2016年8月2日(米国時間)、MicrosoftはWindows 10 Anniversary Updateを公開した。
ワテのパソコンも先日の7月29日の期限内に無事に無償アップグレードをしたので今はWindows 10が使える。
さて、このWindows 10 Anniversary Updateであるが、ワテは暫くはインストールしない予定だ。
具体的には、2週間くらいはインストールせずに世間の様子を見るつもりだ。
その理由は、急いで入れてしまった後で、万一Windows 10 Anniversary Updateにバグでも発見されて何か不具合が出たりすると面倒だからだ。
マイクロソフトでも、そういう問題が起こらないように事前に十分テストしているのは確かだ。
しかしながら、世の中のパソコンなんて何十億台?も有る訳で、それらのうちWindows10の比率は未確認だが、勝手に推測すると世界中で数億台くらいはWindows10だと思う。
Windows 7からバージョンアップしたもの
Windows 8からバージョンアップしたもの
などいろいろある。
また、一口にWindows 7と言っても、Home、Professional、Ultimateなどのバージョンもある。
さらに、どういう更新が適応されているとか、どういうアプリケーションをユーザーが追加でインストールしているかなど千差万別である。
なので、それらをアップグレードして出来上がった世界中にある数億台のWindows 10パソコンなんていうのは、要するにどれも同じ物は無いのだ。
だから、マイクロソフトの人が一所懸命にテストをしても、予想外の問題が起こらないとは限らない。
慌てるなんちゃらは、、、かもしれないぞ!
更新プログラムが出たら急いでインストールしたい気持ちは分かる。
新型iPhoneの発売日に徹夜して並ぶ人々の心境に近い物がある。
でも、そういう場合でも初期ロットには何か問題があるかも知れない。
今回のWindows 10 Anniversary Updateを入れる事によってセキュリティの強化もあるようなので、入れるのに越したことは無いのは確かだ。
でも、1~2週間くらい世間の様子をみて、大きな問題などが無ければその時点で入れても全く問題は無いので、ワテの場合はそうするつもりだ。
万一、OSがらみでパソコンにトラブルが起こった場合、OSの再インストールをしたり、バックアップデータからの復元など、丸一日掛かりで復旧作業をしなければならないなどの恐れもあるし。
「傷だらけの人生」 藤田まさと作詞・吉田正作曲
古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。
どこに新しいものがございましょう。
生れた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。何から何まで 真っ暗闇よ
筋の通らぬ ことばかり
右を向いても 左を見ても
馬鹿と阿呆(あほう)の 絡み合い
どこに男の 夢がある
さて、気になったので今回のUpdateがらみでネット検索をしてみた。
そうすると、
既に幾つかの不具合が報告されているようだ
某大型匿名掲示板などの情報によると、真偽のほどは未確認だが、以下のような問題を報告している人もいる。
- OSの設定が全部リセットされた
- 「回復パーティーション」を勝手にシステムドライブ内に作られた
- 高速スタートアップをオフにしているPCでも、強制的にONに戻される
- フォントなどカスタマイズした設定が、全てリセットされてる
- 署名無しドライバは全部消されてる、再インストールは可能
- Nvidiaグラボのゲーム別設定がリセットされた
- いくつかのデバイスドライバが消失(入れ直しで復活)
- サウンドブラスターの設定が初期化
- LANアダプターのIPv4プロトコル設定のデフォルトゲートウェイが空白に
- ATOKのオンライン認証やり直し
- splashtopでリモートアクセス不可
- Tclock使用不可
などである。
これ以外にも、数々の問題が報告されているようだ。
なので、ワテの予想は大当たり!
かもしれない。
Windows 10の全世界同時アップデート戦略の意味
ちなみに、このWindows 10の全世界同時アップデートという戦略はワテの推測では今後も正しく機能する事は無いと思う。
結局、今まで通りの個別の更新プログラムを適用する方式に変るだろうと予測する。
iPhone, iPadなどの利用者の場合にはアップル純正の唯一無二のハードウェアであるから、そのハードウェア向けに十分テストしたiOSであればそれを世界中に配布しても問題が起こる可能性は極めて少ない。
おそらくマイクロソフトはそういうのを真似してWindows 10の全世界同時アップデートの方式を導入したに違いない。
しかしながらWindowsが動くハードウェアはDELL, HP, 自作機など様々であり、かつ、無数の追加ハードウェア、無数の追加デバイスドライバ、無数の追加アプリケーションソフトがインストールされている。
そんな無限の組み合わせの環境に対して、完璧な更新プログラムを作成出来る訳が無い。
何故ならば、一度もテストしていない環境に対して更新プログラムをインストールする訳だから、何が起こるかなどはインストールした後で無いと分かる訳が無いのだ。
その点が、iPhoneやiPadに対するiOSの更新をインストールする場合と、無限の組み合わせのWindows環境に更新をインストールする場合の根本的な違いなのだ。
ワテの予想では、今回のWindows 10 Anniversary Updateに関するトラブルは今後も世界中で報告されてIT業界の重大事件になる気がする。
そして、年内くらいにはマイクロソフト社は方針を転換して従来通りの個別の更新プログラムを必要に応じて発表するという戦略になるのではないだろうか。
そうすれば更新を入れて運悪くパソコンの調子がおかしくなった場合でも、それは何億人のユーザーの中の一人の問題と言う事で自己責任と言う事になり闇に葬られるから目立たないし。
今回みたいに、全世界で一気に更新なんてやると、多数のトラブルを無視する事は出来ないだろう。
なお、以上の予測はあくまでワテの個人的な見解です。
まとめ
Windows 10 Anniversary Updateを直ぐに入れるかどうかは皆さんの自由である。
ワテの場合は、8月末くらいに入れる予定。
ちなみに、ワテは新しい物好きだ。
追記
その後入れてみた。
デフォルト設定で入れると問題が多数あるので要注意だ。
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