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【ワレコのDIY】木工作業部屋の板材収納用キャスター付きワゴンを自作【整理整頓】

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タジマ(Tajima) すみつけシャープ(1.3mm) メタルヘッド SS13MH-HB
清水製作所 ラクダ ツーバイフォー定規 ポリカーボネート (PC)
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写真 ワテが買って使ってみて良かった商品。どれも便利で使い易いのでお勧めだ。

ワレコ

ドイツには「Ordnung ist nur das halbe Leben.」と言う諺があるらしい。

日本語なら「人生の半分は整理整頓である」との事だ。

ワテの場合、ドイツ語は一応喋れる。日常生活に必要な会話くらいならどうにかなる(はずだ)。あとは身振り手振りでw

さて、そんなワテが自宅木工作業部屋の整理整頓を行った。

具体的には、板材の端材が多数あり、壁に立て掛けて収納しているのだが、収納と言うよりも単に放置していると言う感じ(下写真)。

写真 ワテの木工作業部屋の壁に立て掛けている板材の端材

その結果、板がずるッと滑って倒れたり、必要な板材を取り出そうとしても取り出しにくかったりと何かと不便。

そこでこれらの板材を収納出来るキャスター付きのラックを自作したのだ。

結論としては、いい感じに整理整頓出来た。

当記事は、その製作過程の備忘録。

では、本題に入ろう。

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板材収納用のキャスター付きラックを自作する

製作時間は延べ約4時間くらい。

どんな構造のラックなのかは、設計図を書いていないのでここでは紹介出来ない。

まあ、以下に示す多数の写真を眺めて頂ければ、どんな構造なのかは分かるだろう。

使用したのは2×4材。

組み立てはコーススレッドのみ。

ラックの側板部分を製作する

写真 2×4材を120mmコーススレッドで接合する

2×4材を120mmのコーススレッドで接合した。

下写真のように2×4材には皿取錐を使って下穴を開けておいた。

木工DIYでは下穴錐の使用頻度は高い。

特に2.5ミリと3.0ミリを良く使うのだ。

2.5ミリは軸径3.3の軸細コーススレッドの下穴用、3.0ミリは軸径3.8の普通サイズコーススレッドの下穴用だ。

今回は3.0ミリの下穴ドリルを使った。

それと、スターエム ハイス六角軸皿取錐 3×9も今回は使った。

あるいは下写真の埋木錐もセットになったやつなら、同じ材でネジ穴に埋木をする事が出来る。

これらの錐を下写真のマキタ充電式ドライバドリルに装着して使う。

写真 120mmのコーススレッドは長い

下穴を開けたら、コーススレッドを捻じ込む。

下写真がワテが使っているマキタのインパクトドライバだ。

写真 マキタ インパクトドライバMTD001(14.4V)MTD001DSXでコーススレッドを捻じ込む

上写真のように、クランプでしっかりと対象物を押え付けておいて両手が自由に使えるようにして作業をするのがDIYの基本だ。

つまりクランプを上手く使いこなすことがDIYを成功させる秘訣なのだ。

マキタMTD001DSXインパクトドライバはLED照明付きなので下写真のように暗い場所でも使い易い。

下写真のように2×4材をロの字型に組み上げる。

スターエム 58X-3090 ハイス六角軸皿取錐 3×9で深い穴を開けようとすると、切り屑が詰まって効率が悪い。

そこでΦ3.0ミリの下穴を開けた後は、下写真のようにΦ10ミリの木工用ドリル刃を付けて穴を開けた。

下写真のように120mmのコーススレッドを二本使って接合する。

 

下写真のように、2×4材を組み合わせて丈夫な支え板を作った。これはラックの側面に使う予定。

取り敢えずここで掃除。

自作のサイクロン集塵システムを使えば楽々と掃除が出来るのだ。

 

下写真のように、掃除が完了して気分爽快。

ラックの底部を製作する

先ほど作った側板と同じ構造で、寸法が若干短いものを作成する。

下写真が、ワテが先日購入した2×4定規だ。

プラスチック製で安っぽい感じがするが、実際に使ってみると超便利なのだ。

 

例えば上写真のように定規を2×4材に被せて、ネジ穴の部分に鉛筆で印を付けた(下写真)。

このタジマの墨付けシャープペンが使い易い。

普通の鉛筆なら時々カッターで削る必要があるが、シャープペンなのでいつも同じ先端太さで墨付けが出来るので使い易いのだ。

下写真のようにこの鉛筆印に穴を開ければ、2×4材の中心に穴を開ける事が出来る優れモノなのだ。

120ミリのコーススレッドの捻じ込みで一箇所、失敗した。

下写真のように側面からネジが飛び出してしまった。

実際の作業では、下写真の部材は裏返していたので、ネジが飛び出しても気づかなかったのだ。

このネジは、マキタインパクトドライバで捻じ込んでいる時に、軽々と入って行くので、ちょっと変だなあとは思ったのだが…

自称DIY達人のワテでも偶には失敗もあるのだ。それでも達人を自任しているのだ。

で、裏返したら写真のようにネジが側面から飛び出していたのだ。

仕方がないので、下写真のように別の角度から三本目のネジを捻じ込んだ。

完璧なリカバリーと言って良いだろう。

この後で、大きく飛び出しているネジは取り除いた。もう一本のネジも少し先端が顔を出しているが、これはそのまま行く事にした。

ちなみに、その時に作業台に付けてしまったネジの傷は下写真の通り。

写真 120mmコーススレッドを捻じ込む時に2×4の側面から飛び出して作業台に傷つけてしまった

飛び出したコーススレッドは、金槌で先端を叩き込んで、引き抜いた(下写真)。

写真 側面から飛び出したコーススレッド

側面から飛び出したコーススレッドは、コーススレッド自身が少し曲がっていたのだ。

その結果、側面から飛び出してしまったのだ。

底部にキャスターを付ける

耐荷重50キロのキャスター(自由回転出来るタイプ)を四個、先ほど作成した底部の骨組みに固定する。

キャスターの固定には、六角フランジタッピンねじ(M6x30)を使った。

M6x30の六角フランジタッピンねじはかなり太いので、念のために下穴を開けておいた。

下写真のように、インパクトドライバで六角フランジタッピンねじを捻じ込む。

インパクトドライバで最後までねじ込まずに、最後の一回転くらいは下写真のようにサイズ10mmのオープンエンドレンチで締め込んだ。

その理由は、インパクトドライバだと一気に強く締め付けてしまうので。トリガーをそーっと引けば回転トルクは微調整出来るのだが、ワテは苦手なのでw

下写真のように四つのキャスターを取り付けた。

ここで再びサイクロン集塵機で床掃除をして、気分をリフレッシュして切り替える。

下写真のようにサイクロン集塵機の電源はフットスイッチでON・OFF出来るようにしている。

側面部材と底面部材をL字型に接合した

上で製作した、側面部材と底面部材をL字型に接合した。

その完成形を下写真に示す。

写真 2×4材で作ったラックの骨組みが完成した

 

側板用の塗装コンパネ12mmを丸鋸カットする

ワテ自作の丸ノコ直線カット作業台を使って塗装コンパネ12mmを直線カットする。

写真 幅910ミリの塗装コンパネ12mm厚をカット開始

この作業台は、丸ノコの刃(1.6ミリ厚)が通る約2.0ミリの隙間を設けている。

その隙間に沿って鋸刃が移動するのだ。

写真 幅910ミリの塗装コンパネ12mm厚をカット途中

 

写真 幅910ミリの塗装コンパネ12mm厚をカット完了

カットした塗装コンパネ12mm側板をコーススレッドでネジ止めする

軸細コーススレッド3.3x30mmを使って塗装コンパネ12mm厚を2×4材の骨組みに固定する。

下写真のように側面と底面との直角を確認しながら、塗装コンパネ12mmを張る。

多少は直角からずれているので、下写真のようにクランプで歪みを修正しておいて、塗装コンパネ12mmを固定した。

下写真のように、一枚目の塗装コンパネ12mmの貼り付けが完了した。

下写真のように、底部にも塗装コンパネ12mm厚を張った。

最後に、下写真のように、もう一枚の塗装コンパネ12mm厚の側板を張って完成だ。

完成した板状の端材収納ラック(キャスター付き)を使う

完成した端材収納ラックを早速使ってみた。

下写真のように、部屋の壁に乱雑に折り重ねて立て掛けていた多数の板材をラックにコンパクトに収納出来た。

冒頭で紹介した一枚目の写真では、多数の端材が部屋の壁に立て掛けてあったが、ラックを使う事で非常にスッキリと収納出来たのだ。

下写真は、横から見たラックの様子だ。

三十枚くらいの端材を高密度に収納する事が出来た。

キャスター移動出来るので、掃除の時には邪魔にならない場所に移動出来るのだ。

完璧や!

まあ、端材をこんなに溜め込む前に、何か作る時にはまずは端材を使う事を考えるほうが良いのだがw

製作費用概算

費用の総額を概算で計算してみた。

項目 数量 単価 小計
2x4材(6F=1830mm) 2 350 700
塗装コンパネ12mm厚 1 1400 1400
コーススレッド(120, 30, 25ミリ) 各数十本 200 200
キャスター 4 200 800
六角フランジタッピンねじ(M6x30)8本入り 2 150 300
    合計 3400円

まあ三千円チョイの費用でこんなにスッキリと部屋が片付くんなら、もっと早く作るべきだったw

まとめ

ワレコ

ドイツの人は硬いドイツパンが好きだ。

日本のパンは柔らかくて物足りないらしい。

当記事では、板材の端材を三十枚くらい収納できるキャスター付きのラックを自作する過程を紹介した。

前々から作ろうと思っていたラックなのだが、実際に作ってみると想像以上にいい感じで端材の整理に大活躍した。

当初は底部の長さは900ミリくらいの寸法、つまりサブロク板の短辺と同じくらいの寸法にする予定であった。

でも、設置場所が狭いので、560ミリにした。

このラックには幅910のサブロク板を載せると350ミリはみ出すが、まあ載せる事は可能だ。

でも、よく考えてみるとサブロク板をまるまる一枚部屋に保管する事は余りない。

なぜなら部屋に溜まるのはサブロク板をカットして使った時の端材だからだ。

なので、560ミリくらいの横幅のラックでも、殆ど全ての端材を収納出来た。

と言う事で、端材の収納が無事に完了した。

自称DIY達人のワテである。

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