報道によると、
2016年4月1日(金) 午前9時30分現在
日本航空(JAL)のコンピューターシステムで障害が発生しており、多数の国内線が欠航や遅延しているらしい。
障害が発生したのは、午前8時頃。
現時点では、復旧の見通しも立っていないそうだ。
4月1日のエイプリルフールではなくて、本当に障害が出ている。
当記事では、このJALの障害に付いて調査した。
では、本題に入ろう。
JAL重量管理システム障害の詳細を調査する
重量管理システム、そんなものが有るのか!
その問題のシステムとは、
機体の重量や重心を管理する「重量管理システム」
というものらしい。
そんなシステムがあるなんて初耳だ。
それに重量を管理するというのは分かり易いが、機体の重心を管理する必要性があるというのは初めて知った。
確かに、飛行機には沢山の荷物やコンテナを搭載し、かつ数百人の旅客が乗るので重量バランスを考慮する必要はあるだろうな。それと燃料も大量に積むし。
そういう事情を、今回のニュースで初めて知った。
気になったので調べてみた。
重量管理システムとは
この東洋経済の記事によると、このJALの重量管理システムは、約2年前に刷新された新システムらしい。
時期 | 説明 |
2014年1月 | 従来のシステムから刷新した |
2014年6月5日 |
システム障害により合計174便の国内線を欠航し、14000人に影響した。 9時15分ごろにダウン。17時ごろに復旧したものの、システムが止まっている間の運航便の大半を飛ばせなかった。初めてのトラブル。 |
2016年4月1日 | 今回二回目の障害。 |
そのシステムで何をするかと言うと、
飛行機に搭乗予約している人数からその重量が計算できるので、併載する貨物の個数やどの場所に搭載するかを事前にシミュレーションするシステムらしい。
季節、曜日などでも条件は変わるだろうから、飛行機ごとに膨大な計算をしているようだ。
それ以上の詳しい情報は未確認です。
ANAシステム障害が連鎖?
先日、全日空(ANA)の国内線予約システム(エイブル)で大規模障害が発生し、原因はシスコのスイッチ Catalyst 4948E の故障が原因だったと発表された。
今回のシステム障害は、その全日空ではなくて別の会社の日本航空だから、全日空の障害とは無関係で、たまたま連続的に発生しただけだろう。
でも
「二度ある事は三度ある」
という諺もあるので、
全日空、日本航空と来たら、次は
エアドゥ(AIRDO)
ピーチ(Peach Aviation)
の人たちは、今回の全日空や日本航空のシステム障害は他人事ではないので、おそらく自社システムの安全性とか信頼性などを再確認しているのでは無いかと思う(ワテの推測です)。
ポアソン分布
ちなみに、滅多に起こらない事は、立て続けに起こり易いと言うのは、科学的に正しいらしい。
確か、統計学の世界でポアソンと言う人が発明したポアソン分布とか言う理論らしいのだが、ワテはそれ以上の事は知らない。
参考までに、Wikipedia のポアソン分布の説明の一部を以下に引用すると、
定数に対し、自然数を値にとる確率変数Xが
を満たすとき、確率変数Xはパラメータのポアソン分布に従うという。
ここで、 はネイピア数 ( = 2.71828…)であり、 は の階乗を表す。また、 は所与の区間内で発生する事象の期待発生回数に等しい。
P(X=k)は、「単位時間中に平均で 回発生する事象がちょうど k 回(k は非負の整数、k = 0, 1, 2, …)発生する確率」に相当する。例えば、事象が平均で2分間に1回発生する場合、10分間の中で事象が発生する回数は、 のポアソン分布モデルを使って求められる。
引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/ポアソン分布
う~ん、さっぱり分からん。
まとめ
勉強せなアカンな。
こういう本を読まなアカン。東京大学出版会って名前が既に難しそうだ。
そういう場合は、こんな本が良いかも。
かなりチャライぞ。
表紙はともかく、中身は確かだろう。
本日の時点では、商品ランキングは最初の東大の本よりも高いし。
続報(2016/4/1)
日本航空によりますと、1日朝から続いていたシステムトラブルは、午前10時ごろ復旧したらしい。
その一方で、ダイヤの乱れは続いていて、一部の便に欠航が出ているとの事なので、飛行機に乗る人はフライトスケジュールの確認が必要だな。
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