じように病院でサービスを受けることが可能だ。
デジタル庁のトップの河野太郎氏は一体何を考えてマイナンバーカードを推進しているのか?
自称、コンピュータの世界的変人のワテにもそれは分からない。
泉房穂氏の下記ツイートに関してはワテも同感だ。
『健康保険証の廃止』については、いったん”延期“した方がいいと思う。「マイナンバー制度」に関する”万全の安全対策“を講じ、国民の多くの”不安“が解消されてからでも遅くはない。デジタル化の推進を否定するものではないが、今ここで強引に進めるのはいかがかと私は思う。 https://t.co/oNBaLEKabV
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 21, 2023
(続く)
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