写真 日曜大工をする前に御手水で手口を清めるDIY女子。ほんまかいな⁉
全四回シリーズ記事で紹介しているワテ自作の作業台の製作過程であるが、これが最終回だ。
前回の第三回記事では作業台1号機の製作過程を紹介した。
当第四回目記事では、作業台2号機の製作過程を紹介する。
では本題に入ろう。
ワテ自作の直線カット冶具は使い易いぞ
第二回目記事で紹介したが、ワテが買った初のマキタマルノコM565で直線カットする為の冶具を作成した。
ワテが買ったのはこのマキタのマルノコだ。
ワテの初マキタ!
超便利!
下の写真では、二本の2×4木材を並べて切断する前の状態だ。
写真 ワテ自作の直線カット冶具で二本の2×4木材をカットする
即席で製作したワテ自作の直線カット冶具であるが、上写真に示すようにノコギリの刃の切り込み位置が一目瞭然なので、カットしたい鉛筆線をその切り込み位置に合わせれば良いのだ。
それも、鉛筆線の真上を切るのか、左端を切るのか、あるいは右端を切るのかなどを正確に調整出来る。
とっても使い易いぞ!と自画自賛。
作業台2号機の製作過程
前回までの作業で、作業台1号機はほぼ完成、残りの作業は四本脚のがたつきの調整と、二枚天板の二枚目を張る作業。その辺りは後半に登場する。
一方、作業台2号機も下写真に示すように台座の部分がほぼ完成した。
作業台2号機に天板を載せる
1400x650x12サイズのJAS合板を天板に載せて、32ミリの木ネジで固定した。
写真 1400x650x12サイズのJAS合板を天板に載せて、32ミリの木ネジで固定した
長方形の天板は、奥にある二本の支柱に干渉する部分があるので、その部分を下写真のように切り取った。
写真 作業台を早速活用して天板の隅をカットする作業
作業台に部材を載せて、100均で買った200円の安いクランプで部材を固定すると、びくともしないくらいしっかりと固定出来る。
その状態で両刃鋸で手作業でカットすると、ブレも少ないのでいい感じに仕上がる。
二枚目の天板も同じように加工して二枚重ねの天板を作成した。
写真 12ミリJAS合板を二枚重ねにした作業台2号機
上に載せた二枚目の天板は、当初は木工用ボンドで貼り付ける予定であったが、将来もし天板を交換したい場合に木工用ボンドで貼ってしまうと剥がすのが困難なので中止した。
その代わりに、裏側から22ミリ木ネジで固定した。
天板を交換する可能性であるが、例えば、長年使い込んで天板が傷だらけになるなども考えられるので。例えばマルノコで天板自体を切ってしまったとか。
まあ、そんな時には天板を交換するよりも、さらにもう一枚天板を重ねても良いかな。
12ミリx3枚なので36ミリ厚になるので益々強度が強くなるし。
まあ、兎に角、作業台を使って色々作業してみてから考えよう。
下からも支える
天板は1400x650x24のサイズなので、下からの支えが無くても天板自体の強度で十分に持つとは思うが、買って来た2×4木材の端材がいくつか出たのでそれらを活用する為に下支えの部材に使ってみた。
写真 作業台2の天板を裏側からも支える構造にした
まあ上写真に示す様に、行き当たりばったりで補強した感じだが、まあ強度的には強くなったと思うので良しとしよう。
天板の水平もわりといい感じで出ている
写真 水準器で天板の水平を測る
上写真に示す様に、天板の水平もまあまあ出ている感じなので良しとしよう。
作業台2号機堂々の完成
作業台2号機(下写真手前の大型のほう)がほぼ完成した。
作業台2号機は壁に固定したので、作業台が動く心配がない。
従って、例えば作業台の上で材木に鉋掛けをするなどの作業も非常にやり易いと期待している。
一方、作業台1号機は自由に動かせるので、将来配置換えして場所を変更するなども可能だ。
残る作業は、壁際にも板を張って、各種のハンドツールを壁掛け収納したいと思っている。
写真 作業台2号機が完成した
工具の壁掛け収納に関しては、以前執筆したこの記事で紹介している手法を使う予定だ。
網戸用のゴムチューブを使って工具を引っ掛けるのだ。
作業台1号機の脚のがたつきを修正する
残る作業は、作業台1号機の脚のがたつきの解消だ。
下写真に示すように、一本の脚が3ミリくらい高かったので、その部分をノコギリで切り落とした。
写真 脚の長さを調整しテーブルのがたつきを解消する
当初は、この切断作業もマルノコでやってみようかなあと思ったが、直線カット冶具の固定が難しかったのと、厚みが38×2=76ミリもあるので、一回の切断では出来ない。
表裏から二度に分けてカットすると、どうしても段差が出来てしまう。
この際、両刃鋸で手作業でカットしてみるかなあと思い、やってみたら意外に簡単に切断出来た。
写真 作業台2号機(左)と作業台1号機(右)
上写真に示す様に、二つの作業台は天板の高さもピッタリと揃った。
マルノコで精度良く平行にカット出来る効果は絶大だ。
なお、二つの作業台の隙間は、右側作業台(1号機)を右に動かせば必要に応じて数センチくらいまでは広げる事が出来る。
その隙間を使えばノコギリや丸ノコを使って板材の切断が可能なのだ。
完璧な設計だ!
作業台1号機、2号機の堂々の完成
無事に完成した作業台1号機(右)と2号機(左)。
写真 無事に完成した作業台1号機(右)と2号機(左)
作業台1号機 天板1150 x 550 x 24 高さ774ミリ
作業台2号機 天板1400 x 650 x 24 高さ774ミリ
だ。
二つの作業台の製作にかかった費用
材料代だけだと約1万円だ。そこにマキタのマルノコを加えても総額2万円以内に収まった。
項目 | 仕様など | 単価 | 数量 | 小計 |
2×4杉材 | 38x89x2000 | ¥450 | 16 | ¥7,200 |
JAS合板 | 1820x910x12 | ¥1,000 | 2 | ¥2,000 |
合板カット費用 | 1カット50円 | ¥50 | 4 | ¥200 |
マキタマルノコ | M565 | ¥10,000 | 1 | ¥10,000 |
税込合計 | ¥19,400 |
表 二つの作業台の製作費用概算
2×4杉材は合計16本買ったが、一本余った。それは作業台2号機の壁掛け収納を作る時に使う予定だ。
JAS合板も割と大き目の端材が6枚残っているので、本棚などを製作したいと考えている。
これ以外に、防塵マスクとか、長いサイズの指矩(さしがね)なども買った。
やっぱり指矩(さしがね)はこれくらい長い方が精度良く直角が出るので、完成した作業台の出来栄えも素晴らしい。自画自賛。
まとめ
2019年1月2日(水)から開始した作業台製作プロジェクトであるが、本日1月5日(土)、無事に二つの作業台が完成した。
今後の予定としては、以下の作業を計画している。
- 作業台2号機の壁面に板を張って各種ツールを壁掛け収納する
- コンセントを配置して電気系統の整備
- 即席で作成した直線カット冶具をより良く改良する
- マルノコ利用時のおが屑、粉塵の対策
粉塵対策に関しては、以下のような製品を購入したいのだが、毎日使う品物では無いので数万円の出費は悩むところだ。
あるいは、今使っている掃除機を利用してマルノコ作業中の粉塵を吸い取る機構を作ってみるかな。
と言う事で、ワテのDIY環境は着々と整備されつつあるのだ。
関連記事
作業台に棚を付けてテーブルタップの配線も行った。
狭い工作室を有効利用する為の壁面収納棚を作った。
その後、画期的なサイクロン集塵システムを自作した。
コメント