ワテの場合、PCオーディオ環境の整備に情熱を燃やしている。
今日は久しぶりに机の周りを整理整頓して、PCオーディオ環境も少し変更した。
当記事では、2018年3月31日(土)現在のワテの最新PCオーディオ環境を紹介しよう。
では本題に入ろう。
2018年3月31日(土)現在のワテの最新PCオーディオ環境
下図に2018年3月31日(土)現在のワテの最新PCオーディオ環境の接続図を示す。
従来との違いは、JBL Control 1Xtremeを休止して、新たにケンウッドスピーカーS270を設置した点だ。
このケンウッドS270は以前、リサイクルショップで格安で売っていたので買ったのだ。
ネット情報によると、KENWOOD S270の仕様は以下の通り。
KENWOOD S270 ¥95,000(2台1組、1997年頃)
天然素材の手作りホーンを採用した2ウェイスピーカーシステム。
高域には、フロントにホーンがついた2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
ホーン部は、天然素材を一品一品手作りで仕上げたカナディアン・ハードメープル・ソリッドホーンで、近接試聴時の響きをコントロールすると同時に波面を制御しています。これにより、波面が平面はに近づき、時間差や位相差を低減しています。低域には12cmコーン型ウーファーを搭載しています。
引用元 http://audio-heritage.jp/TRIO-KENWOOD/speaker/s270.html
定価で約10万円もする高級機らしい。
ワテの場合、幸運にもかなり安く買えたのでお買い得だった。傷も無く非常に状態が良いのだ。
そのKENWOOD S270を下図のように組み込んだ。
図 2018年3月31日(土)現在のワテの最新PCオーディオ環境
最新システムの信号経路と音
上図において、音楽信号の流れは以下の通り。
自作PC(Windows10)光デジタル出力
→ 金田式超多機能アナログ&デジタル再生システム(自作)でDA変換
→ ぺるけ式ヘッドホンアンプ Ver.3(自作)
→ ローランド SRA-50 パワーアンプ
→ 自作スピーカーセレクター (1in-2out)
→ Auratone 5C, Kenwood S270を切り替え
こんな感じで音楽を再生している。
このシステムの音であるが、今までで最高にいい感じ。
金田式DACでアナログ信号に変換して、ぺるけ式ヘッドホンアンプを通すと音が耳に心地よくなるのだ。
そしてオーラトーンで聴くと人の声が生々しく聞こえる。
あるいは新規設置したケンウッドS270で音楽を聴くと、ウーハーは低音も良く出て豊かな音場が広がる感じ。
ただし、ラジコやラジルのニュース音声を聞くにはS270よりもオーラトーン5Cのほうが遥かに聞き取り易い。
最近のワテが良く聴くのは昭和の天才歌手 藤圭子さんだ。
https://www.youtube.com/results?search_query=藤圭子
どの曲を聴いても流石に上手い。
もちろんスピーカーはオーラトン5Cで聴く。
オーラトーン5CはPCオーディオ環境に最適だと思う。
ワテの場合、耳からスピーカーまで60cmくらいの近距離だが、それくらいのニアフィールドで聴くとボーカルが艶々していいい感じに聞えるのだ。
オーラトーン5Cは程度の良い物でもヤフオクで1万円前後の安値で取り引きされている。PCオーディオのスピーカー選定で迷っているならオーラトーンしかない。
ワテの推薦のオーラトーンだ。
アマゾンで新品が買える。
木目調もいいなあ。ワテが使っている昔のオーラトーン5Cも木目調だが、この写真のやつとは雰囲気が違うなあ。こちらのほうが少し明るめの木目調だ。
黒もいいなあ。
Kenwood S270を組み込んだワテの最新PCオーディオ環境写真
写真 Kenwood S270を組み込んだワテの最新PCオーディオ環境写真(2018/3/31)
上から、
[ぺるけ式秋月USB-DAC] [金田式超多機能デジタル再生システムNo.213のイコライザ無し] [オーラトーン5C] [ぺるけ式FET式差動ヘッドホンアンプ Ver3] [Kenwood S270スピーカー] [Roland SR-50パワーアンプ 50W+50W(ステレオ、4Ω負荷)]
となる。
従来はぺるけ式ヘッドホンアンプや金田式超多機能DACなどの機器は右側に置いていたのだが、パワーアンプの近くに設置する為に左に移動した。
その結果、配線が短くなりスッキリした。
従来は右手でボリューム操作していたが、新しい配置では左手でボリュームを操作する事になるが、特に違和感は無い。
バナナプラグ式のスピーカーコネクタに付いて改善案
この様なオーディオ機器を設置する場合には、バナナプラグ式のスピーカー用のコネクタを使う場合が多い。
ワテもTOMOCA BP-22 バナナプラグと言うのを何セットか使っている。
トモカ電気株式会社さんは秋葉原にあるプロ用オーディオ機器の有名店だ。
アマゾンでも買える。
さて、上の写真のやつはTOMOCAさんの製品だが、似たような構造のバナナプラグ式スピーカー端子は他社でも沢山の製品がある。
TOMOCA BP-22 バナナプラグの構造と使い方
TOMOCA BP-22 バナナプラグは三つの部品から構成されている。
上図の右端の部品は筒状になっているので、その中にスピーカーケーブルを通す(下図)。
上図において、スピーカーケーブルの先端の銅線を図のように金属部品の淵に沿って花びらのように広げる。
その状態で、三つのパーツを下図のように組み立ててねじ込むのだ。
そうすると、スピーカーケーブルの銅線が中央の金属ブロックに押し付けられて導通する構造なのだ。
スピーカーケーブルの先端にバナナプラグを取り付けられるので便利な部品なのだが、一つ気になる点がある。
それは、ネジ込んでも緩みやすいのだ。
手でねじ込んだくらいでは、暫く(しばらく)すると自然に緩んでしまう。
きつく締め込む為には、例えばプライヤーを二個用意して、二個の金属部品を挟んで回すなどが必要になる(下図)。
図 TOMOCA BP-22 バナナプラグを強固にねじ込むにはプライヤーなどが必要
ところが、このようにプライヤーやペンチで金属部品を挟み込むと、傷だらけになってしまうのだ。金メッキは禿げるし、見た目も汚らしいし。
その対策としては、例えば先端が樹脂のソフトタッチプライヤーなどが有れば良い。
でも、普通のDIY好きな人がこんなプライヤーを二個も持っているはずが無い。
部品を六角形にすればいいのに
二個の金属部品の断面を現状の円形ではなくて、六角形にすれば使い易いと思う。
六角レンチやスパナが有れば簡単に締め付けられる。
ただし全体を六角形状にするには製造コストが掛ると思うので、それは難しだろう。
それなら、現状の円形断面を部分的に削ってこんな断面を持つ部分が有れば良いと思う。
スパナの厚みは数ミリ程度なので、それくらいの幅で削れば良いだろう(下図)。
図 TOMOCA BP-22 バナナプラグの改善案
こんなふうに部分的に平面になっていてスパナで挟み込んで回せると、非常に使い易いと思う。もちろん写真裏側の見えない部分も同じように平面に削ってある。
二個のスパナを使って強固にねじ込む事が出来るので、自然に緩んでしまう問題も起きにくいし、接触抵抗も限りなくゼロに出来るだろう。
是非トモカさんにこのアイデアを採用して頂きたい。
ネジ止め式のバナナプラグの場合
バナナプラグ式のスピーカーコネクタで、ネジ止め式のものもある。
例えば以下の製品。
ワテ推薦のバナナプラグ式スピーカー接続端子
ワテの場合は、前者のナカミチの製品は使った事は無いのだが、後者の製品を購入して使っている。
後者の中身はこんな感じだ。
銅線を差し込んでネジで固定する構造だ。
値段が安かったので買ったのだが、はっきり言ってネジ止めしてもちょっと引っ張るとすぐにケーブルが抜けてしまうので使い物にならない。
上の写真の製品はネジが一個だが同じような見た目の製品で二個のネジで止めるものもある。ネット検索してみたが、ネジが二個の製品でも銅線が抜けやすいようだ。
その結果、接触抵抗が大きくなりスピーカーの音が小さくなる。あるいは、少しの振動で接点が擦れて音楽にガリガリとノイズが乗ったりする。
元々そう言う事態は想定していた。何故なら、この値段なのであまり高品質・高性能は期待していなかったからだ。
半田付けすれば確実
最悪の場合には半田付けしてしまえばいいと思っていたからだ。
で、実際に半田付けした。
注意事項としては、ネジ止めのネジを付けた状態で半田付けする必要がある。
なぜなら、このネジは銅線の固定だけでなく、外側の樹脂のカバーの固定も兼用している。
銅線は半田付け固定するのでネジで止める必要は無くなるが、樹脂カバーの固定にネジが必要なのだ。
ところが、ネジを付けずに銅線を半田付けすると金属部品のネジ穴にも半田が浸透して埋まってしまう。そうなるとネジが入らない。
なので、半田付けする時にはネジ穴への半田の侵入を防止するためにネジを軽く締めておくのだ。
ネジを付ける理由は金属部品の本体のネジ山に半田が来ないようにするためなので、強く締め付ける必要は無い。
半田でネジが固定されてしまうんじゃ無いかと言う心配があるが、多少はネジの部分にも半田が流れ込むが、ドライバーでネジを回せば外す事が出来た。
ネジを外したら、プラスチックのカバーを付けて、改めてネジを止める。
そうするとプラスチックカバーを固定出来るのだ。
なお、半田付けするんなら、最初から半田付け仕様の普通のバナナプラグを買うのも良いだろう。
こんなやつ。
まとめ
ワテのPCオーディオ環境にKENWOODの2WayスピーカーS270を導入した。
アマゾンで買った格安の赤黒バナナプラグ式スピーカー端子にスピーカーケーブルを半田付けして確実に接続した。
金田式DAC、ぺるけ式ヘッドホンアンプ、ローランドパワーアンプの組み合わせで聴いているが、ワテの耳で判断する限り、今までのワテのオーディオシステムで最高の音質に聞こえる。
中古で買ったローランドパワーアンプであるが、なかなか良い音だ。
ただし残念な事に、ローランドパワーアンプSRA-50は入力ボリュームがあるのだが、12時よりも大きくするとノイズが目立つのだ。
PCオーディオ環境なのでスピーカーは耳から数十センチの距離だから、ジリジリと言うノイズは耳に聞こえてしまう。
SRA-50のノイズの原因を突き止めて修理する案もあるが、それも面倒だ。
この際、ワテも自作で何か作ってみたいので、今年は、自作プリメインアンプを作ってみたいと思っている。
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