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【ワレコのDIY】インパクトドライバー・電動ドリルドライバーの収納棚改良【フレンチクリート式】

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ワレコ

二年ほど前に自作したインパクトドライバーや電動ドリルドライバーの収納棚を改良した。

まあ100%ワテの備忘録だが。

では本題に入ろう。

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インパクトドライバー収納棚の奥行を数センチ延長する

下写真がワテが2021年2月頃に製作したインパクトドライバー、ドリルドライバーなどの三連収納棚だ。フレンチクリート式なので壁面の任意の場所に引っ掛ける事が出来る。

写真 現状のインパクトドライバー、ドリルドライバーなどの三連収納棚

この三連収納棚の製作の様子は下の記事で紹介している。約2年前の事か。

現状の三連収納棚を解体再利用する

さて、その後、手持ちの電動工具の種類も幾らか変化したので、この三連収納棚に収まりが悪い工具もある。

具体的には、インパクトドライバー・電動ドリルドライバーにはいつも使うドリルビットやドライバービットを取り付けたままこの収納棚に収納しておきたいのだが、長いドリルビットを取り付けたままだとドリルビットの先端がつっかえるのだ。

と言う事で、この三連収納棚の奥行を7cmほど延長する事にしたのだ。

写真 奥行延長前の三連収納棚(現状)

上写真の最下部四枚の長板とそこから垂直に立つ四枚の板は木工用ボンドで貼っているので分離出来ない。

写真 奥行延長前の三連収納棚(現状)

当初は単純に前方部分を7cm延長する事を考えたのだが、上写真のように前方部分は斜めカットしているので延長し辛い。

それとインパクトドライバー・電動ドリルドライバーの正転・逆転切り替えボタンの出っ張りを避ける為の切り込みも、もし前方に延長すると位置が変ってしまう問題がある。

そこで前方では無くて後方に延長する事にしたのだ。

 

と言う事で、木工用ボンドで貼っている箇所以外はコーススレッドで組み立てているので、兎に角解体する。

写真 奥行延長前の三連収納棚(現状)

このあと、解体出来る部分は全て解体したのだが写真を撮り忘れた。

BESSEYユニクランプは台座として使えるので便利

下写真のようにBESSEYユニクランプ30cmを四つ並べて作業台の上に置いた。

写真 BESSEYユニクランプ30cmを四つ並べて作業台の上に置く

下写真のように適当な大きさの板材をそこに載せた。

写真 四丁のBESSEYユニクランプの上に板材を敷く

先ほど解体した四つのパーツをその板材の上に下写真のように並べて、幅7cmの針葉樹合板端材と接着する。

写真 解体した四つのパーツを板材の上に下写真のように並べて幅7cmの針葉樹合板端材と接着

上写真で板材の上に敷いているのはビニール袋だ。これは四つのパーツが台座の板材とくっつくのを防ぐためだ。

木工用ボンドはマヨネーズ容器に入れると使い易い

ちなみにワテは木工用ボンドをマヨネーズの容器に入れて使っている(下写真)。

写真 木工用ボンドをマヨネーズ容器に入れると使い易いぞ

木工用ボンドの容器は硬くて押し辛い物が多いがマヨネーズ容器は柔らかくて手で押し易い。

それにマヨネーズの粘度はちょうど木工用ボンドと同じくらいに思われるので、試しに木工用ボンドをマヨネーズの空容器に入れてみたのだ。

その結果、とっても使い易いのだ。

そして下写真のように沢山のクランプを使って四つのパーツと幅7cmの針葉樹合板長板を木工用ボンドで接合する。

写真 沢山のクランプを使って四つのパーツと幅7cm針葉樹合板長板を木工用ボンドで接合

BESSEYユニクランプはこのように台座として使えるので作業性が良い。

写真 BESSEYユニクランプやアーム工業L型クランプなど使った

次に、今接合している幅7cm針葉樹合板にも四つの小板をT字型に接合する。

そこで下写真のようにワテが端材を貯め込んでいるコンテナやダンボール箱を漁った。

写真 ワテが端材を貯め込んでいるコンテナやダンボール箱

まあ普通の人なら捨てると思われる数センチ以下の木片すら捨てずに保管している木工DIY界の貧乏性のワテである。

片づけコンサルタント近藤麻理恵さんが見たら怒られるかも知れない。

そこから四枚の小板を選んだ。

写真 T字型構造の延伸部分に貼る予定の小板

これらの小板を下写真の卓上スライド丸ノコを使って長方形にカットした。

写真 卓上スライド丸ノコを使って小板を長方形にカットした

上写真は切り取った残りの端材だ。

さすがにこれは捨てるべきか?

いや、DIY界のSDGs推進派のワテとしてはこれらの端材も溜めておいて将来利用するのだ。

 

先ほど貼り付けた幅7㎝長板は約3時間ほどボンドを乾かした。

まだ半乾きではあるが下写真のようにクランプは取り除いて、T字型構造の部分に小板を貼り付ける。

写真 延伸した部分のT字型構造を作るために小板を木工用ボンドで貼る

ここでも下写真のようにマヨネーズ容器入り木工用ボンドが活躍した。

写真 マヨネーズ容器に入れた木工用ボンドは容器が柔らかくて中も見えるので塗布し易い

四枚の小板を貼り付けてT字部分を延長し、下写真のように再びクランプで固定した。

写真 四つのBESSEYクランプと二つのダイソーF型クランプで固定

上写真で横方向は四丁のBESSEYクランプで固定、上からは横棒を渡してダイソーF型クランプで押え付けた。

数時間後にクランプを外したのが下写真だ。

写真 四つのパーツの奥行を7cm延長した(分離前)

まだ木工用ボンドが半乾きであるが上写真のように四つの部材を幅7cm長板に接合出来た。

7cm延長したパーツをスライド丸ノコで切り離す

無事に四つのパーツの奥行を7cm延長出来たが、7cm長板で連結されているので切り離す。

下写真のように卓上スライド丸ノコを使って切り離した。

写真 7㎝幅長板で連結した四つのパーツを切り離す

下写真のように無事に切り離す事が出来た。卓上スライド丸ノコで切りにくい箇所は手鋸で切断した。

写真 奥行を7cm延長出来た四つのパーツ

ワテお勧めのゼットソーIII265 265mm ブラックだ。

ゼットソーは沢山の種類があるので買う時に迷うが、上写真の製品は縦・横・斜め 3方向が切断できるスリー(III)仕様なので汎用性が高い。

奥行延長後のインパクトドライバー収納棚を再組立てする

下写真のように四つのパーツを元のパーツにコーススレッドで接合して改良後の収納棚が組み上がった。

写真 四つのパーツを元のパーツにコーススレッドで接合して改良後の収納棚が完成

上写真のようにL型の安全クッション材を両面テープで貼ってインパクトドライバー類のボディを優しく保持出来るようにした。

下写真のように見た目は改良前と同じだが、奥行きが7cm伸びているので長いビットを付けたまま収納できるようになったのだ。

写真 奥行きが7cm伸びた改良後の三連収納棚

四つのT字構造部分のみ7cm延長したが、その上に乗る天板部分の寸法は元のままなので下写真のように天板が短い。

写真 斜めからみた改良後の三連収納棚

必要ならこの天板部分も幅7cmの長板を張り付ける事で、面積を広げる事が可能だ。

そうすると小物を置く領域が増えるので収納に役立つ。

写真 長いドリルビット・ドライバービットを付けたまま収納可能になった改良後の三連収納棚

と言う訳で無事に改良作業が完了した。

コーススレッドネジ径と下穴錐の関係

ちなみに下写真のように三連収納棚の左端には普段良く使う下穴錐、面取り錐、六角レンチなどを収納する部分を設けている。

写真 普段良く使う下穴錐、面取り錐、六角レンチなどを収納する部分

これは2×4材の端材にドリルで斜めに穴を開けて、そこにドリルビットを挿し込んでいるだけだが。

このようなちょっとした工夫でDIY作業環境が良くなるのだ。

ちなみにワテが普段良く使うドリルビットは以下の通り。

上写真の製品は下穴錐3mmなので、Φ3.8サイズのコーススレッドの下穴を開ける場合に使っている。

上写真の皿取錐はΦ3.8サイズのコーススレッドの頭を綺麗に埋め込みたい場合に時々使う。Φ3.8コーススレッドは長さに係わらず頭の径は8.Xミリが一般的なので、上写真の3×9皿取錐がピッタリと合うのだ。

今回は下写真の軸細コーススレッド(スリムコーススレッド)Φ3.3mm x 25mm を使って組み立てた。

コーススレッドを使う場合の下穴径はコーススレッドのネジ径から1~1.5ミリくらい引けば良いと思う。

それらを表にまとめてみた。

コースレッド ネジ径 下穴径
4.5mm 3.0mm
3.8mm 2.5mm
3.3mm 2.0mm

表 コーススレッドネジ径と下穴径(ワテの場合)

Φ3.3mmコーススレッドならΦ1.8~2.3mmの下穴が良いと思う。多分世間の人はΦ2.0mmの下穴錐を使っている人が多いと思う(下写真)。

ワテも以前はこのΦ2mmの下穴錐を使っていたのだが、細いので折れやすいのだ。

穴開け作業中に少しでも下穴錐が斜めになると、一瞬でポキッと折れてしまう。

そこでワテの場合は下写真のΦ2.0mm鉄工用ドリルを使っている。

鉄工用ドリルは粘りがあるので少々斜めの力が加わっても折れにくいので。

 

あと、下写真のように充電器もフレンチクリート式にして壁掛け収納している。

写真 充電器もフレンチクリート式にして壁掛け収納

と言う事で無事に作業が完了した。

まとめ

ワレコ

端材が捨てられないワテ

当記事ではワテが二年前に製作したフレンチクリート壁掛け収納式のインパクトドライバー三連収納棚の奥行を7cm延長する作業過程を紹介した。

ワテの場合、何らかの木工作品を作る場合、将来もし改良を加える可能性があるものは木工用ボンドは使わずにコーススレッドのみで組み立てる。

今回解体した三連収納棚はT字構造の部分は木工用ボンドで貼っていたので分離する事が出来ず、延長作業に少々手間取ったが無事に伸ばす事が出来た。

写真でも紹介したように、今回の作業の大半は延長用の部材を木工用ボンドで貼り付ける作業だ。

その為には沢山のクランプを使ったが、昨年末にBESSEYクランプやアーム産業L型クランプなどを数丁購入したのでそれらを総動員した結果、非常に上手い具合にクランプ作業を行う事が出来てとてもやり易かった。

従来ならダイソーで買った200円のF型クランプ8丁のみだった。まあそれらのクランプも工夫すれば色んな使い方は出来るが、今回写真で紹介したようにBESSEYクランプ四丁を作業台の上に並べて台座のように使うやり方はダイソーF型クランプでは不可能だ。

と言う事で最近ますますクランプの重要性に気付いたワテである。

もし皆さんもダイソー200円クランプのようなやつしか使っていないなら、多少は出費が増えるがBESSEYユニクランプのようなパラレルクランプと呼ばれるクランプ製品を数丁購入してみると良いと思う。

DIYの作業性が抜群に良くなるので。

(続く)

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