ワテの場合、タイトル通り、近視、乱視がひどく、さらに今では老眼も混じってまさに目の障害の総合デパートみたいになっている。
まあ、こればっかりは遺伝的要因、生活習慣、体質的なものなどで決まると思うので、運命と思ってそれらと付き合って行くしか無い。
最近では、さらに花粉症気味である。
さて、最近では主に眼鏡を掛けているのだが、若い頃はワテもオシャレに決めたかったのでコンタクトレンズを併用していた時期もある。
もっとも今でも気持ちは若いつもりなのだが。
そんなワテであるが、かなり沢山のメーカーのコンタクトレンズを使って来た。
- ハード
- ソフト
- 乱視矯正付き
- 二週間使い捨て
- ワンデータイプ
などなど殆ど全ての種類のコンタクトレンズ試したと言っても過言では無いと思っている。
まあ、そんなのは自慢にも何にもならないが。
なぜそんな事になったのかと言うと、ワテは体質的に目が乾きやすいのだ。
ドライアイと言う奴か。
涙が少ないのだ。
目が乾きやすい人はコンタクトレンズの選定には十分注意が必要だ。
お店で数十分程度試着したくらいでは分からないからだ。
ちなみに、今はなきリッキーコンタクトレンズの「ソフィーナ」さえも使った経験がある。
リッキーコンタクトレンズ?
ソフィーナ?
何やそれは、聞いた事がないぞ?
と言う人が殆どだろう。
知る人ぞ知る「リッキーのソフィーナ」、知らん人は知らん。まあそうだな。
花王の化粧品の「ソフィーナ」とは違う。
リッキーコンタクトの「ソフィーナ」は最後の砦と言われたコンタクトレンズだ。
ハードも目に合わない、ソフトも目に合わない。
じゃあ、もう「リッキーコンタクトのソフィーナしかないですね」と実際にワテも眼鏡店の人に勧められた記憶がある。
そういう訳で、ワテの場合、コンタクトレンズの裏も表も知り尽くしているつもりだ。
使い方を誤って、角膜に傷が付いて入院した事もある。
それでもワテの目に合うコンタクトレンズが見つからない!
もうコンタクトレンズの裏街道まっしぐらと言う感じ。
その結果、ほぼあらゆるメーカーの製品を使って、かなりの出費をした。
あかん。
その後、紆余曲折を経て現在では基本は眼鏡に落ち着いた。
たまにスポーツの場合にはコンタクトも使う。
そういうワテが、これからコンタクトレンズを初めて使う予定の人に、ワテの体験談を交えてアドバイスをしたい。
あるいは、既にコンタクトを使っているのだが目に合わなくて困っている人にも参考になると思う。
自称「どんなコンタクトも目に合わない自信がある」ワテ
と言う事で、この記事は名付けて、自称「どんなコンタクトも目に合わない自信がある」ワテの
「間違いだらけコンタクトレンズ選び」
だ。
ペンネームは、コンタクトレンズ評論家「徳大寺我古」にするかな。
そんな冗談を言っている場合ではないので、さっそくワテの語るも涙、聞くも涙の悲惨なコンタクトレンズ裏街道人生を紹介したい。
まあ、聞く人にはお笑い話かも知れないが。笑うんじゃないよ。
人生初のコンタクトレンズはメニコンのハード
カメラメーカーのNikon(ニコン)と、コンタクトレンズメーカーのMenicon(メニコン)は全く関係無い。
株式会社メニコンは、愛知県名古屋市に本社を置く国内最大手のコンタクトレンズメーカーである。
社名の由来は、「目にコンタクトレンズ」から。
まあ、ワテの場合カメラなどの光学機器も好きなので、目に入れるレンズにも拘りたい。
まずは有名どころのメニコンとやらを試してみた。
ハードコンタクトレンズだ。
ハードコンタクトレンズの特徴
- ハードコンタクトレンズ文字通り硬い素材で出来ている
- 酸素を通す素材
- 直径は1センチメートル以下だ。(例外もあるかな)
- 水道水で洗っても良いのでソフトより手入れが簡単
- ソフトみたいにフニャフニャではなく硬いのでレンズとしての機能が高い
- 乱視矯正付きのハードもある(乱視矯正ソフトがまだない時代に)
- 目に硬い物を入れるのでスポーツには不向き(危険)
などか。
ワテの場合、乱視がひどい。
ワテは乱視がひどい
視力検査でこんな模様を見せられて、
乱視がない人は均等に見える |
「どっちの方向がはっきりと見えますか?」
と聞かれる。
専門的には「直乱視」や「横乱視」と言うらしい。
横がぼやける 「直乱視(ちょくらんし)」 |
縦がぼやける 「倒乱視(とうらんし)」 |
ワテの場合には、横でも縦でもなく斜めの乱視だ。
「斜乱視」と言う。
それも、右目と左目とで斜めの方向が異なるので、ますますややこしい。
その結果、もし乱視矯正付きコンタクトの左右を間違えて目に付けると、目まいがする事になる。
その当時は乱視矯正にはハードが一般的だった
ワテが初コンタクトレンズを買いにお店に行った時には、乱視矯正付きのコンタクトレンズはハードが主流だった。
お店の人も「乱視が強いですから、ハードが良いと思いますよ。」
と言う感じ。
で、試しにハードコンタクトレンズとやらを目玉に付けてみた。
店員さんに、ワテの人差し指の上に綺麗に洗浄したコンタクトレンズを載せてもらい、それを鏡を見ながら恐る恐る眼球に乗せる。
コンタクトレンズを目にはめる手順
右手の人差し指の上にコンタクトレンズを載せる。
左手の人差し指と親指で目を大きく開いて、眼球の上に右手のコンタクトレンズをそっと着地させる
そうすると目玉の涙や生理的食塩水で塗れているコンタクトが表面張力でピタッとくっ付くのだ。
目を大きく開こうとすると、口まで大きく開くのは仕方ない。
兎に角、コンタクトレンズ初体験だったのだが、ハードコンタクトを目に取り付けた第一印象は、
「こんなもん、目に入れるなんて信じられん。」
「痛いわ!」
だった。
でもまあ、眼鏡をやめてコンタクトに変えてお洒落に決めたいワテとしては、痛いのを我慢して店内で試着したまま過ごす。
しばらくすると慣れてきた。
まあ、これなら行けるかな?
世の中でも、大勢の人が使っている訳だから、ワテにも使えないはずが無い。
そう言い聞かせて、ハードコンタクトレンズ一式を購入したのだ。
数万円の出費だ。
こんな小さな透明のプラスチック片が何万もするのか?
「ボッタクリにも程がある!」
と思ったのだが、まあしかし、コンタクトレンズは単なるプラスチック片ではなくて、眼球の曲率や乱視の具合に応じてオーダーメイドみたいなもんだから、値段が高くなるのも仕方ないか。
それに、眼鏡を買っても数万円は掛かるし、コンタクトに変えたら眼鏡も不要になり、眼元もスッキリするし、これでお洒落に決めて彼女も出来てウハウハ。
そんな期待に胸弾ませてコンタクトを自宅に持ち帰ったのだが。
最初は長時間付けない
コンタクトレンズを買った人は経験があると思うが、お店で幾つかの注意事項をアドバイスされる。
その一つに、いきなり長時間付けない。
がある。
それに初めてコンタクトを付けた人がいきなり10時間も連続で付けっぱなしなんてしたら、目が真っ赤に充血するだろう。
なので、最初は、例えば30分程度付けて慣らすなどが良い。
さて、コンタクトに変えて彼女も出来てウハウハに期待して買って来たコンタクトを自宅に持ち帰って早速付けてみた。
付け方も慣れていないし、付けた後の目の痛みにもまだ慣れていないが、兎に角両名にコンタクトレンズを取り付けた。
RとLと間違えないように注意して。
よし、ちょっと外出してみるか。
これでいきなり自動車を運転するのは危険なので、取り敢えず散歩。
いい感じだ。
眼鏡をコンタクトに変えたら世界が一回り大きく見える感じ
いや実際に大きく見えた。
何故かと言うと、ワテの場合、物凄い近眼だ。
こういう視力検査表で一番上の丸(ランドルト環)が見えたら0.1だ。
でも、ワテの裸眼視力ではそれは見えない。
通常の視力表では5メートル離れて検査するが、1番上のランドルト環(0.1)が見えない場合には、50cmずつ近づいて調べる。
1歩前に進んで4.5メートルの位置から1番上の丸が見えたら0.09の裸眼視力。
- 4メートル 0.08
- 3メートル 0.06
- 2メートル 0.04
- 1メートル 0.02
- 50cm 0.01
- 50cm以下(30cm等)の場合は、0.01以下
ワテの場合、裸眼視力は左右共に0.05くらいなので、かなり近づく事になる。
ワテの眼鏡は近眼のレンズなので凹レンズだ。
下図右側のように、度のきつい近視の眼鏡を掛けている人を正面から見た場合に、眼鏡のレンズ越しに見える顔の横幅が狭く見える。
この症状は、顔と眼鏡の距離が大きいとより顕著に表れる。
そういう眼鏡を掛けている人が、眼鏡からコンタクトレンズに変えると顔の表情がガラッと変わるのだ。
目も一回り大きく見えるし。
一方、眼鏡をコンタクトに変えた本人(ワテ)も、今までレンズ越しに小さく見えていた世界が一回り大きく見えるのだ。
まあ、その辺りは科学的にもう少し厳密に説明すべきかもしれないが、ワテの感覚的な表現をすると、眼鏡からコンタクトレンズに変えたら本当に世間が一回り大きく見えたのだ。数値で言うと10パーセントくらい大きく見える感じ。
今まで眼鏡越しに世界を見ていて、一回り小さく見えていたのが何だか損した気分。それがコンタクトに変えたら自然な大きさに見えるので得した気分。
と言う事で、ワテの人生初のコンタクトレンズに対する印象は、目が痛いのと、多少の手入れの手間が掛かるのさえ我慢すれば、コンタクトレンズは眼鏡よりもいい感じだと思ったのだ。
ところが、ハードのレンズが落ちる
ハードコンタクトレンズをバッチリ両目に嵌めて外出していると、突然レンズが目から落ちるのだ。
目から鱗なら、何か新発見した嬉しい状態だが、
目からコンタクトは、喜んでいる場合では無い。
買ったばかりなのに無くしたら、痛い出費になる。
それに地面に落ちると不潔だし。
ワテの場合、部屋が乾燥していると目が乾くのだ。
それも季節によらずに年中乾燥気味。
目薬を携帯したり、あるいは、生理食塩水を携帯したりして、目が乾燥して来たら目に潤いを与えるようにしてみたのだが。
その直後は確かに目がうるうるして、水分が潤った感じになりコンタクトもが目玉に表面張力でピッタリと張り付く。
いい感じだ。
でも、10分とかそれくらい経つと、また乾燥して来るのだ。
あかん。
そんな状態で、数か月間メニコンのハードコンタクトレンズを使ったのだが、やっぱりダメ。
乾燥して直ぐに外れるのだ。
それで、買ったお店にも何度も相談に行き、ハードでも少し直径の大き目のコンタクトなど試した。
それでもダメ。
良く落ちるもんだから、紛失してしまった。
その後、確か二社くらいのハードコンタクトを試す。
それでもダメ。
それでソフトコンタクトレンズを試すことにした。
問題は乱視矯正だ。
ハードコンタクトなら乱視矯正機能付きも多い。
一方、乱視矯正タイプのソフトコンタクトレンズは今ほどは数が多くなく、あっても高価だった。
でもまあ、ワテの場合乱視が入っているので乱視矯正機能は必須だ。
もし乱視矯正のない普通のコンタクトレンズをすると、確かに視力は回復するのだが、上図で示したように縦や横方向の特定の方向が鮮明に見えたりボケたりするもんだから、目まいがするのだ。
ちなみに、ソフトコンタクトレンズの長所は以下の通り。
ソフトコンタクトレンズの長所
- 文字通り柔らかい素材で出来ているのでソフトでフニャフニャ。
- ハードのように固くないので目に優しい。
- ハードが痛くて耐えられない人でもソフトなら目に馴染みやすい。
- ハード(直径1cm以下くらい)に比べてソフトは直径が1cm以上はあるので目玉によく張り付くから落下しづらい
ソフトコンタクトレンズの短所は以下の通り。
ソフトコンタクトレンズの短所
- 定期的に専用の消毒液に入れて煮沸消毒を行う必要がある。
- 裏返ってしまう事があるのでウッカリ裏返しで装着してしまう事もある(慣れればすぐに見分けられるが)
ソフトコンタクトレンズを使う
さて、ハードコンタクトレンズ一式を買ったのと同じお店で、ソフトコンタクトレンズ一式を購入した。
ソフトコンタクトレンズの場合は以下のようなセットが一式となる。
さて、コンタクトの装着に関しては、ハードを通ケ月使って来たので、ソフトに代わっても難なく目に取り付けられる。
右手の人差し指の上に載せて、左手の人差し指と親指で目を大きく開いて、ピタット付ける。
この頃には、目を開けると口を開ける癖も無くなった。
また左手の人差し指と親指を使って目の瞼を上下に広げなくても、顔の筋肉だけで瞼を大きく開いて、右手に載せたコンタクトを簡単に装着出来る技術も身に付いた。
ワテのコンタクト装着技術も進歩した。
あとは、視力矯正が正しく出来て、眼鏡無しで生活出来て、彼女も出来てウハウハになる予定なのだが。
あかん、ソフトコンタクトレンズがすぐ乾く
買って帰った翌日、早速装着してみた。
新品のコンタクトなので、目に取り付けてもみずみずしい。
ハードでもソフトでもコンタクトの場合、長時間装着するとコンタクトの中にゴミとか老廃物とかいろんなものが溜まるので通気性が悪くなるのだ。
なので、定期的に洗浄をする必要がある。
従って、新品あるいは洗浄直後のコンタクトは、目に取り付けた直後は目に馴染みやすく違和感も少ない。
装着後、一時間、二時間と時間が経つにつれて、通気性が悪くなり目に負担が掛かるので目が痛いなどの症状が出る人が多い。
まあ、中にはそんなの全く気にならない。付けているのかどうかも忘れたなんて言う強者(つわもの)もいるが。
ワテの場合はその真逆で、装着後、一時間もするともう乾燥気味になって来る。
ソフトコンタクトの場合は乾燥すると最悪だ。
涙や生理的食塩水で潤っているとコンタクトレンズとしての機能を果たすが、乾燥してくると、目にゴワゴワした感触が伝わり痛い。
それを解消するために目をパチパチさせて涙を出そうとしてもそんなに急には涙は出ない。
もしワテが名俳優なら、いつでもどこでも必要な時に大粒の涙を流して号泣(ごうきゅう)出来るのだた。
ワテの場合、俳優ではないのでそれは無理。
乾燥対策に目薬、生理的食塩水を目に補う
それで、ワテの場合にはソフトコンタクトレンズの感想対策として、目薬や生理的食塩水を携帯していた。
目が乾き始めると、目に潤いを与えるのだ。
その結果、数分くらいはそれで持つのだが、5分もするとまた乾燥してくる。
それの繰り返し。
なので、朝装着しても午前中が限界だ。
乾燥気味のソフトコンタクトレンズは、パリパリに乾燥している訳ではないが、潤いも少なく「ソフト」では無くなっている。
多少大袈裟に言うと、水に浮かぶクラゲは生き生きしているが、丘に上がって干からびたクラゲみたいなもんか。
午後になるともう目が痛くて付けていられないので外して眼鏡に変える。
アカン。
何万円も出して購入したソフトコンタクトレンズも目に合わない。
再びお店を訪れて店長さんに相談 いよいよリッキー
ワテが頻繁に相談に行くのでもう完全に顔なじみなった。
割と大き目の店なのだが、ワテのようにコンタクトが目に合わない客(患者かな)もたまにはいるようで、店長さん自ら親身になって対応してくれるようになっていた。
ワテ「装着直後は問題ないのですが、一時間もすると乾燥してくる。」
ワテ「目薬や生理的食塩水を点眼しても5分もするとすぐ乾く。」
ワテ「どないしたらええでっしゃろか?」
店長「そうでおますなあ~、困りましたなあ~、どないしましょか。」
などとヘンテコな関西弁で会話したのは冗談であるが、もうどないも出来ません。
しばらくして、店長さんからじゃあ、
「リッキーを試してみますか?」
との提案。
「なんですの?リッキーって?」
とワテ。
お客さんみたいに涙が出にくくて乾燥しやすく、ハードもソフトも体質的に合わない人がたまにいるんですが、このリッキーなら合うかもしれません。
最後の砦と言われている奴ですがという主旨の会話をした記憶がある。
それがリッキーコンタクトレンズのソフィーナだ。
リッキーコンタクトレンズは
かつて存在したコンタクトレンズ専門メーカー。
その後チバビジョンに吸収合併された。
さらに現在では、製薬大手のノバルティス社の傘下の日本アルコン株式会社に統合されたようだ。
「リッキーコンタクトレンズ」の「ソフィーナ」とは、確か、
「世界初の非含水性ソフトコンタクトレンズ」とか言われていた記憶があるが忘れた。
つまり、ハードが目に痛くて耐えられない、涙が少ないのでソフトコンタクトがすぐ乾燥する。そんな人向きに発売されたレンズなのだ。
まあ世界初と言うくらいなので画期的だったのかもしれない。
さてそのリッキーコンタクトレンズのソフィーナであるが、幾つかの特徴があった。
- 見た目が分厚くてぼってりしている。直径も大きい感じ。
- 厚みがあり、水分を含まないでの乾燥しない。
- 確か、水道水で洗っても良かった(ハードと同じように扱える)
-
確か、乱視矯正機能は付いていなかったと思うが最後の砦なので妥協した。
そのリッキーのソフィーナを試着させてもらう。
大き目の厚ぼったいコンタクトを目に付ける。
大きいがソフトなので違和感は無かった。
よし、店長さんが勧めるんならこれで行くか!
またしても数万円の出費。
財布が痛いわ。
これで目も痛くなったら、まさに踏んだり蹴ったりでんがな。
早速試す。
リッキーを装着して外出した
装着して出掛けてみた。
コンタクトレンズも数種類目だし、初めてハードコンタクトを付け始めてから一年以上経っている。
ワテもコンタクトレンズの初心者は脱出したという安心感が有ったので、初めて装着するリッキーのソフィーナであるが、電車で遠出した。
その時に、うっかり忘れて眼鏡を携帯していなかったのだ。
朝装着して、昼くらいには目がゴワゴワ。
あかんがな。
やっぱりワテの目はコンタクトが合わない体質なのか?
ここに、「どんなコンタクトも目に合わない自信がある」ワテの誕生である。
そんな自信、いらんわ!!
さて、困った。
眼鏡を持っていない。
目がゴワゴワする。
目薬を差しても、生理的食塩水を垂らしても一時的には回復するが、5分と持たない。
眼鏡が無い。
コンタクトを外せば良かったのだが、裸眼だと何も見えないし。
その結果、目が痛いのを我慢しながら、
- 目薬
- 生理的食塩水
- 目をパチパチ
- 目を瞑って指で目玉をマッサージ(これが悪かった!)
などを繰り返し、だましだまし痛いのを我慢。
駅のトイレで鏡を見ても、もう目が真っ赤。
兎に角、どうにか自宅に戻ったのだ。
そしてコンタクトを外してほっと一息。
疲れたので風呂に入ってお湯に浸かってリラックス。
ところがお湯に浸かっていたら、周囲の状況が良く見えなくなってきた。
もともと強度の近視だから裸眼では周囲のものはボケボケにボケている。
さらに湯気のある浴室なので、相乗効果で益々ボケて見えるのだが、今日はいつにも増して見えづらいぞ?
そんな近視のワテでも、近視なので30cmくらいの範囲なら割と鮮明には見える。
ところが、その時には20~30cmの距離にある手のひらの模様すら見えない。
まるで水の中で目を開けた感じ。
全ての物体の輪郭がボケているのだ。
でも目に痛みは無い。
目が見えない! 病院行き!
何かおかしい?
何か嫌な予感。
風呂を上がっても周囲の様子がボケていて何にも見えない。
眼鏡を掛けても状況は変わらない。
それに風呂では痛みが無かったのだが、風呂から出たら少し目に痛みも感じる。
兎に角、目に何か異常が起こっているようなので、病院に行く事にした。
夜なので暗い。
幸い近所に比較的大き目の総合病院が有ったので、徒歩で夜間救急診療の窓口に辿り着けた。
幸い眼科の先生が居たので直ぐに診察してもらう。
そしたら、角膜に傷が付いているとの事。
コンタクトレンズを装着したまま目を瞑って瞼(まぶた)の上から指でグリグリしたのが原因だった。
乾燥して目に違和感が有ったので、指でグリグリマッサージして痛みを緩和しようとしたのだが、気休めにしか無らない。
それどころか、角膜に傷を付けてしまったのだ。
傷と言うよりも、コンタクトレンズ使って目玉の表面を磨いた感じ。
なので角膜の表面が薄く剝がれている感じ。
眼科の先生曰く、
「かなりの重症ですね。」
そんな、平然と言われると益々動揺するんですが!!
眼科の先生「でもまだ若いし、自然に回復するでしょう。」
ほんまかいな!!
ああ安心。危うく失明するところだった。
と言う事で、炎症が起きないように抗生物質を塗ってもらい、予備の薬ももらい自宅に帰った。
翌朝目が覚めると、幸いにして、視力も回復していたので普通の生活に戻る事が出来た。
まあ、今考えると怖い事件であったが、角膜の表面をレーザーで削って屈折率を変えて近視を強制する治療法などもある。
いわゆるレーシックと言う奴か?
ワテの場合、自分で角膜を削った訳だが、それが原因で視力が良くなった気はしない。
まあそりゃそうだろう。
もしそれで近視が治ったりしたら、それはワテの大発見やし。
「自宅で近視を治せる角膜研磨キット」(仮称)で販売できたかも知れない。
んな、アホな!
まあ、いずれにしてもこの事件はリッキーコンタクトレンズのソフィーナが原因ではなくてワテの使い方の問題である。
コンタクトを装着中に目に違和感を感じたら、すぐに外して眼鏡に変えるベきである。
特に目に塵(ちり)や埃(ほこり)やゴミなどが入ると、コンタクトレンズと眼球の間に挟まり、目が物凄く痛い。
無理に目玉を動かしたり、指で目をこすったりすると角膜に傷が付いてワテみたいに病院送りなる可能性があるので要注意だ。
しばらくはコンタクトはやめる
こういう事件、いや事故と言うべきか?に巻き込まれたのでしばらくはコンタクトを使わない事にした。
しかし、未だに彼女も出来ない。
コンタクトへの情熱が再び強くなる。
こうなったら、使い捨てコンタクトレンズを試すか!
- ツーウィークアキュビュー(2ウィーク アキュビュー)
- ワンデーアキュビュー
などある。
今では、かなり安くなりネット通販でも手軽に買えるが、その当時はかなり高かった。
もうこうなったらヤケクソと言う奴だ。
お店に行って、各社の使い捨てコンタクトレンズを試した。
ボシュロムも試した。
アキュビューも試した。
有名どころは前部試させてもらった。
その結果、ワテの場合には非常に特殊な目玉のようで、目が乾きやすい。
一週間とか二週間とかの連続装用タイプだと、普通のソフトコンタクトレンズ同様に新品を付けた直後は良いのだが、数日使っていると鮮度が落ちる感じで目に違和感を感じて来る。
と言う事で、ワンデータイプにした。
これなら毎日鮮度の良い天然物のマグロを食べる感じ。
干乾びた(ひからびた)回転寿司の不味いマグロなんて食ってられない。
ワテは生ものに五月蠅い。
なんのこっちゃ良く分からないが、兎に角、ワンデーだ。
毎日新品なので鮮度が良い。
ワンデーアキュビューを使ってみた
自称「どんなコンタクトも目に合わない自信がある」ワテであるが、ワンデーアキュビューを使った素直な印象は以下の通り。
- 毎日新品を装着できるので気分が良い。
- 気分的なものだけでは無く、敏感なワテの目でも鮮度の良さを感じる。
- 朝付けて、夕方から夜くらいまでは違和感が無い。
- でも早朝5時に付けて夜中の12時まで付けっぱなしはちょっと厳しい(目が痛い)。
- 乾燥した環境では昼ぐらいにゴワゴワして来る場合もあるので目薬、生理的食塩水で対処
- どうしても我慢出来ない場合には、新しい奴を装着する。
と言う感じ。
一日に使い捨てコンタクトレンズを2セット使うとなると少々勿体ないが。
1セット辺り半日なので、
- 半日アキュビュー
- ハーフデーアキュビュー
と言っても良いかもしれないが、そんな製品が有るのか無いのは未確認だ。
と言う事で、ワテみたいに目が乾きやすくてドライアイな人は、ワテの体験談からアドバイスするなら、使い捨てコンタクトレンズがお勧めだと思う。
いやお勧めと言うより、ワテの場合にはこれしかないと言える。
悪いコンタクトレンズ屋さん、悪い眼鏡屋さんの見分け方
コンタクトレンズのお店は沢山ある。
眼鏡屋さんも最近では数千円で作れるお店もある。
安かろう悪かろうとは断定は出来ないが、初めて眼鏡やコンタクトを作る人は注意が必要だ。
今までの文章では、ワテのコンタクトレンズ裏街道人生を語ったが、眼鏡に関してはそれ以上に長い人生経験があるワテだ。
そんなワテが皆さんにアドバイスをしたい。
コンタクトも眼鏡もどのお店で買っても品物は同じだ。
でも、コンタクトを作る場合には眼科医の診察が必要なので、しっかりと診察してくれるお店を選ぶと良いだろう。
眼鏡屋さんの店員には資格はいらない。誰でもなれるのだ。
あなたが初めて眼鏡屋に行って人生初の眼鏡を作るとしても、応対してくれる店員さんが、今日からアルバイトで働いている店員さんの可能性もあるのだ。
そんな人が、視力検査の機械を覚えたての知識で操作して、あなたの目の検査をするこ事になる。
まあ、素人でも熟練者でも、正しく機械を操作する限りは同じ計測結果にはなるとは思うが、でも、何事に於いても長年の経験と勘が必要な職業は多い。
ワテの場合には、過去にそんな新人店員さんに当たって失敗した経験も多い。
なので、ワテの場合には、今では眼鏡を新しく作る場合には必ず事前に眼科医できっちり診察してもらい、視力検査、乱視、遠視などの検査をしてもらう。
そして、そのお医者さんに処方箋を書いてもらうようにしている。
その処方箋を持ってコンタクト屋、眼鏡院に行く。
その処方箋があれば安心だ。
眼科の診察の費用は病院によっても異なると思うが数千円程度なので、多少の出費にはなる。でも、この処方箋が有れば、いきなり素人みたいなお店で眼鏡作って数万円がパーになるリスクを低減出来るので、そう考えれば高くは無いだろう。
まとめ
ここまで読んで頂いた皆さんは、これからコンタクトレンズを初挑戦する予定の人が多いと思う。
ワテの悲惨なコンタクトレンズ裏街道人生では、数十万円の出費になった。
アカンがな。
以下、ワテがお勧めする正しいコンタクトレンズ・眼鏡の作り方の手順だ。
- 信頼できる眼科病院で視力検査をしてもらい処方箋を書いてもらう。
- コンタクトレンズ店、メガネ店へ行く。
- 日曜祝日は客が多く、店も忙しいので適当に流れ作業であしらわれるので平日が良いかも。
- 出来立てホヤホヤのお店には、未経験の新人が多いので敬遠する。何されるかも分からないので怖いし。
- 長年地元でお店を開いている信頼できるお店が良い。
- 店に入ったら、辺りを見回す。
- 経験豊富そうな店員さんを見付ける。
- 例えば眼鏡を掛けている店員さんと眼鏡を掛けていない店員さんがいたら、眼鏡を掛けている人のほうが良い。
- 眼鏡を掛けていない店員さんは、眼鏡を掛ける人の苦労や気持ちが分からない場合がある。
- 良い店員さんは視力が良くても伊達眼鏡を掛けて、眼鏡を掛ける人の気持ちを分る努力をしている。
- お店で視力検査、乱視検査などを受けるが、何か疑問があれば何でも質問すると良い。
- 「今やっているのは何の為の検査ですか?」と言う質問に対して正しく答えられないようなら担当者さんを変えてもらう。
- 目は大事にしたいのでそれくらい慎重になっても良いだろう(五月蠅い客が来たと思われるかもしれないがwww)。
- 万一、目に合わないコンタクト、眼鏡を選んでしまうと目に悪いので、店の技術や対応に疑問を感じたら途中でやめても良い。
- 店は沢山ある。気に入らない店で買う必要は無い。
- 「気が変わったので、申し訳ないですが、今日は買うのはやめます。」と言って帰ろう。
- 言い出せないお人好しな人は、とっさに携帯を取り出して「あ、急用ですか?今すぐ行きます。」と演技して店を飛び出そう。
自称「どんなコンタクトも目に合わない自信がある」ワテのコンタクトレンズ体験談でした。
これからコンタクトレンズを購入する予定の人の参考になれば幸いである。
もし「自称どんなコンタクトも目に合わない自信があるワテ」の目に合うコンタクトがありますよというチャレンジャーなコンタクトレンズメーカーさんはご連絡いただければ幸いです。
試供品などお送り頂けましたら、実験台になっても良いですが。
でも多分、ワテの目には合わない自信がありますが。
もしその製品でワテのコンタクトレンズ裏街道人生が表街道になるんなら、このブログで宣伝しても良いです。
「自称どんなコンタクトも目に合わない自信があるワテ」の目に合うコンタクトならば爆発的ヒットする事は間違いないだろう。
さあ、そんなメーカーはあるかな?
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