ワレコ
そうめん茹でるなだと!?
自称揖保乃糸達人のワテには聞き捨てならない話題が世間に広まっている。
このところ「そうめんを茹でるな!」なんて話題をネットで見掛ける。
まあ、食べ物を自由に調理して食べる事は憲法で保障された誰にでも認められる基本的人権ではあるが、自称素麺達人のワテに言わせればそうめんは茹でなくてはならないのだ。
当記事では「茹でない素麺」などと言う間違った料理法を世間に広めている元ネタを調査するとともに、皆さんに素麺の正しい調理法を紹介したい。
では、本題に入ろう。
茹でない素麺の元ネタを捜す
ワテの猛烈な捜査の結果、茹でない素麺調理法が世間に広まったと思われる動画を発見した。
この動画だ!
本日時点で五百万回以上も再生されている。
三千数百件のコメントの多くがこの動画で紹介されている茹でない素麺の調理方法を絶賛しているのだ。
一体全体この動画に登場する人は誰なのか?
ワテの猛烈な調査の結果、この動画の登場人物が判明した。
▼田舎そば川原
住所:香川県仲多度郡まんのう町炭所東3239-1
店主:川原恵美子
香川県まんのう町の蕎麦屋の店主らしい。
香川県って言うと、金比羅さんがあるところだな。今年のゴールデンウィークに四国・淡路島一周の車中泊の旅に行った時にこの店に寄ってみれば良かった。
ところで、なんで「まんのう町」なんだよ。
漢字で書けよ。
満濃町、万能町、満脳町、饅納町、、、もう訳分からん。
茹でない素麺の調理方法
さて本題に戻って、この川原氏の動画にある素麺の茹で方のポイントを以下に引用させて頂く。
▼茹で方のポイント
沸騰したたっぷりのお湯でゆがく
麺を入れお湯が再度沸騰したら蓋をし火を止める
湯がかない
氷水でしっかりしめる
ぬめりをしっかり優しく取る
ようするに、沸騰したお湯に素麺を入れて再び沸騰したら蓋をして火を止めるのだ。
そして、5分経過したら調理は終わり。これが茹でない素麺の調理法なのだ。
あとは、そうめんを普通に水洗いしてぬめりを取って、氷水に入れて素麺を締める。
ちなみに火を止めて5分経過したら水洗いしているが、この動画の中の説明によると、火を止めて10分経過しても15分経過しても同じで、このように調理した素麺は粘る事もなく、同じ状態を長時間保つ事が出来るらしい。
ほんまかいな!?
茹でない素麺を検証した
実は、ワテはこの茹でない素麺の調理方法を以前に試した事がある。
その検証結果は以下の記事で紹介している。
ワテが上記事で解説した「茹でない素麺調理方法」の検証結果を要約すると以下の通り。
- 茹でない方法で調理した素麺は、普通に茹でる調理法の素麺と比べて2割くらい嵩が増えた。
- 茹でない素麺は大量の水を吸い込んでいて全くコシが無い。
と言う訳で、自称揖保乃糸専門家のワテはそんな素麺は食べたくない。
でもまあ、茹でない素麺動画に関しては、それを絶賛するネットニュースや記事は多いが、批判的なニュースや記事は殆ど見掛けない。
なぜなのかな?
世間の人は、素麺の正しい調理方法を知らないのか?
それとも、茹で過ぎてブヨブヨの素麺を美味いと思っているのか?
もしそうなら、茹でない素麺調理法で作ったブヨブヨでコシが無い素麺を絶賛する人が多い理由は説明出来るが。
島の光素麺と揖保乃糸の違いなのか?
茹でない素麺動画で川原氏が使っているのは小豆島手延素麺島の光の赤帯だ。
一方、ワテの場合は揖保乃糸赤帯だ。
もしかすると、島の光素麺の場合には茹でない調理法が適しているのかもしれない。
と言う訳で、どこかのスーパーで島の光を探して買ってくる予定だ。
まとめ
ワレコ
そうめんは茹でなくてはならないのだ。
昨日も揖保乃糸を食べた。
今日も揖保乃糸を食べる予定だ。
明日も揖保乃糸を食べる予定だ。
ワテが食べるのは揖保乃糸赤帯。
沸騰したお湯に揖保乃糸赤帯を三束入れる。
再び沸騰したら1分15秒から1分40秒茹でる(その日の気分で)。
あとは水洗いしてぬめりを取って、氷水で締める。
そして、ザルで水を適度に切って皿に盛る(氷水に素麺を浮かべる事はしない。ツユが水っぽくなるので)
ネギはツユには入れずに素麺に振り掛ける。
ワサビもツユには入れずに、毎回少量を箸先で取って素麺、ネギ、ワサビを箸で掬ってツユを付けて口に運ぶ。
これがワテ公認の正統派揖保乃糸の食べ方なのだ。
自称揖保乃糸達人のワテが言うのだから間違い無い!
なお、当記事は揖保乃糸で有名な「兵庫県手延素麺協同組合」非公認だ。
今後、公認して貰えるように依頼する予定だが、たぶん無理かも。
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