記事内に広告が含まれています

【ワレコのDIY】RYOBIブロワーの持ち運び可能置台を自作する

この記事は約11分で読めます。
スポンサーリンク

ワレコ

最近少し涼しくなって来たので久しぶりに木工DIYをやった。

ワテの場合、RYOBIのブロワーを使って時々自動車の掃除をする。

運転席付近のゴミや埃を吹き飛ばすのだ。

このブロワーは吹き飛ばしだけでなく吸引も出来るので掃除機としても利用出来る。

ところが自動車の運転席などの狭い隙間にあるゴミを掃除したい場合、左手でブロワーを持って右手で吸引ホースを使うのはやり辛い。

できればブロワー本体は掃除機のように床に設置しておいて、ホースだけを手に持って掃除に専念したいのだ。

と言う事で、RYOBIブロワーを固定出来る置台を自作する事にした。

では、本題に入ろう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

RYOBIブロワー置台の仕様

ブロワーは手で持って使う事を前提としているので、床に置くと非常に安定性が悪い。

そんなブロワーの置台なんて世間では見たことが無い。

少しネット検索してみたが、自作例は見付ける事が出来なかった。

と言う事で、ワテとしてもブロワーの置台と言ってもどういう構造にするか未知の領域だ。

ブロワー置台の仕様

ワテなりにブロワー置台の仕様をまとめてみた。

  • なるべく床面積は小さめにしたい(置き場所に困らないように)
  • 持ち運びやすい持ち手を付ける
  • 置台に載せたまま吸引機能を使える(掃除機として使う)
  • 必要なら置台から簡単に取り出してブロアーとして使える
  • 材料は主に針葉樹合板12ミリの端材を使う

などだ。

製作途中のブロワー置台の写真

これらの仕様を考慮して七割くらい完成したブロワ置台の写真を以下に示す。

写真 七割くらい完成したブロワー置台

上写真のように縦長の置台を製作した。

ブロワーは上から挿し込む構造だ。

現状では置台を手軽に持ち運べるような持ち手が無いので、今後、何らかの持ち手を付ける予定だ。

 

下写真のように掃除機として使う場合には、付属の吸引ホースを付けられるように置台側面を切り取っている。

写真 七割くらい完成したブロワー置台(吸引ホースを付けた状態)

下写真のように現状では吸引ホースや電源コードの収納方法を決めていない。

写真 七割くらい完成したブロワー置台(吸引ホースや電源コードの収納方法を要検討)

今後何らかの機構を追加して吸引ホースや電源コードをスッキリ収納出来るようにする予定だ。

RYOBIブロワー置台を製作する

以下ではこの置台の製作過程を写真で紹介する。

まずはワテ自作の直線カットガイド付きの作業台の上で、針葉樹合板12ミリを二枚重ねで直線カットする(下写真)。

写真 ワテ自作の直線カットガイド付き作業台の上で針葉樹合板をカット

この直線カットガイド付き作業台は、類似の製作例を世間では見たことが無いのでワテオリジナルなのだ。

下写真のように右側にある大きな針葉樹合板が丸ノコのガイドになっている。

写真 丸ノコガイド板に沿って丸ノコを奥まで移動してカット完了

下写真のように二枚重ねの針葉樹合板12ミリ厚の端を切り落とす事が出来た。

写真 HIKOKI C6MEY電子丸ノコを使っているので厚さ66mmまで切断可能

木工DIYに必須の電子丸ノコ165mm

ワテが使っている丸ノコはHiKOKIの製品だ。

AC100Vのケーブル式丸ノコを買うなら、このHiKOKIのC6MEYが絶対にお勧めだ。

実売価格で25000円前後で、165mm丸ノコのプロ用の最上位機種が買えるのだ。

一方、安いDIY用丸ノコなら一万円前後で売っている。

一万円でDIY用を買うよりも二万数千円出してプロ用最上位機種を買う方が絶対にお勧めなのだ。

  • プロ用なので作りが良い(丈夫な金属製パーツを多用)
  • ブレーキの効きも良く一瞬で止まる
  • モーター音は静かで起動時のブレも殆ど無い
  • 手に持った時の重量バランスが良い(ワテの印象)

兎に角、HIKOKI C6MEYは165mm電子丸ノコの名機と言っても良いとワテは思う。

ちなみに下写真のようにC6MEYには集塵ホースと電源ケーブルを一体化して使い易くしている。

写真 HiKOKI C6MEYを専用置台に載せた状態

下写真のように丸ノコ置台は45度傾斜しているのだ。

写真 45度傾斜した丸ノコ置台

さて、即席のHIKOKI C6MEY販売促進コーナーは終了して、本題に戻ろう。

置台の脚の部分を作成する

切り出した二枚の側板の脚の部分を作る。

下写真のようにV字型に切り取りたいので、まずは二本の直線部分は卓上スライド丸ノコを使ってカットする。

写真 針葉樹合板12ミリを二枚重ねで卓上スライド丸ノコで直線カット

ワテが使っているスライド丸ノコはHiKOKIのFC7FSBだ。

FC7FSBはDIYの最も安いやつだが、最大切断幅は312ミリなので卓上スライド丸ノコの切断幅としては最大級だ。

切り込み深さ調整機構が使い辛いなどの欠点もあるが、そのあたりを気にしなければ直線カットにはとても役立つ。皆さんにもお勧めしたい。

ジグソーで曲線カットする

卓上スライドマルノコを使ってV字の直線部分をカットした。

あとは曲線部分をジグソーでカットする。

写真 ジグソーで曲線カットしている様子

下写真のように二枚の側板の下部をV字型にくり抜いて、置台の脚が完成した。

写真 二枚の側板の下部をV字型にくり抜いて置台の脚が完成

置台を組み上げる

下写真のように長方形の板を二枚用意して、先ほど作成したV字カットした脚に接合する。

写真 直角クランプを使って針葉樹合板12ミリを接着剤で貼り合わせる

下写真のようにデジタル角度計を使って直角を確かめた。

写真 デジタル角度計を使って直角を確かめたらピッタリ90度、完璧や!

本当ならシンワのデジタル角度計を買いたいところだが、値段が高いのでワテはやっすいヤツを買った。

 

下写真のようにコーナークランプ、F型クランプを沢山動員してしっかり固定した。

写真 木工にはコーナークランプ、F型クランプが必須だ

木工DIYで箱物を組み上げるには、コーナークランプ(直交クランプ)を四個は持っておきたい。

コーナークランプが四個あれば上写真のように箱物の接着作業が一回で済むのだ。

置台の中にブロワー保持横棒を付ける

さて、数時間後に木工用ボンドが乾いたので、次の作業に移る。

下写真のように置台の内部に二枚の針葉樹合板の棒を取り付けて、この部分にブロワーを載せる事にした。

写真 置台の内部に二枚の針葉樹合板の棒を取り付けてブロワーを載せる

下写真のようにブロワーを載せてみた。

写真 ブロワー置台にブロワーを載せてみた

上写真のようにブロワーの吸い込み口が側板で隠されるのでその部分の側板を切り取る事にした。

下写真がジグソーで側板を切り取った状態を示す。

写真 ジグソーで側板を切り取った

なお、上写真では先ほど取り付けた二本の横棒の上に二個の木片を取り付けている。

これはブロワーのモーター部分をこの木片の上に載せる事で安定性を良くしたのだ。

トリマーで木のエッジを丸める

トリマーとはこんな機械だ。

このトリマーにトリマービットの坊主面ビットを取り付けて針葉樹合板の面取りをした。

下写真が坊主面ビットで面取りしたあとの写真を示す。

写真 坊主面ビットで面取りしたブロワー置台

坊主面ビットとは、エッジを一定半径で丸めるビットだ。

今回使った坊主面ビットはR=6.3mmのタイプだ。

 

なお、ワテが使っているマキタM373は回転数35000固定なので使い辛い。

ヤフオクでガラクタを売り払って臨時収入が入ったら以下の製品のどちらかを購入したいと思っている。

AC100V式のトリマなら下写真のKyoceraのやつがお勧めだ。速度可変出来る。

あるいはコードレスの充電式なら下写真のマキタの18Vタイプを買おうかな。HiKOKIでもいいが。

と言う事で、坊主面ビットで面取り作業は完了した。

あとは写真に撮り忘れたのだが、仕上げサンダーを使って全体を240番のペーパーで研磨した。

写真 以前に製作したコーナー棚の研磨作業の様子(仕上げサンダ)

ワテの仕上サンダは集塵システムに接続している。

かつ、先日導入した電動工具連動式集塵機とサイクロン集塵機を組み合わせた集塵システムを使っているので、作業性が格段に向上した。

やっぱり電動工具連動式の集塵機は使い易いわ。今までなら手動でスイッチをON・OFFしていたのだが、その手間が無くなるのは素晴らしい。

ほぼ完成したブロワー置台

と言う事で、現状では下写真のように七割方完成した。

写真 七割くらい完成したブロワー置台

吸引用のホースを付けたのが下写真。

写真 吸引用のホースを付けた

今後の予定としては、以下の通り。

  • 持ち手を付ける
  • 吸引ホースの収納機構を工夫して取り付ける
  • ACケーブルの収納機構を工夫して取り付ける
  • 表面に塗装する

後片付け

今日の作業はここまで。

作業後は掃除だ。

下写真がワテ自作のフロアースイーパーだ。

フロアースイーパーとは床に散らばったゴミを吸引する機構を言う。

写真 ワテ自作のフロアースイーパーは扉開閉式

ワテ自作のフロアースイーパーは上写真のように扉を開けて使う珍しいデザインだ。

下写真のように、フロアスイーパーに繋がる吸引ホース(左端)のブラストゲートを開く。

写真 フロアスイーパーに繋がる吸引ホース(左端)のブラストゲートを開く

そして床に散っている大鋸屑を吸引口に箒で掃き込む。

写真 大鋸屑をサイクロン集塵システムで簡単に回収できるワテ自作フロアースイーパー

その結果、上写真のように大鋸屑が綺麗に吸引されてサイクロン集塵システムで回収できるのだ。

完璧や!

フロアースイーパーは使い終わったら、下写真のように扉を閉じておけば嵩張らないのだ。

写真 ワテ自作のフロアースイーパーは扉付のコンパクト設計

なお、このフロアスイーパーは下写真のようにワテ自作の作業台の脚の部分に取り付けている。

写真 作業台の下にあるフロアスイーパー機構と照明

この作業台の下には物置台もあるので、見易いようにLED照明を付けている。

この手のLED照明はリサイクルショップなどでも入手できるので、安いやつを見付けたら買って来てこのように暗い部分を照らす用途に良く使う。

まとめ

ワレコ

木工DIYの完成度を高めるには、快適な作業環境の構築と、必要に応じて工具に投資する事が重要だ。

ワテが本格的に木工DIYを初めてのが2019年1月だ。

今日が2022年8月30日なので、約三年九箇月前の事か。

それ以来、色んな電動工具を購入した。

などか。

今後、欲しいなあと思っている物は沢山あるが、優先順位の高い物から以下の通り。

でも、費用対効果を考えると、使用頻度の少ない物はなかなか買う決断が出来ないのだ。

(続く)

スポンサーリンク
コメント募集

この記事に関して何か質問とか補足など有りましたら、このページ下部にあるコメント欄からお知らせ下さい。

DIY&電子工作工具・大工道具木工DIY電動工具
スポンサーリンク
シェアする
warekoをフォローする
スポンサーリンク

コメント