われこマップ利用者の皆様へ
2019年(平成31年)も早や2月になり、寒さの中にも春の兆しが感じられる頃となりました。
そんな時に、重大な事件が発生して困っております。
それは、ワレコマップのエラー表示の件です。
こんな表示になります。
図 ワレコマップのエラー表示の例
当記事では、このワレコマップのエラー表示の理由と今後の予定を報告させて頂きたいと思います。
Google Maps APIが有料化された
ワレコマップのサイトでは地図やストリートビュー画像を表示する為に、Google Maps APIと言う機能を利用しています。
その機能は従来はGoogleのサイトで利用者登録をすれば誰でも自由に無料で利用出来ました。
ところが、2018年の7月頃からGoogle Maps APIは有料化されまして、従量制で課金されるようになりました。
従いまして、利用者の皆さんがワレコマップを開いたり、キーワード検索を実行したりする度に、課金されるようになりました。
しかしながら、有料化されたとは言っても年間当たり200ドル分(日本円で2万円分くらい)は無料で利用が可能になっています。
上の文章はワテの勘違いだった。正しくは一ヶ月200ドル分が無料で利用出来るのだ。
1 か月 200 ドルの無料クレジットで利用できるサービス
各カードを下にスクロールし、1 か月 200 ドルの無料クレジットで利用できる各 API のサービスをご確認ください。このクレジットは、マップ、ルート、プレイスに適用されます (レートは変更される可能性があります)。
引用元 https://cloud.google.com/maps-platform/pricing/?hl=ja
2019年の年初にはGoogle Maps APIの画面で残高を確認するとその200ドルが有ったのですが、ワレコマップの利用者の皆さんが地図を開いたり、あるいは、私自身がワレコマップなどの地図サイトの開発の為にGoogle Maps APIの機能を頻繁に使っていたら、その無料200ドルを使い切ってしまいました。
その結果、冒頭のエラー表示画面が出るようになりました。
詳しくは分かりませんが、訪問者さんがわれこマップを表示したり、場所検索をする度に、数円程度の費用が発生するようです。
エラー表示を消すにはGoogle Maps APIに追加料金が必要
と言う事で、このエラー表示を消す為には、追加料金を支払ってGoogle Maps APIを使えるようにする必要がありますが、最低でも数万円/月くらいの費用が掛かりそうなので、どうしようかなあと悩んでいる最中です。
応急処置になりますが、エラー表示の対策としては、われこマップを表示して頂いて、GoogleマップではなくてYahooマップモードにして頂ければYahooマップは問題無く見られますので、それでお使い下さい。
ストリートビュー画像はGoogle Maps APIの機能で出しているので、やはりエラー表示になります。
ワレコマップの今後の予定
今後どうするか検討中です。
以下に示す幾つかの解決方法を考えています。
ワレコマップサイトを閉鎖する
ワレコマップのサイトを作ったのは、確か2015年の6月頃だと思います。
その当時はウェブプログラミングも全く未経験でしたが、偶々見たGoogle Maps APIのサイトに地図作成のサンプルコードが有ったのでそれを見よう見まねで使って、ワレコマップの原型を作りました。
その後、改良を重ねて現在のVersion 4.0になりました。
出来れば今後も継続して改良を続けたいのですが、月々最低でも数万円程度の費用が発生するとなると、それは費用的には難しい問題です。
と言う事で、この際、ワレコマップのサイト並びに、自作の地図サイトは閉鎖するかなあと考えています。
クラウドファンディングで資金を調達する
数名の皆様から、当エラー表示に関して質問やご指摘のメールが有りました。
エラー発生の事情を説明しましたところ、皆さんどなたも例えばクラウドファンディングのような手段を使って資金を調達する案をアドバイスして頂きました。
う~ん、そうですねえ、それも一つの選択肢かなあとは思うのですが、なかなかクラウドファンディングなどの手法には踏み切れません。
と言うのは、今までは、Google Maps APIを無料で使えていたから、自分の好きなようにワレコマップのサイトを作っていました。
それが、もしクラウドファンディングに成功して資金を得ることが出来たとしても、そうなると、今までのように気楽な気持ちでは開発が出来ません。変な物は作れない、ちゃんとしたものを作らなくてはならないと言うプレッシャーを感じると思うのです。
それに、そもそもクラウドファンディングで資金を調達する事自体、上手く行くとは思えませんし。
まとめ
と言う事で、現状では、ワレコマップのエラー表示に関しては、解決策が有りません。
Yahooマップモードで地図だけを表示して頂くしかありません。
Google Maps APIの機能を使う操作は全てエラー表示になります。
ストリートビュー画像もエラー表示になります。
場所検索機能も動きません。
次に200ドル分の無料利用が可能になるのは、2020年ですので、2019年いっぱいはエラー表示になります。
出来るだけ早いうちに何らかの対策を講じたいと思っていますが、、、
wareko
最新情報
本文中に追記したように、200ドルの無料クレジットは毎月貰えるようだ。
なので、恐らく来月3月になれば再び200ドルが無料でチャージされると思う。
そうなればワテ自作の地図サイトも復活するので安心だ。
コメント
セコい
どうしようかじゃなくて最初から金ないから恵んでと書けばいいだけw
仮にクラウドファンディングするのであれば今までお世話になっていた分として出資するのも有りですが、恒常的に月数万円達成は難しいかなあ、諦めて公式で我慢するしかないのかなあと悲しんでいました。
今日も公式のストリートビューに対する不満を感じつつ「wareko mapは良かったのに」と諦めきれず再びワレコのお知らせを見てみたら・・・wareko map復活してる!やったー!
2015年4月にGoogleマップ(ストリートビュー)が以前のマップに戻れなくなってしまい困り果てていろいろ探したどり着いて以来、ずっと愛用させていただいています。
昔のストリートビュー機能に加え、分割方向が変えられるところ、Googleの地図が見づらいときは航空+文字やYahoo地図に切替できるところ、撮影時期の違うストビュ画像を確認したいときは公式のストビューで同じ座標に飛べるところなどなど、かゆいところに手が届くのでとても助かっています。
Googleマップは色が薄くて境目が見づらいので、表示切替で色を濃くすることができたら更に便利になると思います。
でも今以上に便利になると、アクセス数が更に増えてしまうからwareko mapが使えない日も増えてしまう・・・!
じゃあやっぱり新しい機能はいらないかな・・・。悩ましいところですね。
さっき復活してることに気づきました。嬉しい! さん、
コメントありがとうございました。
さて、最近ではワレコマップの利用者さんもそれどほ多く無く、さらに2018年からGoogle Maps APIが有料化されましたので、今後もワレコマップを継続するかどうか悩んでいるところです。
幸いにして月200ドル分の無料利用が可能で有る事を知り、それをワレコマップのサイトでも利用出来るように申請しました。
その結果、無事にワレコマップのサイトが復活しました。現状のアクセス数では、無料200ドルで十分に運用できます。
でも、もし200ドルを超えてしまうと自腹で負担しなくてはなりませんのでそれは避けなければなりません。
まあ、行き成り利用者さんが激増する事は無いと思いますが、例えば自分自身が地図サイトの作成実験で、うっかり何度もGoogle Maps APIをコールすると、それに応じて課金されますので、200ドルを超える可能性も無きにしも非ずなのです。
じゃあ、200ドルを超えた時点で、取り敢えずその月はGoogle Maps APIを使わないようにして(ワレコマップが表示制限モードになる)、翌月に再び無料200ドルで運用する事も可能なのですが、
その辺りの設定が物凄くややこしくて困っています。
Googleサポートの人も、その辺りの問題は分かっているそうで、今後改善される可能性はあります。
と言う事で、現状では、Google Mapsのサポートの人に質問してサポートを受けながら、それらの設定をやっているところなのですが、余りにもややこしい場合は、ワレコマップのサイトを終了するかも知れません。
代替案としては、Yahoo Maps APIは無料で利用できますので、Googleマップの無いYahooマップのみのワレコマップに変更するかもしれません。
その場合はストリートビューも出ませんので、単なるYahooマップ風のサイトになってしまいますが。
それだったら作る意味はないかも知れません…
と言う事で、ワレコマップの存続に関してはもうしばらく検討してみます。